カップ麺Award 2019 Part1
さて、今日から「カップ麺Award」の本編である今年のベスト20商品の紹介です!
この「カップ麺Award」もすっかりこのブログの年末の看板イベントになりました!
今回は変わり種商品に関してはあらかじめ「特別編」で紹介したので、
素直にこのPart1では20位から11位までを紹介していくことになります!(`・ω・´)
そして後半にあたるPart2ではベスト10と総評などを書いていく予定です!
さて、今年このブログで紹介したカップ麺は全部で311商品でした!
ただしこの中には日清の「カップご飯」や袋麺も一部含んではいます!
昨年が357商品だったので、今年は明らかにけっこう減りましたね!
これはブログ運営上の都合で、意図的に減らしたのではありましたが!
こうして見てみると、けっこう思い切った数を減らしていますね!
今年は昨年までよりもマイペースを維持することに努めましたからね!
それでも300は超えたので、カップ麺ブログとして果たすべき役割としては
それなりに十分なラインはクリアできたのではないかなとは思います!
それでは、今年最も高く評価した商品を20位から順に紹介していきます!
21位 1/14発売 大盛 大阪かすうどん(ヤマダイ)

・・・と言いながら、20位より下も少し紹介するのが定番になってますね;
もともとはちゃんと20位までを紹介する予定で選んでいるのですが、
どうしても「外すにはもったいない」商品が少しだけ出てくるので、
「じゃあそれも含めて紹介しよう」ということになるのですよね!
この「大阪かすうどん」は1月に出たので今年の商品という印象が薄いですね!
なんだかもうすでに発売されてから2年ぐらいは経っているような気がします!
この商品は大阪のご当地食材でもある「油かす」に着目したものですね!
一般的には牛の小腸を揚げて余計な油を抜いて作ったものになります!
大阪の河内地区などではその油かすを入れたうどんが知られていますが、
それに着目して「かす入り揚げ玉」を使って再現したのがこの商品です!(=゚ω゚)
もちろん揚げ玉なので完全な意味での「油かす」にはならないですが、
その風味や大阪らしさなどを再現できていたのがすごく良かったです!
人気も高いようで、けっこういろんなお店で定番商品になってますしね!
以前はニュータッチというと、完全に東高西低のイメージがありましたが、
最近は西日本にもしっかりと地盤を築けてきているのがわかりますね!
20位 11/25発売 博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風ラーメン(サンヨー食品/セブン&アイ限定)

こちらの「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」もいい意味で感激させてくれました!
まずもつ鍋をカップ麺にしようという発想がいいところを突いてますよね!
自分はもつ鍋を食べたことがないですが、そういう点でも面白かったです!
にんにくのパンチが効いた白みそスープ、そこに鍋らしい具材が入って、
さらに実際の「もつ」具材がたくさん入っていたのが大きなポイントです!(●・ω・)
過去のカップ麺で「もつ」具材を起用したものはいくつかありましたが、
ここ数年ぐらいはカップ麺ではもつ具材は使われてなかったのですよね!
それだけにこの商品はそうした点においても非常に目新しかったです!
この商品はもともと1月に発売されたのですが、人気が非常に高かったのか、
11月に麺をさらにパワーアップさせて再び発売されたのですよね!
このところサンヨー食品の縦型カップは麺が貧弱なことが多いですが、
この商品に関してはそうした弱点もなく、全体にスキがなかったですね!
19位 4/8発売 らぁ麺やまぐち監修 芳醇醤油鶏そば(2019年)(明星)

ここ数年ほど実際のラーメン店において、鶏だけでスープを取った
「鶏と水だけ」「水鶏系」と呼ばれるスープが流行っているのですが、
これをカップ麺で上手く再現したのがこちらの商品でございました!(*゚◇゚)
「水鶏系」のカップ麺は何もこれが初めてというわけではないのですが、
もともと「水鶏系」ってカップ麺で扱うのが難しいジャンルなのですよね!
というのも、カップ麺っていろいろな素材で旨みを重ねることが多いので、
こうしたミニマリズム的路線はコストの関係上いろいろ難しいのですよね!
そんな中でいくつかのメーカーがこの路線に挑戦してきたわけですが、
その中でも最もバランスが良かったのがこの商品と言えるでしょう!
「水鶏系」の最大の特徴はふくよかな鶏スープと大量の鶏油になりますが、
この2つがきちんと両立し、非常に深くパンチのある味わいを再現してました!
「水鶏系ラーメン」の持つ良さがしっかりと引き出されていましたね!
18位 4/1発売 THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン(エースコック)

エースコックは昨年から「THE和」という高級和そばブランドを出してますが、
その中華麺バージョンとして発売されたのがこの「THE中華」シリーズです!
正直なところ、この商品は他の人はあまり注目していなかった印象ですが、
現在の縦型カップにおけるエースコックの最高峰が詰まっていると感じました!
それだけにシリーズを立ち上げたのにまだこの商品しか出てないのが残念ですが;
やっぱり縦型カップのラーメンでネックになるのは麺なのですよね!
どうして縦型カップゆえの油揚げ麺の制約というのが出てきますので!
「THE和」は和そばのジャンルでそうした壁を壊す完成度を見せましたが、
こちらの「THE和」もエースコックの本気が見える内容だったのですよね!(*゚ー゚)
この麺が主流になれば、エースコックはもっと強くなってくるでしょうし、
そうしたきっかけを生む商品になってほしいという思いも強くありますね!
スープに関しても中華料理的なラーメンとしていい完成度を見せていて、
自分としてはこのシリーズでそうした路線をもっと追求してほしいですね!
17位 4/1発売 マルちゃん 正麺 カップ 焼そば(東洋水産)

今年最も注目すべきだったシリーズの1つがこの「正麺カップ」の汁なしですね!
「正麺カップ」については、ここ数年リアル系カップ麺をトップを走ってますが、
それが「汁なしノンフライ麺」ジャンルに進出したのが今年も注目点でした!
ここ数年ほど「汁なしノンフライ麺」が開拓されつつあったのですよね!(=゚ω゚)
以前はなぜか汁なし系に関してはノンフライ麺商品があまり出ませんでしたが、
麺の改良もあってそれがこの数年で一気に注目度が高まってたのですよね!
ただ一方でレギュラー商品の「汁なし系」は既存品で飽和状態にもあったので、
単発商品は出てもレギュラーとして定着する商品はまだ少なかったのですよね!
レギュラー系は「ラ王 汁なし担々麺」や「凄麺 THE」ぐらいでしたからね!
そこで満を持して登場したのがこの「正麺カップ 焼そば」だったわけですね!
ただ実は自分としてはこの順位はむしろ低いと思えるぐらいなのですよね!
自分は「正麺カップ」は高く評価していて、非常に期待もしていますし、
その汁なしの初登場なのだから、本来は1位を狙うべき存在だったのです!
他の商品ならこのベスト20に入るだけでかなり価値のあるものなのですが、
「正麺カップ」として見るなら、本当はもっと上に行ってほしかったのです!
そこがこの順位にとどまったのは、麺のほぐれに多少問題があるためです!
麺の質は「正麺カップ」らしく非常に高く、リアリティも高いのですが、
麺のほぐれという点ではヤマダイの「凄麺 THE」などに劣るのですよね!
もしここが完璧なら、間違いなく今年の1位を争ったと思うのですが!
ただ現状においてすでに定番商品としての座を確保していますし、
「ノンフライ汁なし」の拡大に大きく寄与したのも間違いないです!
ソースの質も高く、FD具材についても素晴らしいものがありましたからね!
それだけにこの商品にはさらなる高みを目指してほしいと思いますね!
16位 6/3発売 2018-19 TRY ラーメン大賞 名店部門 MIX1位 RAMEN GOTTSU 魚介豚骨らーめん(東洋水産)

今年のカップ麺における大きな進化の1つが、東洋水産の縦型カップ麺でした!
かつては東洋水産の縦型というと「麺が無骨」という印象が先行してましたが、
昨年あたりからかなり質の高いしなやかな麺が登場するようになってきました!
それが様々な東洋水産の縦型ブランドにまで広がったのが今年でしたね!
それによって東洋水産の縦型のクオリティは飛躍的に進歩しましたね!(`・ω・´)
この商品はそうした東洋水産の縦型カップの麺の進化の後押しも受けつつ、
魚介豚骨系スープとして極めて高いレベルの完成度を見せてくれました!
決して何か奇をてらうようなインパクトなどは感じなかったのですが、
これまでの魚介豚骨系カップ麺の1つの完成形と呼べるものでしたね!
豚骨も深く、魚介の旨味も抜群と、スキのないスープになってました!
さらに東洋水産ならではの具材への強さ、麺の進化なども絡み合って、
総合力で一気に食い込んできた商品というイメージが強かったですね!
15位 5/7発売 五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン(明星/ローソン限定)

カップ麺もいろんなスタイルがあり、それぞれが面白さを持ってはいるのですが、
「こういうスタイルのラーメンもアリなのか」、そう思わせてくれた商品でした!
何と言うか、こうした路線のスープは他には見なかった感があるのですよね!
「しょうゆ豚骨」とだけ聞くと別に目新しくも何ともなさそうなのですが、
やや清湯寄りで丸みを帯びた甘めの豚骨スープは他にはないタイプで、
さらにここに焦がしねぎ系の風味が加わって独自の個性を出してました!(*゚ー゚)
「カップ麺を通して地域の独自のラーメンを味わえる」、そういう良さがあり、
カップ麺が1つの食文化の担い手として活躍してるような印象を抱けましたね!
これもまたカップ麺の1つのあり方と呼んでもいいのかもしれませんね!
変わり種系以外で今年最も「面白い」と感じさせてくれた一杯かもしれません!
14位 12/31発売 行列のできる店のラーメン 真鯛鶏白湯(日清)

日清で長らく最高級カップ麺として君臨してきた「行列」シリーズですが、
どうも今年発売された商品を最後にカップ麺からは撤退したぽいのですよね;
今もチルド麺を中心に「行列」シリーズはきちんと残っているのですが、
カップ麺から「行列」ブランドが消えるのは少々悲しくはありますね;
もしかすると今後もときどき期間限定の新作は登場するのかもですが!(*゚◇゚)
そんな「行列」シリーズの中で今年光ったのがこの「真鯛鶏白湯」でした!
昨今のラーメンのスープにおける1つのブームが「鮮魚系の鯛」なのですよね!
最近は大阪でも鯛の白湯スープをベースにしたラーメンが増えていますし!
そこに着目してカップ麺への再現に繋げたのがこの商品と言えるでしょう!
もっとも完全な鯛白湯ではなく、鶏白湯と鯛のミックスにはなってますが、
その鯛の引き出し方はカップ麺の新しいスタイルを見せてくれてましたね!
「行列」シリーズはコストを多くかけることで他にない商品を作ってたので、
できれば今後も単発系でかまわないので新作を発売してほしいですね!
そういえばこの商品だけは2018年に発売された商品となってますね!
12/31発売だったので、これはもう2019年発売扱いとしました!
もう昨年の「カップ麺Award」が終わった後の発売でしたからね!
13位 12/3発売 横浜 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン(明星/ローソン限定)

デザインは地味、しかしながら味はかなりの実力派の一杯がこちらでした!
もともとは期待度も低く、その週の発売品の中でも最後に回したのですが、
いやはやこれは家系カップ麺の1つの完成形と呼べるような内容でしたね!
醤油が強めでちょっと味の濃い家系豚骨醤油スープとなっていたのですが、
ベースの豚骨が太く、鶏油の持つコクもしっかりと全体を支えていました!
そして何より家系の看板である海苔との相性が抜群だったのですよね!(●・ω・)
それによってトータルの評価が一段から二段上がったのは間違いないです!
またもう1つの家系のポイントであるほうれん草もいい仕事をしてました!
もしかするとレギュラー的存在に昇格する可能性を秘めた一杯でしたね!
12位 10/14発売 町田汁場 しおらーめん進化 煮干塩らーめん(寿がきや)

このあたりの順位まで来ると、かなりはっきりとしたイメージが残ってますね!
商品名を見るだけで「あぁ、これは旨かった」とすぐ思い出せるものばかりです!(*・ω・)
この商品は煮干系ラーメンとして1つの完成形と言えるぐらいのものでした!
煮干ラーメンというと、豚骨スープに煮干を合わせるタイプがポピュラーですが、
それだとバランスはいいものの、豚骨の丸みに煮干の風味が包まれるのですよね!
そこでこの商品は豚の風味を強く引き出しながらも清湯方面に寄せることで、
丸みをあえて出さずコクがありながらも煮干がダイレクトに来るのですよね!
このあたりのバランスの取り方、引き出しの多さは大きな魅力になってました!
寿がきやって、こんなふうにスープで爆発力を見せることが多いのですよね!
数年前に比べると、寿がきやのカップ麺は大幅に良くなったと思います!
その分だけ麺のバリエーションは少なく、具が貧弱なことも多いのですが、
「このスープはすごい」と一点集中で魅せてくれることが多いのが魅力ですね!
11位 9/23発売 カップヌードル グリーンカレー(日清)

カップヌードルは超有名ブランドだけあって、毎年新作が大量に出ますが、
今年の新作の中で最も忘れられないのはこの商品だったと言えるでしょう!
ほんとカップヌードルのアジア系エスニック商品はハズレがないですね!(=゚ω゚)
グリーンカレーのカップ麺って出ないわけではないですが数が少なく、
「悪くはないけど突出してるわけでもない」ものが多いのですよね!
そんな中、エスニック系にも強いカップヌードルからも出たわけですが、
いやぁこのグリーンカレースープの本格度は素晴らしいものがありました!
「カップ麺でここまでやれるか」と言わしめるだけの仕上がりでしたね!
本格度、スープの旨味の深さ、どこを取っても文句ない内容でしたね!
この商品は最後にご飯を投入するとさらに数倍おいしくなるでしょうね!
レギュラー商品に昇格しても何らおかしくないと思えるおいしさでした!
ということで、このPart1では11位までの商品を紹介してきました!
今年はブログでの紹介数は減ったものの「これはかなりいけるはず」という、
期待の大きい商品は外さずにできるだけ全部確保するようにしてきたので、
そのあたりについては今年も漏れのないようにできているかとは思います!
そして明日の記事では、全部の中から10個だけ残った商品が紹介されます!
残り10個ですから、どれも素晴らしい商品ばかりと言っていいでしょう!
それでは、明日のPart2の記事もぜひとも楽しみにしてくださいませ!(゚x/)モキユーリ
【関連記事】
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この「カップ麺Award」もすっかりこのブログの年末の看板イベントになりました!
今回は変わり種商品に関してはあらかじめ「特別編」で紹介したので、
素直にこのPart1では20位から11位までを紹介していくことになります!(`・ω・´)
そして後半にあたるPart2ではベスト10と総評などを書いていく予定です!
さて、今年このブログで紹介したカップ麺は全部で311商品でした!
ただしこの中には日清の「カップご飯」や袋麺も一部含んではいます!
昨年が357商品だったので、今年は明らかにけっこう減りましたね!
これはブログ運営上の都合で、意図的に減らしたのではありましたが!
こうして見てみると、けっこう思い切った数を減らしていますね!
今年は昨年までよりもマイペースを維持することに努めましたからね!
それでも300は超えたので、カップ麺ブログとして果たすべき役割としては
それなりに十分なラインはクリアできたのではないかなとは思います!
それでは、今年最も高く評価した商品を20位から順に紹介していきます!
21位 1/14発売 大盛 大阪かすうどん(ヤマダイ)

・・・と言いながら、20位より下も少し紹介するのが定番になってますね;
もともとはちゃんと20位までを紹介する予定で選んでいるのですが、
どうしても「外すにはもったいない」商品が少しだけ出てくるので、
「じゃあそれも含めて紹介しよう」ということになるのですよね!
この「大阪かすうどん」は1月に出たので今年の商品という印象が薄いですね!
なんだかもうすでに発売されてから2年ぐらいは経っているような気がします!
この商品は大阪のご当地食材でもある「油かす」に着目したものですね!
一般的には牛の小腸を揚げて余計な油を抜いて作ったものになります!
大阪の河内地区などではその油かすを入れたうどんが知られていますが、
それに着目して「かす入り揚げ玉」を使って再現したのがこの商品です!(=゚ω゚)
もちろん揚げ玉なので完全な意味での「油かす」にはならないですが、
その風味や大阪らしさなどを再現できていたのがすごく良かったです!
人気も高いようで、けっこういろんなお店で定番商品になってますしね!
以前はニュータッチというと、完全に東高西低のイメージがありましたが、
最近は西日本にもしっかりと地盤を築けてきているのがわかりますね!
20位 11/25発売 博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風ラーメン(サンヨー食品/セブン&アイ限定)

こちらの「蟻月 白のもつ鍋風ラーメン」もいい意味で感激させてくれました!
まずもつ鍋をカップ麺にしようという発想がいいところを突いてますよね!
自分はもつ鍋を食べたことがないですが、そういう点でも面白かったです!
にんにくのパンチが効いた白みそスープ、そこに鍋らしい具材が入って、
さらに実際の「もつ」具材がたくさん入っていたのが大きなポイントです!(●・ω・)
過去のカップ麺で「もつ」具材を起用したものはいくつかありましたが、
ここ数年ぐらいはカップ麺ではもつ具材は使われてなかったのですよね!
それだけにこの商品はそうした点においても非常に目新しかったです!
この商品はもともと1月に発売されたのですが、人気が非常に高かったのか、
11月に麺をさらにパワーアップさせて再び発売されたのですよね!
このところサンヨー食品の縦型カップは麺が貧弱なことが多いですが、
この商品に関してはそうした弱点もなく、全体にスキがなかったですね!
19位 4/8発売 らぁ麺やまぐち監修 芳醇醤油鶏そば(2019年)(明星)

ここ数年ほど実際のラーメン店において、鶏だけでスープを取った
「鶏と水だけ」「水鶏系」と呼ばれるスープが流行っているのですが、
これをカップ麺で上手く再現したのがこちらの商品でございました!(*゚◇゚)
「水鶏系」のカップ麺は何もこれが初めてというわけではないのですが、
もともと「水鶏系」ってカップ麺で扱うのが難しいジャンルなのですよね!
というのも、カップ麺っていろいろな素材で旨みを重ねることが多いので、
こうしたミニマリズム的路線はコストの関係上いろいろ難しいのですよね!
そんな中でいくつかのメーカーがこの路線に挑戦してきたわけですが、
その中でも最もバランスが良かったのがこの商品と言えるでしょう!
「水鶏系」の最大の特徴はふくよかな鶏スープと大量の鶏油になりますが、
この2つがきちんと両立し、非常に深くパンチのある味わいを再現してました!
「水鶏系ラーメン」の持つ良さがしっかりと引き出されていましたね!
18位 4/1発売 THE中華 ラー油を利かせた野菜タンメン(エースコック)

エースコックは昨年から「THE和」という高級和そばブランドを出してますが、
その中華麺バージョンとして発売されたのがこの「THE中華」シリーズです!
正直なところ、この商品は他の人はあまり注目していなかった印象ですが、
現在の縦型カップにおけるエースコックの最高峰が詰まっていると感じました!
それだけにシリーズを立ち上げたのにまだこの商品しか出てないのが残念ですが;
やっぱり縦型カップのラーメンでネックになるのは麺なのですよね!
どうして縦型カップゆえの油揚げ麺の制約というのが出てきますので!
「THE和」は和そばのジャンルでそうした壁を壊す完成度を見せましたが、
こちらの「THE和」もエースコックの本気が見える内容だったのですよね!(*゚ー゚)
この麺が主流になれば、エースコックはもっと強くなってくるでしょうし、
そうしたきっかけを生む商品になってほしいという思いも強くありますね!
スープに関しても中華料理的なラーメンとしていい完成度を見せていて、
自分としてはこのシリーズでそうした路線をもっと追求してほしいですね!
17位 4/1発売 マルちゃん 正麺 カップ 焼そば(東洋水産)

今年最も注目すべきだったシリーズの1つがこの「正麺カップ」の汁なしですね!
「正麺カップ」については、ここ数年リアル系カップ麺をトップを走ってますが、
それが「汁なしノンフライ麺」ジャンルに進出したのが今年も注目点でした!
ここ数年ほど「汁なしノンフライ麺」が開拓されつつあったのですよね!(=゚ω゚)
以前はなぜか汁なし系に関してはノンフライ麺商品があまり出ませんでしたが、
麺の改良もあってそれがこの数年で一気に注目度が高まってたのですよね!
ただ一方でレギュラー商品の「汁なし系」は既存品で飽和状態にもあったので、
単発商品は出てもレギュラーとして定着する商品はまだ少なかったのですよね!
レギュラー系は「ラ王 汁なし担々麺」や「凄麺 THE」ぐらいでしたからね!
そこで満を持して登場したのがこの「正麺カップ 焼そば」だったわけですね!
ただ実は自分としてはこの順位はむしろ低いと思えるぐらいなのですよね!
自分は「正麺カップ」は高く評価していて、非常に期待もしていますし、
その汁なしの初登場なのだから、本来は1位を狙うべき存在だったのです!
他の商品ならこのベスト20に入るだけでかなり価値のあるものなのですが、
「正麺カップ」として見るなら、本当はもっと上に行ってほしかったのです!
そこがこの順位にとどまったのは、麺のほぐれに多少問題があるためです!
麺の質は「正麺カップ」らしく非常に高く、リアリティも高いのですが、
麺のほぐれという点ではヤマダイの「凄麺 THE」などに劣るのですよね!
もしここが完璧なら、間違いなく今年の1位を争ったと思うのですが!
ただ現状においてすでに定番商品としての座を確保していますし、
「ノンフライ汁なし」の拡大に大きく寄与したのも間違いないです!
ソースの質も高く、FD具材についても素晴らしいものがありましたからね!
それだけにこの商品にはさらなる高みを目指してほしいと思いますね!
16位 6/3発売 2018-19 TRY ラーメン大賞 名店部門 MIX1位 RAMEN GOTTSU 魚介豚骨らーめん(東洋水産)

今年のカップ麺における大きな進化の1つが、東洋水産の縦型カップ麺でした!
かつては東洋水産の縦型というと「麺が無骨」という印象が先行してましたが、
昨年あたりからかなり質の高いしなやかな麺が登場するようになってきました!
それが様々な東洋水産の縦型ブランドにまで広がったのが今年でしたね!
それによって東洋水産の縦型のクオリティは飛躍的に進歩しましたね!(`・ω・´)
この商品はそうした東洋水産の縦型カップの麺の進化の後押しも受けつつ、
魚介豚骨系スープとして極めて高いレベルの完成度を見せてくれました!
決して何か奇をてらうようなインパクトなどは感じなかったのですが、
これまでの魚介豚骨系カップ麺の1つの完成形と呼べるものでしたね!
豚骨も深く、魚介の旨味も抜群と、スキのないスープになってました!
さらに東洋水産ならではの具材への強さ、麺の進化なども絡み合って、
総合力で一気に食い込んできた商品というイメージが強かったですね!
15位 5/7発売 五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン(明星/ローソン限定)

カップ麺もいろんなスタイルがあり、それぞれが面白さを持ってはいるのですが、
「こういうスタイルのラーメンもアリなのか」、そう思わせてくれた商品でした!
何と言うか、こうした路線のスープは他には見なかった感があるのですよね!
「しょうゆ豚骨」とだけ聞くと別に目新しくも何ともなさそうなのですが、
やや清湯寄りで丸みを帯びた甘めの豚骨スープは他にはないタイプで、
さらにここに焦がしねぎ系の風味が加わって独自の個性を出してました!(*゚ー゚)
「カップ麺を通して地域の独自のラーメンを味わえる」、そういう良さがあり、
カップ麺が1つの食文化の担い手として活躍してるような印象を抱けましたね!
これもまたカップ麺の1つのあり方と呼んでもいいのかもしれませんね!
変わり種系以外で今年最も「面白い」と感じさせてくれた一杯かもしれません!
14位 12/31発売 行列のできる店のラーメン 真鯛鶏白湯(日清)

日清で長らく最高級カップ麺として君臨してきた「行列」シリーズですが、
どうも今年発売された商品を最後にカップ麺からは撤退したぽいのですよね;
今もチルド麺を中心に「行列」シリーズはきちんと残っているのですが、
カップ麺から「行列」ブランドが消えるのは少々悲しくはありますね;
もしかすると今後もときどき期間限定の新作は登場するのかもですが!(*゚◇゚)
そんな「行列」シリーズの中で今年光ったのがこの「真鯛鶏白湯」でした!
昨今のラーメンのスープにおける1つのブームが「鮮魚系の鯛」なのですよね!
最近は大阪でも鯛の白湯スープをベースにしたラーメンが増えていますし!
そこに着目してカップ麺への再現に繋げたのがこの商品と言えるでしょう!
もっとも完全な鯛白湯ではなく、鶏白湯と鯛のミックスにはなってますが、
その鯛の引き出し方はカップ麺の新しいスタイルを見せてくれてましたね!
「行列」シリーズはコストを多くかけることで他にない商品を作ってたので、
できれば今後も単発系でかまわないので新作を発売してほしいですね!
そういえばこの商品だけは2018年に発売された商品となってますね!
12/31発売だったので、これはもう2019年発売扱いとしました!
もう昨年の「カップ麺Award」が終わった後の発売でしたからね!
13位 12/3発売 横浜 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン(明星/ローソン限定)

デザインは地味、しかしながら味はかなりの実力派の一杯がこちらでした!
もともとは期待度も低く、その週の発売品の中でも最後に回したのですが、
いやはやこれは家系カップ麺の1つの完成形と呼べるような内容でしたね!
醤油が強めでちょっと味の濃い家系豚骨醤油スープとなっていたのですが、
ベースの豚骨が太く、鶏油の持つコクもしっかりと全体を支えていました!
そして何より家系の看板である海苔との相性が抜群だったのですよね!(●・ω・)
それによってトータルの評価が一段から二段上がったのは間違いないです!
またもう1つの家系のポイントであるほうれん草もいい仕事をしてました!
もしかするとレギュラー的存在に昇格する可能性を秘めた一杯でしたね!
12位 10/14発売 町田汁場 しおらーめん進化 煮干塩らーめん(寿がきや)

このあたりの順位まで来ると、かなりはっきりとしたイメージが残ってますね!
商品名を見るだけで「あぁ、これは旨かった」とすぐ思い出せるものばかりです!(*・ω・)
この商品は煮干系ラーメンとして1つの完成形と言えるぐらいのものでした!
煮干ラーメンというと、豚骨スープに煮干を合わせるタイプがポピュラーですが、
それだとバランスはいいものの、豚骨の丸みに煮干の風味が包まれるのですよね!
そこでこの商品は豚の風味を強く引き出しながらも清湯方面に寄せることで、
丸みをあえて出さずコクがありながらも煮干がダイレクトに来るのですよね!
このあたりのバランスの取り方、引き出しの多さは大きな魅力になってました!
寿がきやって、こんなふうにスープで爆発力を見せることが多いのですよね!
数年前に比べると、寿がきやのカップ麺は大幅に良くなったと思います!
その分だけ麺のバリエーションは少なく、具が貧弱なことも多いのですが、
「このスープはすごい」と一点集中で魅せてくれることが多いのが魅力ですね!
11位 9/23発売 カップヌードル グリーンカレー(日清)

カップヌードルは超有名ブランドだけあって、毎年新作が大量に出ますが、
今年の新作の中で最も忘れられないのはこの商品だったと言えるでしょう!
ほんとカップヌードルのアジア系エスニック商品はハズレがないですね!(=゚ω゚)
グリーンカレーのカップ麺って出ないわけではないですが数が少なく、
「悪くはないけど突出してるわけでもない」ものが多いのですよね!
そんな中、エスニック系にも強いカップヌードルからも出たわけですが、
いやぁこのグリーンカレースープの本格度は素晴らしいものがありました!
「カップ麺でここまでやれるか」と言わしめるだけの仕上がりでしたね!
本格度、スープの旨味の深さ、どこを取っても文句ない内容でしたね!
この商品は最後にご飯を投入するとさらに数倍おいしくなるでしょうね!
レギュラー商品に昇格しても何らおかしくないと思えるおいしさでした!
ということで、このPart1では11位までの商品を紹介してきました!
今年はブログでの紹介数は減ったものの「これはかなりいけるはず」という、
期待の大きい商品は外さずにできるだけ全部確保するようにしてきたので、
そのあたりについては今年も漏れのないようにできているかとは思います!
そして明日の記事では、全部の中から10個だけ残った商品が紹介されます!
残り10個ですから、どれも素晴らしい商品ばかりと言っていいでしょう!
それでは、明日のPart2の記事もぜひとも楽しみにしてくださいませ!(゚x/)モキユーリ
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たういさん、こんばんは!
たういさんが食べてないのはおそらく、
・らぁ麺やまぐち監修 芳醇醤油鶏そば
・MIX1位 RAMEN GOTTSU 魚介豚骨らーめん
・横浜 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン
の3つですかね!
この中では最近食べた「吉村家」の印象が強いですね!
期待していなかったのにかなりいい内容でしたしね!(●・ω・)
逆にたういさんの年末記事でも登場したのが、
・大盛 大阪かすうどん
・博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風ラーメン
・正麺 カップ 焼そば
・五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン
の4つですかね!
このあたりはどれも個性的でなおかつ内容も良かったですよね!
どの商品も何らかの形ではっきりと印象に残っていますし!
スープの風味ではとりわけ「五郎家」は印象的でしたね!
汁なしは「正麺カップ」が今年進出したというのはありつつも、
全体的には昨年までに比べるとやや低調な印象ではありましたね;
なんだか「正麺カップ」だけ遅れてやってきたような感じでしたし!
麺のほぐれが良ければ「正麺カップ」はもっと上に行ったのですが!
ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
たういさんが食べてないのはおそらく、
・らぁ麺やまぐち監修 芳醇醤油鶏そば
・MIX1位 RAMEN GOTTSU 魚介豚骨らーめん
・横浜 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン
の3つですかね!
この中では最近食べた「吉村家」の印象が強いですね!
期待していなかったのにかなりいい内容でしたしね!(●・ω・)
逆にたういさんの年末記事でも登場したのが、
・大盛 大阪かすうどん
・博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風ラーメン
・正麺 カップ 焼そば
・五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン
の4つですかね!
このあたりはどれも個性的でなおかつ内容も良かったですよね!
どの商品も何らかの形ではっきりと印象に残っていますし!
スープの風味ではとりわけ「五郎家」は印象的でしたね!
汁なしは「正麺カップ」が今年進出したというのはありつつも、
全体的には昨年までに比べるとやや低調な印象ではありましたね;
なんだか「正麺カップ」だけ遅れてやってきたような感じでしたし!
麺のほぐれが良ければ「正麺カップ」はもっと上に行ったのですが!
ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
一年で 300以上もカップラーメンを食べてるってすごいですね。 ほぼ毎日食べてるって感じですね www
今日発表になった中では・・・・ 残念ながら食べたものありませんでした ><
焼きそばや、 カップヌードルなら次帰省した時にもあるかもしれません
また 探して見ます
駐在おやじ
今日発表になった中では・・・・ 残念ながら食べたものありませんでした ><
焼きそばや、 カップヌードルなら次帰省した時にもあるかもしれません
また 探して見ます
駐在おやじ
駐在おやじさん、こんばんは!
今年は例年に比べるとカップ麺を食べた数は多少減りましたね!
以前は1日に2つ食べるのも全然珍しくなかったですので!
紹介する商品の数が400に迫ったことまでありましたからね(;゚ω゚)
今回の11位まででレギュラー商品化してるのは、
・大盛 大阪かすうどん
・マルちゃん 正麺 カップ 焼そば
の2つだけですね;
ただ「正麺カップ 焼そば」はかなり見つけやすいとは思います!
そういえば韓国ではいわゆる「油かす」的な食材ってないのですかね!
韓国の牛肉文化を考えると似たようなものがありそうな気がしますが!
・博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風ラーメン
この商品はもしかすると今後毎年11月にセブンで発売されるかもです!
どうも時期限定ながらも定着しそうな雰囲気がすでにありますので!
ではでは、よいお年を!(゚x/)
今年は例年に比べるとカップ麺を食べた数は多少減りましたね!
以前は1日に2つ食べるのも全然珍しくなかったですので!
紹介する商品の数が400に迫ったことまでありましたからね(;゚ω゚)
今回の11位まででレギュラー商品化してるのは、
・大盛 大阪かすうどん
・マルちゃん 正麺 カップ 焼そば
の2つだけですね;
ただ「正麺カップ 焼そば」はかなり見つけやすいとは思います!
そういえば韓国ではいわゆる「油かす」的な食材ってないのですかね!
韓国の牛肉文化を考えると似たようなものがありそうな気がしますが!
・博多もつ鍋 蟻月 白のもつ鍋風ラーメン
この商品はもしかすると今後毎年11月にセブンで発売されるかもです!
どうも時期限定ながらも定着しそうな雰囲気がすでにありますので!
ではでは、よいお年を!(゚x/)
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11~21位の商品で自分が食べていない商品もあるので
そういう商品はとくに気になりますね。
でもチョイスされた商品はなるほど・・・・
と思う商品も多いですね!
自分チョイスの商品もありホッとしましたww
そしてスープの分析が鋭いかーとさんらしい面子だなと感じました。
でも今年はやはり汁なし系はやや不作なイメージでしたね。
正麺汁なしは先にニュータッチにいいところを
持っていかれた感じで手遅れ感が残り残念です。
上位ランクにどんな汁なし商品があるのかも興味深いです。