7/21発売 鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺

7/21発売の明星「鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺」を食べました!
ファミリーマート限定の「鬼金棒」監修シリーズから新作が出ました!

7/21発売 鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺

ファミリーマートでの「鬼金棒」監修商品は以前からよく出てますよね!
この「鬼金棒」は東京の神田に店を構えるシビカラ系ラーメンのお店です!

このブログでも「鬼金棒」のカップ麺は過去に2回紹介していますね!
東京の名店 鬼金棒 カラシビ味噌らー麺
東京の名店 鬼金棒 カラシビまぜそば

今回とテーマが同じ「カラシビ味噌らーめん」も過去に紹介してますね!

ただ実は今回はこれまでとはかなり大きく変わった点があるのですよね!

2018年発売分までは「鬼金棒」監修シリーズの製造はヤマダイでしたが、
なんと今回の商品では明星へと製造メーカーの変更が行われています!

また2018年まではラーメンは基本的にどんぶり型ノンフライでしたが、
今回は縦型ノンフライへと移行するなど、形態が大きく変わっています!

おそらくはこのカップ形状の変更がメーカー変更の最大の理由なのでしょう!(=゚ω゚)

縦型カップでノンフライ麺を採用しているメーカーはあまり多くはなく、
基本的には明星と日清の2社ぐらいしか対応してなかったりしますからね!

ヤマダイも「ヴィーガンヌードル」などは縦型ノンフライと言えますが、
あれは形状がかなり特殊で、一般的なカップ麺とは大きく異なりますし、
製造ライン的にも今回の商品は担当するのが難しかったのでしょうね;

ヤマダイ製造の「東京の名店 鬼金棒 カラシビ味噌らー麺」は名作で、
自分としても「カラシビ系のカップ麺ではNo.1」とまで言っただけに、
それがメーカー変更になってしまったというのはさみしさはありますね;

ただ明星もそれに負けないだけのものを作ってくれることに期待です!

7/21発売 鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺(内容物)

内容物 - 後入れ調味油つき


内容物はフタに貼り付けられた後入れ調味油となっています!
縦型になったことで、内容物はずいぶんと簡素になりましたね!

7/21発売 鬼金棒監修 カラシビ味噌らー麺(できあがり)

うん、縦型カップ麺としてはいろいろそろっている感じですね!

◎スープ - とろみのある味噌に、山椒の香りが映える


まずはスープですが・・・あれ、こんなにとろみを感じましたっけ(●・ω・)

今回特に強く感じたことの一つが「味噌ラーメン」としての主張の強さでしたね!

もちろん以前のバージョンも味噌ラーメンではあったのですが、
主役はあくまで「カラシビ」で味噌ラーメンのほうがサブにある、
そうした位置付けでしたが、今回はいかにも味噌ラーメンでした!

それは味噌の濃厚さであったり、その風味の強さもさることながら、
スープにとろみがついたことで、麺とスープの辛みが良くなって、
それゆえ味噌ダレの主張をより強く感じやすくなったのですよね!

ただこのとろみに関しては何だか少々不自然に感じたりもしましたが;

動物系が濃厚であるがゆえに自然につくとろみという感じではなく、
いわゆる人工的にとろみを付加したようなタイプのものでしたし、
「濃厚ではないけどなぜか軽いとろみがある」ような雰囲気でした!

動物系は下支えとしては十分に機能してくれてはいるのですが、
そこまで前面に出て目立つようなタイプということではないので、
とにもかくにも今回はやたらも味噌が目立つ構成になっていましたね!

そして辛さと痺れですが・・・うーん、残念ながら軟弱になってますね!(*゚◇゚)

食べていてビシビシと唐辛子系の辛さもちゃんとやってきますし、
花椒の痺れなどもきちんと感じることができるのはたしかなのですが、
前作までのあのレベルの高い鮮烈さが明らかに失われていますね;

スープにも唐辛子と花椒を加え、調味オイルが山椒ラー油となっていて、
そのダブルで攻めるというあたりはなかなかの組み立てではありますが、
特に主役である花椒についてはかなり弱くなったと言わざるをえません;

唐辛子に関してはまあまあ頑張っていると言っていいかもしれません!
唐辛子だけで見ても「辛口」より上で「大辛」に近くはありましたし!

ただ山椒系が・・・明らかに今回は香りに寄りすぎているのですよね;

お店の山椒は、和山椒であるぶどう山椒と中国の四川花椒のミックスですが、
今回はそれがバランス的に明らかに和山椒の香りのほうに寄っていますね!

なので、スープの香りを嗅いだときは「おっ」と思わされたのですよね!

「この香りだったら刺激もすごいでは」というふうに思わされましたが、
実際に食べてみると香り先行で、花椒の痺れのほうが控えめなのですよね;

あの鮮烈でシャープ、そんな前作までの刺激はここにはありませんでしたね;

さらに今回の特徴であるスープのとろみもマイナスにはたらいてましたね;

スープのとろみによって全体的に味噌ダレが目立つ感じになったことで、
もう一つの主役である花椒の刺激が多少なりともマスクされていましたね;

スープのとろみはもしかするとお店の再現ではあるのかもしれませんが、
この香りに偏った山椒の主張はお店とはやはり違うように思うのですよね!

これによって「鬼金棒」カップ麺の唯一無二性は失われてしまいましたね;

◎スープの原材料


スープの原材料はみそ、糖類、食塩、デキストリン、豚脂、香辛料、ポークエキス、
香味油、大豆加工品、香味調味料、植物油脂、乳等を主要原料とする食品、
酵母エキス、たん白加水分解物、チーズ、かつおぶし粉末となっています!

こうして見るとスープの構成はなかなか複雑になっていますね!

味噌が強く動物は豚系、そしてサポート的に大豆加工品、乳製品、チーズが入り、
また旨味を補完する役割としてかつおぶしが入っているのも特徴と言えますね!

魚介が少し入るというのは前作までと共通した要素でもありますね!

そして大豆系のものが入るのも実は前作までの流れを踏襲しています!
これはちょっと豆乳っぽい風味でも加えたい狙いでもあるのですかね!

◎麺 - やや加水が低めの太めのノンフライ麺


麺は幅広でなかなか太めのノンフライ麺が起用されています!

今回製造メーカーが明星に移ったのは、縦型カップであっても、
質の高いノンフライ麺を提供できる技術があったからでしょうね!

その期待に負けず、麺に関してはなかなかのクオリティとなってます!(`・ω・´)

明星と日清はどちらも縦型カップ麺でノンフライ麺を使いますが、
明星の麺は透明感が低く、日清の麺は透明度が高いのですよね!

そのため、こちらの明星のほうがやや加水が低い質感になります!

しかしながらももちもち感もあって、小麦の風味もしっかりとあり、
単体の麺としては間違いなくなかなかのものを見せてくれています!

ただ今回の麺との相性となると多少迷うところもあるのですが!
麺の方向性はヤマダイ時代をある程度継承している感はありました!

◎麺量と栄養成分


麺の量は70gで、カロリーは419kcalとなっています!
脂質は11.0gで、やはりあまり高い数字にはなってませんね!

◎具材 - 一通りはそろっている


具材はダイスミンチ、キャベツ、もやし、ニラとなっています!

ヤマダイ時代も肉具材、もやし、ニラが基本となっていたので、
キャベツが加わった以外はおおむね内容は踏襲されています!

もやしはやわらかめながらも太くてシャキシャキ感があり、
ニラはこうした香味が必要なスープとは上手く交わりますね!

キャベツも辛味噌ラーメンということで自然になじんでいます!

ダイスミンチはいかにもカップ麺的な謎肉系具材ではありますが、
肉の風味がきちんと感じられ、全体の食べごたえに貢献しています!(*゚ー゚)

今回はこのダイスミンチを中心に具材のボリュームは充実してましたね!

◎まとめ - あの鮮烈な痺れを失ってはいけない


たしかに1つのカップ麺としてだけ見ればまとまってはいましたが、
「鬼金棒」ならではの唯一無二の魅力はここから失われてましたね;

まずスープのとろみは率直に言って蛇足的な印象しかなかったですし、
山椒の香りにだけ偏って、肝心の花椒の痺れが貧弱になったスープだったり、
到底これではヤマダイ時代に極めた旨さには全く到達できていませんね!

たしかに痺れの強さは好みが分かれる原因になるかもしれませんが、
この「鬼金棒」はそれでいいと思って攻めるべき一杯ではないですかね!

メーカーはどこであれ、前作に匹敵するだけのものももう一度求めたいです!(゚x/)モギギギギギギ

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コメント

 
おはようございます。
やはりメーカー変わって製品自体も
ガラリと変わってすっかり別物になっちゃいましたね。
なんかもうふつうの味噌ラーメンって感じでしょうか?
ちょっとトナリっぽさもありますが、
以前の凄旨の強烈なシビはなくなりました。
いちばん注目しているシビ辛の部分が
もっとも劣化してしまっただけに
全体的な商品劣化も大きかったですね・・・。
たういさん、こんばんは!

この商品は上手に作っているし、技術力も高いと思うのですが、
「鬼金棒に求めているのはこれじゃない」という感じでしたね!(●・ω・)

上手く組まれていて、ピリ辛感もあることはあるのですが、
「鬼金棒」はあの鮮烈なシビカラがあってこそのものですしね!

その表現に関してはヤマダイのほうが数段上と言えましたね!

これだと正直なところ「鬼金棒」である必然性がなかったですしね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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