精神転落期に見た幻覚話とその時期の意味不明な行動

前々回と前回の記事で精神転落期に幻覚を見ていたことをお話ししましたが、
今回の記事ではそれがどういうものだったかについて触れていきます。

読むにあたっては別に深刻にとらえてほしいということは全然なく、
むしろもう笑ってほしいというつもりで記事にしています。

あまりにも変な幻覚が目白押しで、それをけっこう記憶しているので、
ブログのネタにでもしようというふうに思ったのがきっかけですしね。

さて、これまでは幻覚を見ていたというふうに一言で言ってましたが、
この精神転落期に見ていた幻覚はおおむね次の2パターンがありました。

・5月15日と16日にかけて見えた時間や日付に対する幻覚
・5月13日ぐらいから頭の中で自動再生されていた不思議な話

前者はたとえば「5月15日」と書かれている日付が
自分にはなぜか「5月16日」と見えていたみたいな話です。

特に強烈だったのは5月16日の午後11時以降で、
目の前の時計の針は11時を指しているのに、
テレビ画面の時計は「午前0時30分」とか「午前1時20分」
とかに見えていたという話です。

これは決して時計の針のほうが止まっていたとかではなく、
テレビ画面のほうの時間が自分には見るたびに
進んだり戻ったりしてるように見えていたのですね。

もちろん見ながら「あぁ変な感じに見えているな」という自覚はあるのですよ。

でも見てるときは「何かタイムパラドックスの中にいるみたい」みたいな感じで、
それを幻覚というふうにはとらえていなかったのですよね。

幻覚だと明確に認識したのは、意識がはっきりした5月17日以降でしたね。

他にも周りの人がおかしな行動をとってるように聞こえたりしていました。

特に印象に残ってるのが、これも5月16日の午後11時台の話ですが、
風呂に入っていた父が出る直前に風呂のカバーの開け閉めを何度も繰り返していたことです。

他にも桶に入っていた水かお湯を何度もはらっているように聞こえたりしました。

これはそのときは「なんか父が変なことをしてるな」「変なふうに聞こえるなぁ」
なんて思っていたのですが、今思うと父がその日だけ変な行動をとったというのは
ちょっと奇妙なのですよね。

おそらくこれは自分がまるで時間が前後しているような感覚に陥っていて、
それゆえに1つの行動が何度も発生しているように認識していただけで、
幻覚や幻聴の類いだったと解釈したほうが正しいはずなのですよね。

なんでこんなことが起きていたのかということを今自分なりに解釈すると、
記憶や認識がこの時点ではおかしくなっていたので、
そのときの自分なりに辻褄を合わせるために「これは5月16日のはず」
みたいな感覚ができていて、脳が勝手にそれに合わせていたのでしょうね。

人間の脳の順応性ならでは、という現象だったとも言えるのですが、
それで周りに対する認識がズレてしまうとしたらかなり困りますよね。


さて、今回の記事ではこの精神転落期に自分でもよくわからないままにしていた
いくつかの支離滅裂な行動についても紹介していきます。

幻覚とは別物ですが、周りのものや自分の行動に対する認識が
すごく変になっていたことがよくわかる事例ではありますからね。

・サプリメントをキャンディ代わりに?
まずはサプリメントをよくわからない使い方をした話です。

自分が飲んでいたサプリメントにものすごく苦いものがあったのですが、
何を思ったのかそれを口に入れてキャンディのように舐め始めたのですね。

そしたら当然異様に苦いわけで、ティッシュに吐き出したりするわけです。

でもそれをまた口に入れて悶えて、また出してみたいなことを繰り返して、
最終的にそれを自分の部屋のテーブルに置きというよくわからないことをしていました。

今思えばなんでそんなことをしたのかはさっぱりとわかりません。

・口内炎パッチの無駄遣い
自分は口内炎ができると、そこに貼るシールタイプのパッチを使うのですが、
今回の精神転落期には、口内炎も何もできてないのでそれを口の中に貼っては
舐めて剥がして捨てるというよくわからないことを繰り返していました。

そのおかげで正気に戻ったときにはそのパッチを全部使い果たしていました;

ほんとこれも訳の分からない行動で、いかに自分のやっていることなどについて
正常な判断ができない状態になっていたのかというのがよくわかりますよね。

ただ興味深いのはその行動の記憶がないわけではないということですね。
せん妄のように記憶の無い状態で意味不明な行動を取っているのではなく、
その時点では普通の判断のつもりでこれをやっていたということです。

なので正常に戻ったときにもちゃんとその行動を覚えていたわけですね。

・ごみ袋の中にごみ袋
自分はもともと部屋にあるごみ箱にごみ袋を1枚かぶせて使っているのですが、
今回の精神転落期には、そのごみ箱の上にさらにごみ袋を何枚もかぶせたり、
それを繰り返してごみ箱の中が一杯になったら、ごみ袋の中にごみ袋が何枚も
かぶさっているだけの状態でくくって捨てたりと、ひたすらごみ袋だけを使って、
この時期だけでごみ袋を50枚ぐらい消費するという行動をしていました。

もちろん意味不明な行動なのですが、正気に戻ったときに
その「ごみ袋だけを詰めたごみ袋」が部屋に一つ残っていて、
それを見たときに我ながら苦笑いをしてしまいましたね。

「何これ? 俺こんなことしてたの?」って笑ってしまいました。
今でもこのごみ袋を思い出すとドン引きするより笑ってしまいますね。


文章量がそれなりになったので、今回の記事はいったんここで締めますね。

次回は幻覚話の続きで、今回の幻覚の中でのハイライトを紹介します。

「今回の幻覚のハイライト」って何なんだ、と自分でも思ってしまいますが。

当分はこの精神転落期に見た幻覚をブログのネタにしていきます。

それでは、また次回記事でもよろしくお願いしますね(゚x/)

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テーマ : ひとりごとのようなもの | ジャンル : 日記

コメント

 
何でこんなことしたんだろうって思えるようになって良かった!
おはようございます。かーとさんのご意向(深刻にとらえてほしいのではない)を踏まえた上でコメントさせて頂きます。そして心よりかーとさんの病状が回復に向かって順調に推移しますことをお祈り致します。🙏

記憶が蘇ったことで自己を客観できているものと察しています。時間の感覚のずれについてはコナン・ドイル原作シャーロック・ホームズシリーズの『唇のねじれた男』に登場するアヘン窟でのアイザ・ホイットニーが体験したこと「三日間がたった数時間に感じられた」を重ねます。

2013年4月24日更新の拙ブログ「19世紀に存在したロンドンのアヘン窟とは?」https://gbvx257.blog.fc2.com/blog-entry-1447.html
(2分27秒後にそのシーンが登場しますがURLへのクリックはあくまでもかーとさんのご随意であり、誘導するものではありません)

かーとさんの処方薬で幻覚を起こす薬は含まれていないのでしょうか?私は専門家ではないのですが、躁うつ病になった際に不安を和らげる薬を処方されたことがありました。不安を和らげるという以上は、幻覚を伴うこともある気がします。私の場合は夜、床に入って横になっていると、アイディアが次から次へと湧いてきたという記憶があります。今思えば枕元にノートを用意して、メモしておけばよかったと振り返っています。

◎まとめ◎
近況をお知らせ頂きました。かーとさん、今週もいいウイークエンドをお迎えください。お大事になさってください。ありがとうございます。


鳥天さん、こんばんは!

ほんと5/17になった途端に頭の中に急にすっきりクリアになって、
「昨日までの自分は何をしてたんだ!?」ってなったのですよね!

それでそのボヤッとしていた時期に頭の中にあったものを
調べたりしてるうちに「え、あれもこれも幻覚や白昼夢だったのか!」
と発見できて、それに改めて驚いていったところがありますね!(●・ω・)

とにかく今はこのフレッシュな状態をしっかり維持したいですね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
横町さん、こんばんは。

まずは病状の回復を心配してくださっていること、本当にありがとうございます。
5/17からは非常にいい状態になっているので、おそらく今後も良くなっていくと思います。

そしてシャーロック・ホームズシリーズの「唇のねじれた男」の紹介、ありがとうございます。
非常に読み応えのある記事で、引き込まれるように読ませていただきました。

特にセントクレアとブーンが同一人物だったという結論の驚きが興味深かったです。

今回自分が幻覚や白昼夢を多く見ていたのは5/13~5/16の4日間だったと思いますが、
この時期に見たものの記憶が非常に多く、とりわけ5/13~5/14はたった2日間のはずなのに、
今思うとこの2日をすごく長く感じていたように思います。

時間の流れが間延びしたりズレて感じるというのはたしかにありましたね。

そして処方薬に幻覚に繋がる薬があるのではというご意見、
「たしかにそれがあっても不思議ではないな」と興味深く受け取りました。

今のところ飲んでいる薬の副作用を改めて調べてはいないのですが、
向精神薬には発生確率は低いもののいろいろな副作用も起きえますし、
その中に幻覚を生む一つの要因になりうるものが含まれているのは可能性として十分ありますね。

そう考えますと、薬の副作用で幻覚が起きうる土壌があったところに、
以前からの母の介護のプレッシャーと5月のその肥大化が重なったことで、
幻覚を伴う症状が出てきた、という可能性も考えられますね。

それでは、コメントありがとうございました。
病気をされたんですか?辛かったんですね。治ったんですか?介護が大変なのはすごく分かります。
えどさん、こんばんは!

うーん、病気と呼んでいいのかどうかちょっと迷いもしますが、
「病気になっていた」と表現するのがわかりやすいかもですね!(●・ω・)

まぁ今の状態を見ると、ひどい状態は治ったと言っていいと思います!

介護そのものの大変さというよりは、自分の中で介護へのプレッシャーが強くなりすぎて、
それによって自分のほうが潰れてしまったという感じでしたね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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