「特上カップヌードル」4種を食べた感想

超ひさしぶりのカップ麺の紹介記事です!

とはいえ、以前のようにカッチリとした記事ではなく、
今回たまたま気になって「特上」を4つとも食べたので、
「じゃあブログ記事にでもするか」と思っただけです!

そんなノリの記事なので、残念ながら写真もありません;

ただそれぞれについての分析にはしっかり力を入れています!(`・ω・´)

◎コンセプト


まず今回の「特上カップヌードル」のコンセプトを見ていきます!

日清からはっきりとしたコンセプトが発表されていたわけではないですが、
4つを食べてみた感じ、おおむね次の2つがポイントになっているようです!

・ベースのスープのグレードアップ
・飛び道具的な要素でそのスープの個性を引き立てる
・具の改良

具の改良については正直なところ「シーフード」以外はそれほどでもないので、
今回の記事ではそれほど力を入れて説明はしないと思います!

なので、キーになってくるのは「スープのグレードアップ」と
「飛び道具でスープの個性を立てる」の2つになりますね!

この2つにポイントを絞りながらそれぞれを見ていきたいと思います!

◎特上チリトマト


・ベースのスープのグレードアップ
・飛び道具的な要素でそのスープの個性を引き立てる

この2つを忠実にバランス良く成立させたのがこの「特上チリトマト」です!

まずベースのスープについてはトマト感を強めて濃度を高めています!

そして調味油によってタバスコ的な酸味と辛味を引き立てて、
「リアルなメキシコ料理っぽさ」がかなり強まっています!

カップヌードルシリーズはどうしてもスナック感がありますが、
今回はこの調味油によって「リアルな料理感」が出ていました!

具材は鶏ベースの白い謎肉が豚ベースの唐辛子謎肉になってましたが、
正直なところこの変化についてはどうでもいいような感じがしました;

そんな感じで2つの要素をバランス良く引き立ててはいましたが、
「ベースのグレードアップ」感についてはあくまでほどほどで、
どちらかと言えば「調味油による個性」のほうが強めでした!(=゚ω゚)

なので、どちらの要素も★3ぐらいかなというところですかね!

「まとまってはいるけど驚きはない」という感じでしたね!

◎特上カレー


・ベースのスープのグレードアップ
・飛び道具的な要素でそのスープの個性を引き立てる

こちらも「特上チリトマト」と同様に両方がバランス良かったです!

ベースのスープは粘度が上がり、さらにビーフの要素も加わり、
全体的にコクがグッと増しているのははっきりわかりました!

そして飛び道具として後入れスパイスを加えることで、
もともとの「カップヌードルカレー」に足りないスパイス感が引き立ち、
「なるほど狙い通りの作りではあるな」と思わせてはくれました!(*゚ー゚)

一方の具材はポテトが皮付きポテトになっていましたが、
これもやはりそれほど効果的というわけではなかったです!

どうもこの「特上カレー」、他の人達からは評判が悪いのですが、
自分は今回の「特上カップヌードル」の全体的な狙いを見ると、
それを最もバランス良く表現できていたように思いますね!

ベースのスープのグレードアップ感は「特上チリトマト」より顕著で、
後入れスパイスも極端な変化球というわけではなかったですし、
それでいてきちんと全体に高級感を与えてくれてましたからね!

ただ逆に変化球を求めていた場合は多少期待外れになるかもです!

自分としては「ベースのグレードアップ」感は★4、
「スパイスによる個性の引き立て」も★4という感じですかね!

◎特上シーフード


・ベースのスープのグレードアップ
・飛び道具的な要素でそのスープの個性を引き立てる

これまでの2つはこの両要素をバランス良く合わせてましたが、
残る「シーフード」と「しょうゆ」では様子が変わってきます!

というのも、「特上シーフード」は後入れの小袋がないので、
「飛び道具による個性の引き立て」がそもそもないのです!

なので、「純粋なグレードアップ」だけで勝負してきてるのですね!(*゚◇゚)

その「ベースのスープのグレードアップ感」ですが、
これについては4種の商品のうち、これが圧倒的に1位です!

やはりそこに全力を注いだだけあって、レベルは非常に高いです!

シーフードの風味が従来のものより強さも幅も広がっていて、
それでいてベースとなっている動物系の風味も厚みがある、
両方に厚みが出ていて、純粋なグレードアップと言えます!

ほんとにそのまま「シーフードヌードルの高級版」なのですね!

そして具材についても「シーフード」は非常に頑張っています!
海老が入ったことで、イカと海老の共演となっているのですね!

「具材の変化によるパワーアップ」感でもこの「シーフード」が圧倒的です!

弱点を挙げるなら、「変化球っぽさが全くない」ところでしょうね!
それを求めていた人はどうしても肩透かしにはなるでしょう!

ただ「純粋なシーフードヌードルの上位版」と言える味なので、
シーフードヌードルが好きな人なら確実にいけるでしょう!

「ベースのグレードアップ」感は★5と言っていいでしょう!

一方の「調味油による個性の引き立て」については、
後入れの小袋そのものがついていないので評価なしです!

◎特上カップヌードル


さぁ・・・これがちょっと難しいのですよね;

実はこの商品だけが明らかにアプローチが異色なのですよ;

というのも、これまでの商品で着目してきた、

・ベースのスープのグレードアップ
・飛び道具的な要素でそのスープの個性を引き立てる

この2つのポイントをこの商品はどちらも採用してないのです;

まず「ベースのグレードアップ」はほぼなされていません!

これは実際試したけどちょっと難しかったのでしょうね;

「どの要素を強調すれば、特上感が出るのか」というのが、
この「しょうゆ味」については難しかったのでしょう!

具材については謎肉が大きくなるという変化がありますが、
これも正直なところあまり効果的には思えませんでした;

では「飛び道具は?」ということになるのですが、
この商品にはもちろん飛び道具の調味油がついてますが、
これが「チリトマト」や「カレー」とはアプローチが違うのです!

チリトマトやカレーでは、飛び道具による味の変化は
「もともとその商品が持っている味をベースにして、
その良さを引き立てる」という感じのものなのですね!

あくまで「土台のスープ」をベースにしての変化球なのです!

それに対してこの「特上カップヌードル」のトリュフ調味油は
もともとのベースのスープとの関連性がほとんど感じられません!

要するに「全く違うところから放り込まれた変化球」なのです!(*・ω・)

なので、「カップヌードルのグレードアップ版」というよりは、
「カップヌードルに極端な味変を施したもの」に近いのです!

ただ、かといっておいしくないかと言えばそんなことは全くないです!

むしろトリュフといういかにも高級感のある素材を用いたことで、
「直感的な高級感」という点ではこの商品が最も上です!

ただ先にも触れたように
「従来のカップヌードルのスープに厚みが出たな」
的な要素は全くなく、
「ただ変化球による高級感の演出を楽しむ」
ような感じになっています!

このあたりが非常に異色というイメージを残しましたね!

◎まとめ


「ベースのグレードアップ感」、「もとの個性の引き立て」、
「具材」、「変化球の強さ」という4つから評価をしてみます!

・特上チリトマト
グレードアップ ★3
個性の引き立て ★3
具材 ★3
変化球の強さ ★3

良くも悪くも今回の「特上」のコンセプトを平均的に再現してましたね!

・特上カレー
グレードアップ ★4
個性の引き立て ★4
具材 ★2
変化球の強さ ★2

こちらも「特上チリトマト」と同じく平均的な変化の内容でした!
ただやや変化球の強さは感じにくい構成ではありましたね!

・特上シーフード
グレードアップ ★5
個性の引き立て 評価なし
具材 ★5
変化球の強さ 評価なし

小袋がないので個性の引き立てや変化球は全くなかったですが、
そのかわりスープのグレードアップ感と具材は完璧でした!

なので、偏ってはいますが中途半端さは全くなかったですし、
強みのあるところはストレートにそれを表現していましたね!

・特上カップヌードル
グレードアップ 評価なし
個性の引き立て 評価なし
具材 ★3
変化球の強さ ★5

これはもう完全に変化球特化型という内容でしたね!

こう見ると、4商品それぞれで狙いの違いがあるのですよね!
特にこの「特上カップヌードル」は完全に異色ですからね!

それゆえ「特上に何を求めたか」によって評価は変わると思うので、
自分としてはこの4商品は評価はつけつつも順位付けはしません!

強い変化球を求めるなら「特上カップヌードル」がいいですし、
「特上」のコンセプトを素直に楽しむならチリトマトやカレー、
ベース特化+具材なら「特上シーフード」というふうに、
個性を見ながらどれを食べるか選んでみるのがいいでしょう!

というわけで、ひさしぶりのカップ麺の紹介記事でした!(゚x/)モキュッ

にほんブログ村 グルメブログ カップ麺・カップラーメンへ このエントリーをはてなブックマークに追加
(クリックしてくださる際にはCtrlキーを押しながらすると非常に楽です。)

テーマ : カップめん | ジャンル : グルメ

コメント

 
日清のカップヌードルに関してですが、時々無性に食べたくなります。

ところで、どん兵衛PRO高たんぱく&低糖質きつねうどんが気になっている私です笑
leaves先生、こんばんは!

カップ麺ブログを卒業して、カップ麺を食べる頻度が大きく下がりましたが、
その中で無性に食べたくなることがあるのがカップヌードルなのですよね!(●・ω・)

それを考えると、やっぱりすごいブランドだなと感じますね!
何か人を惹きつけてやまないパワーがあるのですよね!

他のカップ麺はほとんどそこまで食べたくならないですからね!

どん兵衛PROはスープにコラーゲン由来のごく軽いとろみがあって、
低糖質であるがゆえに麺がやや弱いという特徴があるようですね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
おはようございます。
久しぶりですね~、こういう記事ww

今回のこの「特上シリーズ」はほんとに評価が難しかったですね。
かーとさんのいう「グレードアップ」=「特上感」と
味変の「アレンジカップヌードル」の違いの評価がビミョーでした。
記事でも書きましたが、個人的には醤油味がダントツでしたね~。

シーフードのようにエビ追加もいいですが、同じ謎肉でも
デカい謎肉というのこそいつもと違う「特上感」を自分は感じました。
チリトマとカレーはふつうに定番のアレンジという印象。
まぁ、こういうのはほんとに評価は人それぞれですね。
たういさん、こんばんは!

実はもともとはtwitterで長文で書こうかと思っていたのですが、
「それだったら画像なしでもブログで書けばよくないか?」
と思って、ひさしぶりのカップ麺ブログになりました!

自分はこういった比較分析系の記事が大好きなので、
そういう点では今回の特上カップヌードルはうってつけでしたね!(●・ω・)

今回の「特上」の難しいところは、
・(スープ)ベースのグレードアップ
・(小袋)スープの個性の引き立て
・(小袋)アレンジ/変化球要素
・(具材)具材の強化
の4つが商品によってバランスが異なるので、
どの軸から見てあげるかという点でしたね!

今回の4つの商品で最も他人にオススメしやすいのは、
「特上シーフード」だろうなとは思いましたね!

というのも、アレンジ/変化球要素がほとんどないので、
普段のシーフードヌードルの純粋なパワーアップ版になっている、
そして具の強化が4商品の中で最もわかりやすかったですからね!

他はアレンジ要素や変化球をどのように感じるか、
というところで評価は分かれてくるでしょうから、
このあたりはそれぞれの人が試してみて、って感じですね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
おはようございます。特上シーフードへの評価が高いようで納得です。シーフードヌードルの高級版とお聞きして是非食べてみたくなりました。特上というだけありますね。
◎まとめ◎
お陰様で本日も示唆にあふれた記事に触れさせていただきました。かーとさん、今日も充実した一日をお過ごしください。ありがとうございます。
横町さん、こんばんは。

今回の「特上カップヌードル」シリーズは4商品とも四者四様(?)の良さがありましたが、
他3種がどれもアレンジ/変化球的な要素を強めに加えていたのに対して、
「特上シーフード」は純粋に元の味をグレードアップした感じだったので、
どんな人にもオススメしやすいという強みを感じることができましたね。

ベースとなっている動物系のコクをプラスし、シーフードの風味にも厚みと広がりを持たせ、
さらに具材に海老を加えることで、具材のシーフード感も大幅に向上しました。

まさに「シーフードヌードル」の特上バージョンと言えるものでしたね。

それでは、コメントありがとうございました。
特上なんて―の出てるんだ~。カップヌードルってサラッと食べ終わって、ちょいと物足りない感があるけれど、特上ならきっとお口も満足ね!
鳥天さん、こんばんは!

今、期間限定で「特上カップヌードル」が4種類出てますね!

このところ毎年この時期になると、
何かしらカップヌードルの企画的な商品が登場しますね!(●・ω・)

この特上カップヌードルは商品によって賛否両論もあったりしますが、
自分としてはどの商品も全体的に面白いところがありましたね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog
/ ある事件の記録ブログ版
Copyright © He can eat anything but himself! All Rights Reserved.