12/9発売 謹製 豚そば
12/9発売の東洋水産「謹製 豚そば」を食べました!
11月末に続いて「謹製」シリーズから新作が出ました!

このシリーズの初登場のときから気合が入ってる感がありましたが、
この新作ラッシュにはこのシリーズへの意気込みが見えてきますね!
間違いなく東洋水産の縦型ブランドとしては最高峰クラスですし、
これを1つの看板に育てようという意思があるのでしょうね!
そして同時にそれだけのポテンシャルも感じさせてくれますね!(*゚ー゚)
前回の「鱧だしそば」はしっとりとした高級路線を指向していましたが、
今回は「豚そば」と動物系でガツンと攻めてきた感じがしますね!
しかし他のブランドと違うのが、これが「豚清湯」であるという点ですね!
清湯=澄んだスープ、白湯=濁ったスープということになるのですが、
豚骨スープは一般的に白湯スープにされることが多いのですよね!
そこであえて「豚の澄んだスープのラーメン」を打ち出してきました!
実際には豚清湯スープはかなり古くから作られてはいるのですが、
多くの場合は鶏と豚をミックスした清湯スープのものが多くて、
豚だけを主役にするケースは比較的珍しいとは言えるでしょう!
「豚をどれだけ打ち出しつつすっきり仕上げるか」が今回のテーマでしょう!

内容物はフタに貼り付けられた液体スープとなっています!
粉末スープを見たところ豚骨ラーメンとそこまで違わないですね!

写真だと微妙にスープが白く濁ってるようにも見えるのですが、
実際にはかなり澄んでいて、間違いなく清湯と呼べる範囲ですね!
まずはスープですが・・・うん、これは非常に出来のいいスープです!(●・ω・)
何より面白いのは清湯と白湯の個性の違いがはっきり伝わってくる点です!
白湯スープは白濁させることによって濃厚さを引き出せる一方で、
まろやかさやクリーミーさが素材の風味をややかき消すのですよね!
もちろんそれが白湯スープの良さでもあったりするわけですが、
超濃厚にしない限りは全体が丸みを帯びがちだったりもします!
それゆえに「いかにも豚」という感じが出ないこともあるのですよね!
それに対して清湯スープはそうした丸みやまろやかさは持たないので、
すっきりしつつも素材の持っている個性や風味はよく出るのですよね!
なので、このスープは一口で「あ、豚の味だ」と強く感じさせてくれます!(=゚ω゚)
豚骨ならではのストレートな風味、そして豚肉を思わせる味わい、
そのあたりの個性が一体となってしっかりと伝わってきますね!
豚清湯スープ自体は様々な形でカップ麺でも使われていますが、
その個性をいかにダイレクトに引き出すかがしっかり練られていて、
「豚清湯ならではの旨さ」をはっきりと感じ取ることができます!
もちろんこれが「豚と水だけ」だとやはり旨みの幅が足りないので、
昆布や野菜などによって旨味を補完して全体をまとめています!
中でも昆布がいい具合に全体の旨味を後押ししていましたね!
ここで魚介を使っていないのは正解だと感じましたね!
どうしても魚介と合わせると「豚魚介複合スープ」感が出て、
旨みは増すものの豚清湯の良さがダイレクトに伝われないので、
そこを外してシンプルな組み立てにしたのは良かったでしょう!
また油脂はラードが中心ながらもほどほどの濃厚さとなっていて、
豚脂よりも豚のスープそのものを大事にしてるのが伝わります!
タレに関しては印象では醤油よりも塩寄りに感じる味わいでした!
スープの原材料はポークエキス、しょうゆ、豚脂、植物油、食塩、
野菜エキス、酵母エキス、チキンエキス、ミート風味パウダー、
こんぶエキス、たん白加水分解物、香辛料となっています!
豚系がメインなのもさることながら、意外と醤油が多いですね!
ただ醤油の色があまりないので、濃口系ではないのかもですね!
そして野菜と昆布でサポートし、ミート風味パウダーについては、
おそらくは豚肉の肉っぽい旨味を演出したかったのでしょうね!
麺は東洋水産が得意とする新世代系のしなやかな油揚げ麺です!
ほんと東洋水産の縦型カップ麺の麺は安定感が高まりましたね!
数年前までは「東洋水産の縦型は麺がダメ」と言っていましたが、
昨年後半ぐらいから一気にパワーアップが進んできましたからね!
中太ぐらいのやや平打ち麺で、表面はなめらかでありながら、
噛むとクニッとした押し返しのある絶妙のコシとなってます!(*゚◇゚)
この麺もものすごく優しいスープが相手だと油揚げ麺臭が出ますが、
今回のスープではそうした欠点もなく、相性は抜群のものでしたね!
ほんとこの麺はスープと噛み合うと見事な実力を発揮しますね!
「ちょっとパンチのある清湯スープ」と相性がいいのかもです!
具材は豚肉、メンマ、キクラゲ、青ねぎという組み合わせです!
豚肉とメンマは清湯系ラーメンにもよく使われる具材ですが、
他の2つはいかにも豚骨ラーメンを意識した雰囲気があります!
この商品に関しては東洋水産も少し具材の構成を迷ったのかもですね!(`・ω・´)
清湯だけど豚骨ぽさを出すか、それとも王道の中華そばっぽく行くか、
この構成を見るとおおむね両者の中間あたりを狙ってきた気がします!
青ねぎは豚骨向けらしく小口切りの細かくカットしたものですね!
そしてきくらげはホール型なので、食感は比較的やわらかいです!
メンマはコリコリ感があり、豚肉は東洋水産得意のリアル系ですね!
全体量はほどほどですが、肉の充実度が高いのはポイントですね!
この商品は1つのラーメンとしてのおいしさを追求しただけでなく、
「新しいラーメンの形」をわかりやすく提示してくれてましたね!
もちろん豚清湯ラーメン自体はこれまでにもあったのですが、
その個性をダイレクトに主張するケースは稀でしたからね!
その中でこのラーメンは「豚清湯の個性」がよく出ていて、
それを体感するという点で非常に優れていましたね!
それでいて全体のクオリティも高いというのは評価できます!
さすがは東洋水産が本気を出す「謹製」ブランドだなと感じました!(゚x/)モキスー
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・謹製 豚そば
・謹製 松茸香る鱧だしそば
・謹製 山椒香る塩焼そば
・謹製 山椒香る塩そば
11月末に続いて「謹製」シリーズから新作が出ました!

このシリーズの初登場のときから気合が入ってる感がありましたが、
この新作ラッシュにはこのシリーズへの意気込みが見えてきますね!
間違いなく東洋水産の縦型ブランドとしては最高峰クラスですし、
これを1つの看板に育てようという意思があるのでしょうね!
そして同時にそれだけのポテンシャルも感じさせてくれますね!(*゚ー゚)
前回の「鱧だしそば」はしっとりとした高級路線を指向していましたが、
今回は「豚そば」と動物系でガツンと攻めてきた感じがしますね!
しかし他のブランドと違うのが、これが「豚清湯」であるという点ですね!
清湯=澄んだスープ、白湯=濁ったスープということになるのですが、
豚骨スープは一般的に白湯スープにされることが多いのですよね!
そこであえて「豚の澄んだスープのラーメン」を打ち出してきました!
実際には豚清湯スープはかなり古くから作られてはいるのですが、
多くの場合は鶏と豚をミックスした清湯スープのものが多くて、
豚だけを主役にするケースは比較的珍しいとは言えるでしょう!
「豚をどれだけ打ち出しつつすっきり仕上げるか」が今回のテーマでしょう!

◎内容物 - 後入れの液体スープ付き
内容物はフタに貼り付けられた液体スープとなっています!
粉末スープを見たところ豚骨ラーメンとそこまで違わないですね!

写真だと微妙にスープが白く濁ってるようにも見えるのですが、
実際にはかなり澄んでいて、間違いなく清湯と呼べる範囲ですね!
◎スープ - 豚の風味と清湯のクリア感が上手く両立
まずはスープですが・・・うん、これは非常に出来のいいスープです!(●・ω・)
何より面白いのは清湯と白湯の個性の違いがはっきり伝わってくる点です!
白湯スープは白濁させることによって濃厚さを引き出せる一方で、
まろやかさやクリーミーさが素材の風味をややかき消すのですよね!
もちろんそれが白湯スープの良さでもあったりするわけですが、
超濃厚にしない限りは全体が丸みを帯びがちだったりもします!
それゆえに「いかにも豚」という感じが出ないこともあるのですよね!
それに対して清湯スープはそうした丸みやまろやかさは持たないので、
すっきりしつつも素材の持っている個性や風味はよく出るのですよね!
なので、このスープは一口で「あ、豚の味だ」と強く感じさせてくれます!(=゚ω゚)
豚骨ならではのストレートな風味、そして豚肉を思わせる味わい、
そのあたりの個性が一体となってしっかりと伝わってきますね!
豚清湯スープ自体は様々な形でカップ麺でも使われていますが、
その個性をいかにダイレクトに引き出すかがしっかり練られていて、
「豚清湯ならではの旨さ」をはっきりと感じ取ることができます!
もちろんこれが「豚と水だけ」だとやはり旨みの幅が足りないので、
昆布や野菜などによって旨味を補完して全体をまとめています!
中でも昆布がいい具合に全体の旨味を後押ししていましたね!
ここで魚介を使っていないのは正解だと感じましたね!
どうしても魚介と合わせると「豚魚介複合スープ」感が出て、
旨みは増すものの豚清湯の良さがダイレクトに伝われないので、
そこを外してシンプルな組み立てにしたのは良かったでしょう!
また油脂はラードが中心ながらもほどほどの濃厚さとなっていて、
豚脂よりも豚のスープそのものを大事にしてるのが伝わります!
タレに関しては印象では醤油よりも塩寄りに感じる味わいでした!
◎スープの原材料
スープの原材料はポークエキス、しょうゆ、豚脂、植物油、食塩、
野菜エキス、酵母エキス、チキンエキス、ミート風味パウダー、
こんぶエキス、たん白加水分解物、香辛料となっています!
豚系がメインなのもさることながら、意外と醤油が多いですね!
ただ醤油の色があまりないので、濃口系ではないのかもですね!
そして野菜と昆布でサポートし、ミート風味パウダーについては、
おそらくは豚肉の肉っぽい旨味を演出したかったのでしょうね!
◎麺 - 東洋水産の新世代油揚げ麺が真価を発揮
麺は東洋水産が得意とする新世代系のしなやかな油揚げ麺です!
ほんと東洋水産の縦型カップ麺の麺は安定感が高まりましたね!
数年前までは「東洋水産の縦型は麺がダメ」と言っていましたが、
昨年後半ぐらいから一気にパワーアップが進んできましたからね!
中太ぐらいのやや平打ち麺で、表面はなめらかでありながら、
噛むとクニッとした押し返しのある絶妙のコシとなってます!(*゚◇゚)
この麺もものすごく優しいスープが相手だと油揚げ麺臭が出ますが、
今回のスープではそうした欠点もなく、相性は抜群のものでしたね!
ほんとこの麺はスープと噛み合うと見事な実力を発揮しますね!
「ちょっとパンチのある清湯スープ」と相性がいいのかもです!
◎具材 - ちょっぴり豚骨ラーメンを意識した雰囲気
具材は豚肉、メンマ、キクラゲ、青ねぎという組み合わせです!
豚肉とメンマは清湯系ラーメンにもよく使われる具材ですが、
他の2つはいかにも豚骨ラーメンを意識した雰囲気があります!
この商品に関しては東洋水産も少し具材の構成を迷ったのかもですね!(`・ω・´)
清湯だけど豚骨ぽさを出すか、それとも王道の中華そばっぽく行くか、
この構成を見るとおおむね両者の中間あたりを狙ってきた気がします!
青ねぎは豚骨向けらしく小口切りの細かくカットしたものですね!
そしてきくらげはホール型なので、食感は比較的やわらかいです!
メンマはコリコリ感があり、豚肉は東洋水産得意のリアル系ですね!
全体量はほどほどですが、肉の充実度が高いのはポイントですね!
◎まとめ - 新機軸への挑戦を実にわかりやすく表現
この商品は1つのラーメンとしてのおいしさを追求しただけでなく、
「新しいラーメンの形」をわかりやすく提示してくれてましたね!
もちろん豚清湯ラーメン自体はこれまでにもあったのですが、
その個性をダイレクトに主張するケースは稀でしたからね!
その中でこのラーメンは「豚清湯の個性」がよく出ていて、
それを体感するという点で非常に優れていましたね!
それでいて全体のクオリティも高いというのは評価できます!
さすがは東洋水産が本気を出す「謹製」ブランドだなと感じました!(゚x/)モキスー
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たういさん、こんばんは!
鱧から間を置かずにこの商品を出したのは狙ってたでしょうね!
「優しい味」でも「一見優しくも太い味」でも強いという、
そうしたこのシリーズの懐の深さを上手く見せつけてますよね!(●・ω・)
この2商品で「謹製」シリーズが気になった人も多いでしょうね!
そしてもう1つ良かったのはただ単に優しいスープにするのではなく、
白湯よりは間違いなく優しいけど、清湯ながらもしっかり強さがある、
そうした「豚清湯」ならではの良さを上手く出していた点ですね!
この麺は比較的やわらかくなりやすい特徴を持っている一方で、
ちょうどいい段階だと絶妙なコシを見せてくれるのですよね!
次回はぜひともその食感を存分に楽しんでほしいですね!
ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
鱧から間を置かずにこの商品を出したのは狙ってたでしょうね!
「優しい味」でも「一見優しくも太い味」でも強いという、
そうしたこのシリーズの懐の深さを上手く見せつけてますよね!(●・ω・)
この2商品で「謹製」シリーズが気になった人も多いでしょうね!
そしてもう1つ良かったのはただ単に優しいスープにするのではなく、
白湯よりは間違いなく優しいけど、清湯ながらもしっかり強さがある、
そうした「豚清湯」ならではの良さを上手く出していた点ですね!
この麺は比較的やわらかくなりやすい特徴を持っている一方で、
ちょうどいい段階だと絶妙なコシを見せてくれるのですよね!
次回はぜひともその食感を存分に楽しんでほしいですね!
ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
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鱧だしに続き豚そばが謹製シリーズ出ましたが、
この鱧→豚のギャップ感もよかったですね。
こういう変化の大きい発売順は新鮮味あって楽しいです。
商品はとてもよくできていましたね。
清湯のきれいなスープのビジュアルが印象的で、
その味もビジュアルどおり繊細なものでした。
そしてマルちゃんらしいたっぷりの具材も印象的でした。
自分はこの麺はどうも伸びさせてしまうので、
次の謹製が出た時は湯戻し時間を十分注意したいと思います。