3/5発売 本場の名店 味仙本店監修 台湾ラーメン

3/5発売の日清「本場の名店 味仙本店監修 台湾ラーメン」を食べました!
これまでの「味仙」(みせん)系統と同じくファミリーマート限定です!

もともとはサークルKサンクスの「プライムワン」で出てましたが、
ファミマとの統合後はファミリーマートで販売されています!

◎「味仙」と台湾ラーメンの歴史


「味仙」というと名古屋にある台湾料理のお店なのですが、
今では「台湾ラーメン」の元祖のお店として知られていますね!

もはや完全にそちらのほうが有名だと言っていいぐらいです!

「味仙」で検索すると似たような名古屋のお店が2つヒットしますが、
「味仙 今池本店」がこの元祖であり、台湾ラーメンの開発もしました!

もう1つの「味仙」も別に勝手に名前を使っているとかいうわけではなく、
ちゃんとこの本店である「味仙」と深い関係を持ったお店のようですね!

もともとは「味仙 今池本店」の主人である郭明優さんがまかない料理として、
自身の出身である台湾の「担仔麺」(タンツーメン)を辛くアレンジして、
さらににんにくなども加えたラーメンを作ったことがきっかけとなってます!

それが改良されてお店でも「台湾ラーメン」として提供されるようになり、
後の激辛ブームをきっかけとして一気に人気が広がっていったようです!

「台湾ラーメン」の名前は店主さんが台湾出身だったことから命名されました!
なので、「台湾ラーメン」が生まれたのは紛れもなく名古屋だったのですね!

ただし作った方が台湾出身なので、決して台湾とも無縁ではない料理です!

3/5発売 本場の名店 味仙本店監修 台湾ラーメン

さて、この「味仙」のカップ麺は過去にも何度も発売されてます!
まだサークルKの「プライムワン」だった頃に自分も紹介してます!

ただ「味仙」のカップ麺はいつも縦型油揚げ麺で出てたのですよね!
レベルは非常に高かったのですが、カップ麺らしい内容でもありました!

そこで今回はリアリティを高めるため、どんぶり型ノンフライで登場しました!
これはちょっと期待を持って手を出してみたくなってしまいますよね!(`・ω・´)

3/5発売 本場の名店 味仙本店監修 台湾ラーメン(内容物)

◎内容物 - 小袋は2つだけと意外にシンプル


内容物はかやくと液体スープのみという構成になっています!
調味油や粉末スープといったものは特に取り入れられていません!

3/5発売 本場の名店 味仙本店監修 台湾ラーメン(できあがり)

おっと、このひき肉系具材の量にはちょっと驚かされますね!
ここまでひき肉具材を大量に入れるカップ麺はあまりありません!

台湾ラーメンの具材における主役と言えばニラとひき肉ですし、
その2つについては惜しむことなく投入してきたのでしょう!

◎スープ - これぞ本場の「台湾ラーメン」、スキのない味わい


まずはスープですが・・・おおおおぉ、うまいっ!!!(●・ω・)

うーん、これはまた見事なまでのものを作ってきましたね!
「台湾ラーメン」のスープとしてもはやスキがないですかね!

ベースを作る鶏のスープ、そして台湾ラーメンでは欠かせない
炒めた豚ひき肉から出る豚の旨味、これらをベースにしながら、
ガーリックやニラなどの香味野菜によってスープにパンチを出し、
そこにキリッとしたシャープさを見せる醤油ダレを合わせる、
こうしたシャープでスタミナ的、そして動物系のコクが生きた
まさに「台湾ラーメン」を体現したスープが出来上がってます!

そうしたベースのみならず、台湾ラーメンにおいて欠かせないのは、
豚ひき肉を生まれたときに出るコクのある豚脂なのですよね!

そしてこれが台湾ラーメンにおいて必須のラー油と合わさり、
豚のコクとピリ辛が合わさったあの味ができあがるわけです!

そしてこの商品はそこをものすごく上手く作ってきてますね!(*゚◇゚)

台湾ラーメンに単純にラー油をプラスするという手法を取ると、
ラー油の持つごまの風味が目立ちすぎて味を濁すのですよね!

でもこの商品は油脂は完全に動物系だけなので、炒めた豚の脂に
辛味を移したコクと辛味の共演を見事に成し遂げてるのですよね!

なので、スープと油脂の持つ一体感が半端なく高いのです!

そしてスープの辛さですが、辛口以上のレベルなのはたしかです!

ただ「大辛」と表現するほどのものにまではいってないですね!

なので、ボンカレーの「辛口」ぐらいを普通に食べられるなら、
挑戦しても十分クリアすることができるぐらいの辛さですね!

面白いのは胡椒系に近いピリピリ感もまた強い点ですね!

唐辛子の辛さだけで攻めず、胡椒的な前に出る刺激も強めで、
それによってホーッと体が温まってくるような感触があります!

こうした辛さの組み立てについても、実によく練られています!

◎スープの原材料 - 牛の脂を補佐的に使っているのもポイント


スープの原材料は動物油脂(豚、牛)、しょうゆ、チキンエキス、
糖類、ポークエキス、みそ、たん白加水分解物、食塩、ポーク調味料、
香辛料、ヒハツエキス粉末という組み合わせになっています!

まさに「台湾ラーメン」として過不足ない構成と言えるでしょう!
牛脂をチラリと入れることで、コクを足しているのも面白いですね!

少量でコクを強く出せる存在として起用されたのでしょう!

「ヒハツエキス粉末」というのがちょっと不思議な存在ですが、
これは胡椒科の香辛料で、風味も胡椒に似ているようです!

なので、この商品で感じる胡椒の刺激はヒハツによる部分もありますね!

◎麺 - 日清の中細ノンフライ麺が大きく進化!


日清の中細ノンフライ麺というと、カップ麺を食べ慣れてる人からすると、
真っ先に「ほぐれにくいんだよなぁ」ということが頭に浮かぶのですよね;

それがどうでしょう、今回は全くのストレスなしでほぐれました!
きれいにほぐすための工夫も全く不要で、こちらが驚くほどでした!

ぜひ他のノンフライ麺ブランドでもこの麺を採用してほしいですね!
というか、麺の改良が広がる大きなきっかけになる可能性もあります!

そしてこの麺・・・食感もまた非常に優れているのですよね!(=゚ω゚)

日清のノンフライ麺って、ちょっとブリブリ感が強いことがありますが、
こちらは表面は少し優しく、中心部でしっかりコシをアピールしてきます!

この表面と中心部の食感のコントラストこそがコシの表現であり、
それが見事に実現され、しかもその持続力が高いのも高得点です!

でもって、スープとのなじみが非常に良く、麺勝ちになりません!
むしろ麺と合わせて食べたときにこそ一番おいしく感じられましたし!

◎麺量と栄養成分


麺の量は70gで、カロリーは417kcalとなっています!
脂質は12.6gで、ほどほどの量に抑えられていますね!

◎具材 - 意外にも粒状大豆たん白が活躍


具材は味付肉そぼろ、粒状大豆たん白、赤唐辛子、ニラとなってます!

赤唐辛子は具材というよりは、薬味として活躍しています!

そしてニラはやはり台湾ラーメンには欠かせない存在であり、
このニラの香味もまた実にいい仕事をしてくれていましたね!

量もけっこうあるので、台湾ラーメンとして申し分なしです!

そして肉そぼろ、粒状大豆たん白はどちらもひき肉系具材です!

粒状大豆たん白は端的に言えば大豆を使った疑似肉ですね!

乾燥状態でかじってみると、ほんと豆腐のような味がしました!笑
特に肉っぽさを演出するような味付けはなされてなかったですね!

肉そぼろも乾燥状態でかじりましたが、肉っぽさはあるものの、
そこまで肉々しさはなく、香味野菜の風味がやや強めでした!

肉そぼろとしては、おそらくコストは抑えめのものなのでしょう!

そんなコストを抑えた肉そぼろ&疑似肉だったりしますが、
これがスープを合わさると思っている以上に活躍してくれます!

たしかにものすごく意識して食べると素材の味は薄いのですが、
スープなじみが抜群で、食感も悪くなく、とにかく量が多い、
なので口に入るたびに台湾ラーメンらしさをグッと高めます!

あえて疑似肉をまぜてまで量を増やした意義が見えましたね!
このスープであれば、この判断は正解だったと言えるでしょう!(*゚ー゚)

疑似肉系の素材も使いどころ次第で生きてくるものですね!

◎まとめ - 台湾ラーメンとしてのみならず、1つのカップ麺として最高峰に近い一杯


いやもうちょっと、自分としては欠点が見当たりませんでした!

とにかく味がいいですし、麺も良質、具のチョイスもベストで、
台湾ラーメンの表現という点では右に出る存在がないですね!

カップ麺における台湾ラーメンとしては1位と言っていいでしょう!
本店の監修した力、そして日清の技術力がともに見事に生きてます!

おそらく実際の台湾ラーメンはもう少し油脂が多そうですが、
このあたりはより広く好まれるように調整したのでしょうね!

とにかく1つの台湾ラーメンとしての完成度が非常に素晴らしく、
年末の「カップ麺Award」へのランクインが早くも確定でしょうね!

1年通して見ても、これをベスト20より下とすることはないでしょう!
もはやどこまで順位を上げられるかという地位にあると言えますね!

台湾ラーメン好きならマスト、そうでなくても試してみるべき一杯です!(゚x/)モニニニニッ

にほんブログ村 グルメブログ カップ麺・カップラーメンへ このエントリーをはてなブックマークに追加
(クリックしてくださる際にはCtrlキーを押しながらすると非常に楽です。)

テーマ : カップめん | ジャンル : グルメ

コメント

 
おはようございます。
自分は名古屋駅の味仙でお店の台湾ラーメンいただきましたが、
それはそれは辛くて旨いラーメンでした。
スープはめちゃ美味しいのですが辛くて飲めない・・・そんな感じ。

そしてこの製品ですが出来上がりのビジュアルが
なかなかお店のビジュアルに近くて
とてもいい感じに再現されている気がします。
メインのひき肉具材もたっぷり入っていて、
スープもいい感じですね!
これは記事にしなくても食べたい製品ですね。
まだ売ってるかな、ファミマチェックします。
たういさん、こんばんは!

この商品はおそらくお店よりは油脂が軽めな気がします!
なので、再現度は高いと思いますがすっきりはしてるでしょうね!

この商品はカップ台湾ラーメンとしては過去最高かもです!(●・ω・)

もちろんその分だけ値段もけっこう高めではあるのですが、
その高さに見合うだけのもの、いやそれ以上のものがあると思いました!

これは記事にしなくても食べてみる価値はあると思いますね!
カップ台湾ラーメンにおける一つの金字塔と呼べるかもですし!

でもって、麺のクオリティが高いのもポイントが高かったです!
これまで日清の中細ノンフライ麺はほぐれにくかったですからね;

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

コメント

 
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

Powered by FC2 Blog
/ ある事件の記録ブログ版
Copyright © He can eat anything but himself! All Rights Reserved.