2/15発売 一蘭 とんこつ

2/15発売のエースコック「一蘭 とんこつ」を食べました!
あの豚骨ラーメン専門店の「一蘭」からカップ麺が出ました!

2/15発売 一蘭 とんこつ

「一蘭」の袋麺の存在はけっこう知られていますよね!
1袋400円ぐらいすることもあって、手は出しにくいですが!

そんな「一蘭」の即席麺シリーズからカップ麺が登場しました!
そして価格も税込490円という前代未聞のものとなっています!(*゚◇゚)

そうしたこともあって、公式サイトなどでの販売かと思いましたが、
けっこういろんなローソンで販売されていて簡単に入手できました!

これだけ話題性があるなら購入しないのはもったいないですしね!

こうしてローソンで簡単に入手することができたのは、
製造が大手のエースコックだったのも大きいでしょうね!

ただエースコックの豚骨ってそこまでいい印象はないのですよね;
エースコックって、どうにもギミック路線に走る傾向がありますし;

でもって、豚骨向けの麺にそこまで強いメーカーでもないですしね;

そこで490円・・・価格に見合う内容なのかが気になりますね!

しかも具材がなしなので、そちらには期待ができないですしね!

2/15発売 一蘭 とんこつ(内容物)

◎内容物 - 粉末+液体に「秘伝のたれ」つき


内容物は粉末スープ、液体スープ、秘伝のたれとなっています!
「一蘭」に欠かせないピリ辛の「秘伝のたれ」もついてますね!

2/15発売 一蘭 とんこつ(できあがり)

極めてシンプル、でも本格的な雰囲気の漂うビジュアルですね!

◎スープ - カップ麺としてはずば抜けたレベルの再現度の高さ


まずはベースのスープですが・・・んんん、これはかなりのレベルの高さです!(●・ω・)

これまで食べてきたカップ麺の豚骨の中でも最高峰クラスではないですかね!

というか、これは一般的なカップ麺の範疇でとらえてはいけないですね!

一般的にカップ麺は普通のラーメンに比べてコストの制約が大きいので、
どうしてもその枠組みの中で「それっぽく」作ることが要求されますが、
この商品は「具材無しで490円」とコスト制約を大幅に緩和してるので、
メーカーの側もかなり本気でギミック無しでスープを作ってきています!

まず粉末スープによって豚骨スープの持つ骨っぽさを演出しています!
この「骨っぽさ」がかなり本格的で、リアルな豚骨の香りがしますね!

大抵のカップ麺では豚骨ラーメンにおける粉末スープは少々ギミック的で、
うま味調味料的な風味が強かったり、香味野菜でややごまかしたりしますが、
このスープはかなりストレートに豚骨の風味を打ち出してきていますね!

これは明らかに普段のエースコックのカップ麺とは傾向が異なります!

そして液体スープで豚骨スープの旨味とタレの部分を再現しています!
豚骨のコアな部分が粉末、わかりやすい旨味の部分が液体という感じです!

さらに香味油を加えることによって、風味に幅が広がっていますね!

そして何より「一蘭」としてのらしさが出ているのが見事ですね!(=゚ω゚)

「一蘭」の実店舗は過去に2回か3回ぐらいしか食べてはいないですが、
そのときに感じた味わいがふっと甦るだけの再現度は持っていますね!

「一蘭」は「一風堂」などと同様にクセのない豚骨が魅力ですが、
そうした「豚骨の旨味がありながらも重くなく食べやすい」感じがあり、
その中にきちんと「一蘭」ならではの個性が生きているのですよね!

ここまでしっかりと再現してきたのは見事と言っていいでしょう!

そして「一蘭」では外せない「秘伝のたれ」も上手く活躍しています!(*゚ー゚)

「秘伝のたれ」は一言で言えば、辛味噌的な位置付けのものですが、
ここには辛味だけでなく、様々な香味などが重ねられているのですよね!

これによって辛さと共に、スープにグッと深みが加わってくれます!

ただそれでスープの風味がいくぶん方向性が変わってしまうので、
前半はなしで食べて、中盤あたりに投入するのがオススメですね!

こうした味変的な手法はお店ではできないので、カップ麺ならではですね!

◎スープの原材料


液体スープの原材料はポークエキス、香味油、しょうゆ、調製ラード、食塩、
砂糖、発酵調味料、菜種油、シーズニングペースト、たん白加水分解物です!

粉末スープの原材料はポークエキスパウダー、たん白加水分解物、調製ラード、香辛料です!

秘伝のたれの原材料は還元水あめ、菜種油、たん白加水分解物、唐辛子、食塩、
ポークエキス、砂糖、おろしにんにく、しょうゆ、おろし生姜、調製ラード、味噌、
シーズニングペースト、シーズニングパウダー、ブラックペッパーとなっています!

ここまでそれぞれのスープの原材料が詳しく書かれているのは珍しいです!

しかも「秘伝のたれ」の中身までかなり細かく書いていますからね!

まずスープの原材料を見て目を引くのは、ギミック的な要素がないことです!

エースコックは「おからパウダー」などのギミック要素をよく使いますが、
そうした小細工は一切しないのが、この商品のコンセプトだったのでしょう!

そして「秘伝のたれ」の原材料を見ると、これが単なる辛味噌ではなく、
唐辛子を主体にしながらも非常に深い内容であることがわかりますね!

◎麺 - リアルな豚骨麺の新しいスタイルを提示


麺は中ぐらいの太さの断面が四角い低加水のノンフライ麺です!

これもまた一般的なカップ麺における豚骨向けの麺とは異なります!
というか、あえてそれを覆しに来たということが伝わってきますね!

カップ麺における豚骨向けの麺は「極細・パツパツ」が主流で、
いわゆる「バリカタ」路線を指向していることが多いのですよね!

それと比べるとこの麺は間違いなく豚骨向け低加水麺ながらも、
そこまで細くはなく、極端なほどのパツパツ感も持っていません!

でも、それでいてリアルな豚骨向け低加水麺となっています!

しっかりとした加水の低さ、歯切れの良さ、でも耐久性もある、
こうした「豚骨向けの麺の新しいスタンダード」を見せてくれる、
いかにきっちりと考え抜かれた麺なのかが伝わってきますね!

これはまさに「本気」の麺ですね、真剣度がひしひし伝わります!(`・ω・´)

◎麺量と栄養成分


麺の量は60gで、カロリーは471kcalとなっています!
脂質は20.0gで、ノンフライ系商品としては非常に高いです!

麺の量はもっと食べたくなるぐらいの少ない量ですね!

一般的にラーメン屋の白湯系ラーメンはカロリーがかなり高いのですが、
カップ麺ではなかなかそこまでのリアル感を出せないこともあって、
それほどカロリーが高くないということが多かったりするのですよね!

このこの商品はリアル感が高い分だけ、カロリーや脂質も高めです!

◎具材 - 具材がないことには意味がある


具材は全くなく、チャーシューはもちろん、ねぎやごまも入りません!

普通に考えれば「コストカットの言い訳」のように見えるのですが、
この商品を食べると具材がないことの意味がはっきりわかるのですよね!

「豪華な具材を入れるとさらに価格が高くなる」というのもあるのですが、
実はこの商品で本当に外したかったのは「ねぎ」だったと思うのです!

ねぎはたしかにラーメンにおける薬味として欠かせない存在ですが、
一方でスープの味をぼかしてしまう効果も非常に強いのですよね!

この商品は一切の薬味がないことで、スープを飲んだときに
このスープの持っている本質が明確に伝わるのですよね!

スープの味わいを楽しむうえで邪魔する要素が一切ない、
そのときに「あぁ、具材がないことには意味があるのだな」と感じました!

◎まとめ - コストを度外視すれば、カップ麺はここまでおいしくなれる


最初は「490円のカップ麺!?」というふうにも思ったのですが、
実際に食べてみると、この商品の存在意義は非常に大きいですね!

カップ麺ってどうしても高くても300円ぐらいに抑えられてしまう、
それゆえに生じる味の限界というのは間違いなくあるのですよね!

かといって、いきなり500円の商品を出しても売れるかどうかわからない、
だからどのメーカーもなかなか挑戦するわけにはいかないのですよね!

でもこの商品が「コストを度外視したカップ麺」の解を見せてくれたことで、
今後ときどきこうした「価格の壁を破った商品」が出てくる可能性もあります!

コストの制約を緩めることで味が一気に良くなることがわかりましたし、
カップ麺というものの持つポテンシャルがより伝わってきましたからね!

再現度の高さもさることながら、「カップ麺の力」が伝わる一杯でした!(゚x/)モニュール

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テーマ : カップめん | ジャンル : グルメ

コメント

 
カップ麺の値段もスゴいが、かーとさんの分析はもっとスゴい。
天晴れ。
こんにちは~!
この商品はほんとに話題になりましたね。
自分は食べる前は「具なしで490円」とかありえない!
となかばバカにしていたのですよね。
なにせ以前食べたちぢれの袋麺の内容が
あまりに酷かったので今回もその延長線上と
思ったためです。(実際ちぢれ袋麺は酷かった)

でも今回のカップ麺はそうじゃなかったですね。
具がないことで、お店のコンセプトである
「味集中」がしっかりできたのは目からウロコでした。

変になんちゃって疑似具材とかなくてほんとに良かったです。
麺は今までのエースコックにないすばらしいクオリティ。
スープもそれなりにしっかり楽しめましたね。
べたろーさん、こんばんは!

食べる前は「本当に価格相応の旨さなのだろうか」と思いましたが、
実際に食べてみると普通のカップ麺とはかなり違ってましたね!

真正面からきちんと豚骨と向き合って作られている、
そうしたところが特に良かったと思いましたね!(●・ω・)

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
たういさん、こんばんは!

たういさんの記事を読んで「おっ」と関心が高まって、
実際に食べてみて想像以上にうならされた感じでしたね!

まずスープが明らかに普段のエースコックとは違いますし、
ごまかさずにストレートに組み立てていたのが見事でした!(●・ω・)

そして麺のクオリティもさすがだなと思わされましたね!

豚骨向けの麺というと、明星のバリカタ系が思い浮かびますが、
あれとはまた違う方向でリアルな豚骨向けの麺となっていて、
そこそこ太めで低加水で耐久度もある優秀な内容でしたね!

カップ麺の持つイメージを変えるだけの力がありましたね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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