5/4発売 スーパーカップ1.5倍 ポークゼロ こってり濃厚とんこつ味ラーメン
5/4発売のエースコック
「スーパーカップ1.5倍 ポークゼロ こってり濃厚とんこつ味ラーメン」
を食べました!
「豚を使っていないのに豚骨風味」という不思議なカップ麺です!

この商品は発売時期がちょうどゴールデンウィークの中頃でしたが、
GWの新作カップ麺はどれも過去の再発商品ばかりだったのに対して、
この商品だけが唯一と言っていい純然たる新作になっていましたね!
さて、この商品のコンセプトはなかなか面白いものではありますが、
これの元ネタは「一蘭」の「100%とんこつ不使用ラーメン」でしょうね!
「一蘭」といえば、豚骨ラーメンのお店としてよく知られていますが、
そのお店が「豚骨を使わない豚骨風ラーメン」を作ったのですよね!
鶏をベースに牛も少し使うことで豚を使わない豚骨風味を再現という点も、
この「一蘭」のラーメンと今回の商品の共通要素でもあるのですよね!
なので、この商品は「豚不使用」ですが、決して「動物系不使用」ではなく、
「豚以外の動物系素材を使って豚骨風味を再現した」ものとなります!(*゚◇゚)
この商品のコンセプトを見ると昨年「透明なカレーラーメン」も思い出しますね!
こうした「予想外の変化をつける」のがスーパーカップではときどき登場します!
「透明なカレーラーメン」は味の面ではちょっとすべっていましたが;

内容物はかやく入り粉末スープと液体スープとなっています!
かやくと粉末スープが一体化してるので、具材はあまり期待できないですね;

うん、ビジュアルはいかにも豚骨ラーメンといった感じですね!
まずはベースの粉末の味わいですが・・・おっ、カップ麺的な豚骨風味ですね!(*゚ー゚)
液体スープを入れる前の段階でちょっとだけ味わってみたのですが、
この段階だと味は薄くも、普通にスナック系豚骨という雰囲気です!
実際には豚骨を使わず鶏と牛をベースに組まれているのですが、
特に鶏寄りとも牛寄りとも感じず、本当に豚骨っぽく感じます!
これはカップ麺の持つスナック感もプラスに作用してそうですね!
「スナック的動物風味」がいい具合に豚骨っぽさを後押ししている、
本格系豚骨とはまた違うものの、でも印象はかなり豚寄りですね!
そして液体スープを入れると・・・少し牛っぽい雰囲気が強まります!(●・ω・)
たしかにトータルとしては豚骨風であるとは感じさせながらも、
牛白湯的な風味と牛脂の持っている特有の香りが出てきますね!
ただ決して牛白湯一色に染まってしまうという感じはなくて、
牛のパンチを鶏を使うことによってバランスを調整して、
トータルで豚のように感じさせるという狙いが見えますね!
おそらく狙いとしては、鶏によって比較的軽めの旨味と風味をつけ、
牛の力強い風味によってそれを豚に近づけるという印象でしたね!
スープとしては「クリーミータイプの豚骨」に近いと言えるでしょう!
当然と言えば当然なのですが「豚臭さのある豚骨」を表現するには、
どうしても素材として豚骨を使わざるをえなくなってくるでしょうし、
「強い豚骨臭ではなく、丸みのあるクリーミー豚骨」を狙うことで、
鶏や牛を合わせることで再現しやすくしている印象はありますね!
そして食べ進めていくと、牛白湯特有の風味はむしろ薄れてきて、
だんだんとして豚骨っぽい風味にさらに近づいてこなれてきます!
それ以外の変化球的な要素は少なく、軽くガーリックが効く程度です!
きちんと鶏と牛によって素直に豚を再現するという狙いが見えますね!
粉末スープの原材料は食塩、乳化油脂、チキンエキス、ごま、
砂糖、酵母エキス、香辛料、ゼラチン、たん白加水分解物、
植物油脂、乳等を主要原料とする食品という組み合わせです!
液体スープの原材料はチキンエキス、植物油脂、動物油脂、
しょうゆ、ガーリックペースト、ビーフエキス、香味油です!
こうして見ると、粉末スープは鶏+油脂+乳製品となってますね!
クリーミー感を出すために乳製品も活用しているようです!
そして牛の要素に関しては液体スープのほうに入っていますね!
なるほどそれで液体スープを入れたときに牛っぽさが高まったのですね!
粉末スープだけの段階だと豚骨っぽいけど厚みはなかったところ、
液体スープで厚みと牛白湯ぽさが強まった理由も見えてきますね!
麺は湯戻し2分の細めでやや硬く仕上げられた油揚げ麺です!
エースコックは以前にカドメンを使っていたこともあって、
ちょっと表面が硬めの麺を作るのは得意としてるのですよね!(=゚ω゚)
そうしたいい意味でのがっしり感が豚骨風のスープと合っていて、
スープと麺のバランスという点では上々と言っていいと思います!
もちろん完全にストレートでパツッとした麺が一番なのですが、
そこまで行かない範囲としては良質な豚骨向け麺ではありますね!
湯戻し時間も2分にすることで細さと硬さを上手く出してますしね!
この麺の方向性も完全に豚骨スープを意識してるのが見えますね!
麺の量は大盛の90gで、カロリーは534kcalと高めです!
脂質も25.5gと、なかなか高めの数字になっていますね!
油脂によって豚骨ラーメンらしさを出そうとしたのがうかがえます!
具材は大豆加工品、きくらげ、ねぎという組み合わせです!
粉末スープと一体化した具材のみなので量は少ないですね!
この中で主役となっているのはそぼろ風の大豆加工品ですね!(`・ω・´)
豚不使用ということで、豚の入ったそぼろは避けたのでしょうね!
それだったら別に鶏そぼろを使えばいいのではとも思うのですが、
あえて動物系を完全に避けて大豆加工品の疑似肉が使われてます!
・・・という建前ですが、実際にはコスト圧縮が最大の理由でしょうね;
まぁこれはこれで大豆の風味が素直にしてそこまで悪くはないですが!
きくらげは少量ながらもコリコリ感があり、豚骨ぽさを高めてますね!
やはり豚骨風ラーメンにはきくらげが非常に相性がいいですからね!
ねぎはごく平凡な乾燥ねぎで、薬味として普通に活躍しています!
こうした変化球を前面に出した商品はコンセプトは奇抜ながらも、
食べてみるとそれほど面白くないなんていうことも多いのですが、
この商品はどの角度から見てもなかなか上手くできてましたね!
豚骨らしさの再現も良かったですし、1つのスープとしてもおいしい、
これはエースコックはしっかりと頑張ってきたと思えるものでしたね!
これは一度は食べてみるだけの価値があると思わせてくれる一杯でした!(゚x/)モキシン
【関連記事】
・スーパーカップ1.5倍 総合メニュー
「スーパーカップ1.5倍 ポークゼロ こってり濃厚とんこつ味ラーメン」
を食べました!
「豚を使っていないのに豚骨風味」という不思議なカップ麺です!

この商品は発売時期がちょうどゴールデンウィークの中頃でしたが、
GWの新作カップ麺はどれも過去の再発商品ばかりだったのに対して、
この商品だけが唯一と言っていい純然たる新作になっていましたね!
さて、この商品のコンセプトはなかなか面白いものではありますが、
これの元ネタは「一蘭」の「100%とんこつ不使用ラーメン」でしょうね!
「一蘭」といえば、豚骨ラーメンのお店としてよく知られていますが、
そのお店が「豚骨を使わない豚骨風ラーメン」を作ったのですよね!
鶏をベースに牛も少し使うことで豚を使わない豚骨風味を再現という点も、
この「一蘭」のラーメンと今回の商品の共通要素でもあるのですよね!
なので、この商品は「豚不使用」ですが、決して「動物系不使用」ではなく、
「豚以外の動物系素材を使って豚骨風味を再現した」ものとなります!(*゚◇゚)
この商品のコンセプトを見ると昨年「透明なカレーラーメン」も思い出しますね!
こうした「予想外の変化をつける」のがスーパーカップではときどき登場します!
「透明なカレーラーメン」は味の面ではちょっとすべっていましたが;

◎内容物 - シンプルな2袋構成
内容物はかやく入り粉末スープと液体スープとなっています!
かやくと粉末スープが一体化してるので、具材はあまり期待できないですね;

うん、ビジュアルはいかにも豚骨ラーメンといった感じですね!
◎スープ - 牛白湯っぽさは少し感じるがたしかに豚骨風
まずはベースの粉末の味わいですが・・・おっ、カップ麺的な豚骨風味ですね!(*゚ー゚)
液体スープを入れる前の段階でちょっとだけ味わってみたのですが、
この段階だと味は薄くも、普通にスナック系豚骨という雰囲気です!
実際には豚骨を使わず鶏と牛をベースに組まれているのですが、
特に鶏寄りとも牛寄りとも感じず、本当に豚骨っぽく感じます!
これはカップ麺の持つスナック感もプラスに作用してそうですね!
「スナック的動物風味」がいい具合に豚骨っぽさを後押ししている、
本格系豚骨とはまた違うものの、でも印象はかなり豚寄りですね!
そして液体スープを入れると・・・少し牛っぽい雰囲気が強まります!(●・ω・)
たしかにトータルとしては豚骨風であるとは感じさせながらも、
牛白湯的な風味と牛脂の持っている特有の香りが出てきますね!
ただ決して牛白湯一色に染まってしまうという感じはなくて、
牛のパンチを鶏を使うことによってバランスを調整して、
トータルで豚のように感じさせるという狙いが見えますね!
おそらく狙いとしては、鶏によって比較的軽めの旨味と風味をつけ、
牛の力強い風味によってそれを豚に近づけるという印象でしたね!
スープとしては「クリーミータイプの豚骨」に近いと言えるでしょう!
当然と言えば当然なのですが「豚臭さのある豚骨」を表現するには、
どうしても素材として豚骨を使わざるをえなくなってくるでしょうし、
「強い豚骨臭ではなく、丸みのあるクリーミー豚骨」を狙うことで、
鶏や牛を合わせることで再現しやすくしている印象はありますね!
そして食べ進めていくと、牛白湯特有の風味はむしろ薄れてきて、
だんだんとして豚骨っぽい風味にさらに近づいてこなれてきます!
それ以外の変化球的な要素は少なく、軽くガーリックが効く程度です!
きちんと鶏と牛によって素直に豚を再現するという狙いが見えますね!
◎スープの原材料
粉末スープの原材料は食塩、乳化油脂、チキンエキス、ごま、
砂糖、酵母エキス、香辛料、ゼラチン、たん白加水分解物、
植物油脂、乳等を主要原料とする食品という組み合わせです!
液体スープの原材料はチキンエキス、植物油脂、動物油脂、
しょうゆ、ガーリックペースト、ビーフエキス、香味油です!
こうして見ると、粉末スープは鶏+油脂+乳製品となってますね!
クリーミー感を出すために乳製品も活用しているようです!
そして牛の要素に関しては液体スープのほうに入っていますね!
なるほどそれで液体スープを入れたときに牛っぽさが高まったのですね!
粉末スープだけの段階だと豚骨っぽいけど厚みはなかったところ、
液体スープで厚みと牛白湯ぽさが強まった理由も見えてきますね!
◎麺 - 豚骨向けのやや細くて硬めの油揚げ麺
麺は湯戻し2分の細めでやや硬く仕上げられた油揚げ麺です!
エースコックは以前にカドメンを使っていたこともあって、
ちょっと表面が硬めの麺を作るのは得意としてるのですよね!(=゚ω゚)
そうしたいい意味でのがっしり感が豚骨風のスープと合っていて、
スープと麺のバランスという点では上々と言っていいと思います!
もちろん完全にストレートでパツッとした麺が一番なのですが、
そこまで行かない範囲としては良質な豚骨向け麺ではありますね!
湯戻し時間も2分にすることで細さと硬さを上手く出してますしね!
この麺の方向性も完全に豚骨スープを意識してるのが見えますね!
◎麺量と栄養成分
麺の量は大盛の90gで、カロリーは534kcalと高めです!
脂質も25.5gと、なかなか高めの数字になっていますね!
油脂によって豚骨ラーメンらしさを出そうとしたのがうかがえます!
◎具材 - やはり貧弱であることは否めない
具材は大豆加工品、きくらげ、ねぎという組み合わせです!
粉末スープと一体化した具材のみなので量は少ないですね!
この中で主役となっているのはそぼろ風の大豆加工品ですね!(`・ω・´)
豚不使用ということで、豚の入ったそぼろは避けたのでしょうね!
それだったら別に鶏そぼろを使えばいいのではとも思うのですが、
あえて動物系を完全に避けて大豆加工品の疑似肉が使われてます!
・・・という建前ですが、実際にはコスト圧縮が最大の理由でしょうね;
まぁこれはこれで大豆の風味が素直にしてそこまで悪くはないですが!
きくらげは少量ながらもコリコリ感があり、豚骨ぽさを高めてますね!
やはり豚骨風ラーメンにはきくらげが非常に相性がいいですからね!
ねぎはごく平凡な乾燥ねぎで、薬味として普通に活躍しています!
◎まとめ - 豚骨らしさもあり、味もなかなか良質
こうした変化球を前面に出した商品はコンセプトは奇抜ながらも、
食べてみるとそれほど面白くないなんていうことも多いのですが、
この商品はどの角度から見てもなかなか上手くできてましたね!
豚骨らしさの再現も良かったですし、1つのスープとしてもおいしい、
これはエースコックはしっかりと頑張ってきたと思えるものでしたね!
これは一度は食べてみるだけの価値があると思わせてくれる一杯でした!(゚x/)モキシン
【関連記事】
・スーパーカップ1.5倍 総合メニュー
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たういさん、こんばんは!
この商品は何も知らずにこのラーメンだけを出されたら、
普通に「あぁ、豚骨ラーメンだね」と思ってしまうでしょうね!
たしかに香りの中に牛脂を思わせる要素などはあったりしますが、
それも強いものではなく、トータルとしては豚骨らしさが十分あり、
麺なども豚骨ラーメン向けに調えていた感じになっているので、
普通に豚骨ラーメンと同じように楽しめる仕上がりでしたよね!(●・ω・)
こうしたアイデアと味が両立した商品は面白いですよね!
昨年の「透明カレー」はアイデアだけが走ってる印象でしたが!
ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
この商品は何も知らずにこのラーメンだけを出されたら、
普通に「あぁ、豚骨ラーメンだね」と思ってしまうでしょうね!
たしかに香りの中に牛脂を思わせる要素などはあったりしますが、
それも強いものではなく、トータルとしては豚骨らしさが十分あり、
麺なども豚骨ラーメン向けに調えていた感じになっているので、
普通に豚骨ラーメンと同じように楽しめる仕上がりでしたよね!(●・ω・)
こうしたアイデアと味が両立した商品は面白いですよね!
昨年の「透明カレー」はアイデアだけが走ってる印象でしたが!
ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
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まぁ、このスープはこのコンセプトを知らされていなくて
豚骨味と言われたらふつうにそう思うくらいそれっぽかったです。
というか、カップ麺のスープとして美味しかったので、
もうそんな細かい表示とかにとらわれる必要も
ないのかなと思わせてくれるスープでした。
透明のカレー味はビミョーでしたが、
この商品はそういう意味でよくできていましたね。
それくらいカップ麺のスープの技術ってスゴいのだと
再認識させてくれる商品だったと思います。