10/8発売 マルちゃん 復刻版 赤いきつねうどん 西

10/8発売の東洋水産「復刻版 赤いきつねうどん 西」を食べました!
発売40周年となった「赤いきつね」からの記念復刻商品となります!

10/8発売 復刻版 赤いきつねうどん 西

できあがり写真がないので今と比べると古風な地味さはありますが、
「赤いきつね」のフォントなどは今と全く変わってませんね!

今は「うどん」の部分の背景が青になっている違いはありますが!

熱湯5分というあたりは、今とも特に変わっていないところですね!
そう考えると、当時からかなり完成していたことがうかがえます!

10/8発売 復刻版 赤いきつねうどん 西(内容物)

内容物は粉末スープのみというシンプルな仕様となっています!

今は七味唐辛子がついてますが、当時は七味唐辛子についても
粉末スープの袋の中に一緒に入るという形になってたのですね!

またフタの裏には「赤いきつね」の豆知識が書かれています!

カップ麺好きの間ではけっこうよく知られた話ではありますが、
「赤いきつね」は発売直前まで「熱いきつね」だったのですよね!(=゚ω゚)

それが直前になって「赤」が「熱い」を想起させるということから、
色としての「赤」を前面に打ち出した方式に転換したのですよね!

また「赤いきつね」は東洋水産にとっての最初のカップうどんではなく、
それより先に「マルちゃんのカップうどんきつね」を1975年に出しています!

この「マルちゃんのカップうどんきつね」が日本初のカップうどんなのすね!

その後に新商品として1978年に「赤いきつね」が登場したわけです!

10/8発売 復刻版 赤いきつねうどん 西(できあがり)

ビジュアルの大きな方向性、具材の構成などは今と変わりませんね!
ただ実は一つだけ見た目から明らかに違っている点もあるのですが!

まずはスープですが・・・現在の「関西」とはけっこう違いますね!(●・ω・)

現行の「赤いきつね」のスープは地域ごとに細かく分かれていて、
全部で東、西、関西、北海道の4種類が発売されています!

自分は大阪なので、もちろん普段は「関西」が売られてますが、
どうも「西」とも微妙ではあるものの違うスープだそうです!

おそらく今回のスープは「西」のほうに近い路線であるはずで、
今回感じたのが現行品の「関西」と「西」の違いによるものか、
それとも復刻版と今の違いによるものかは少々判断しにくいです!

ただ感覚的な違いをいくつかまとめると次のようになります!

・甘みが少し控えめで丸みがそれほど強くない
・煮干がやや強く、魚介風味にややワイルドさがある

一方で昆布が効いた淡口醤油ベースなのは「関西」と同じです!

こうした違いから、こちらのスープのほうが少し灰色寄りですね!
これは使われている魚介スープの違いなども関係してるのでしょう!

「なじんだ味」ということでは、現在の「関西」がより合いますが、
ただこの少しワイルドながらも西日本らしいすっきりとしたつゆは
食べていてなかなか引き付けられるものがあるのもまたたしかです!

このつゆだけで言えば、現代でも十分通用すると言えますしね!

つゆの原材料を現在の西日本版と比較してみることにしましょう!

[今回の復刻版]
食塩、しょうゆ、砂糖、粉末かつおぶし、たん白加水分解物、粉末煮干し、
粉末こんぶ、ねぎ、香辛料、植物油

[現在の西日本版]
食塩、しょうゆ、砂糖、魚介エキス、粉末こんぶ、香辛料、たん白加水分解物、
ねぎ、植物油

今回のスープは魚介エキスを使わず、全て粉末で対応してますね!

また商品説明によると、現行版は雑節(鰹以外の節)も使われてますが、
こちらの商品は雑節はなく、鰹、煮干、昆布のみで構成されています!

その分だけ節系の主張が控えめになって煮干が目立ってるのでしょうね!

また現在の西日本版のほうが昆布の位置が高めになっていますね!(*゚ー゚)

とすると、今が昆布・節・煮干の総合的なだしになってるのに対し、
復刻版は煮干と鰹を軸に昆布で付加的に味を調えた感じですかね!

そして麺ですが・・・これはけっこう思っていたよりも違いますね!(*゚◇゚)

自分は今の「赤いきつね」の麺について、どん兵衛のもっちり路線に対し、
つるみやなめらかさ、しなかやさを重視している印象を持ってるのですが、
今回の麺からはそうした細かな機微のような部分があえて外されています!

良くも悪くも「昔のカップうどんらしい無骨な麺」という印象があります!

揚げの真下の麺の戻りが悪いあたりまで上手く再現されてましたし!笑

でも今では揚げの下だからといってそういう印象はあまりないのですよね!
そう考えると、いろいろと麺が改良されてきていることがわかります!

ここで現行の西日本版と麺の原材料も比較してみることにします!

[今回の復刻版]
小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、卵白

[現在の西日本版]
小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白、乾燥酵母、卵白

比較すると一目瞭然で、植物性たん白と乾燥酵母が外されていますね!
特に植物性たん白が与えている麺の食感への影響は大きいのでしょう!

それが外れることで、ポソポソとした感じの食感になったのでしょうね!

麺の量は74gで、カロリーは409kcalとなっています!
脂質は18.1gで、こうして見ると意外と高めの数字ですね!

とはいっても、脂質の多くは油揚げによるものでしょうけども!

現行の西日本版と比べると、麺量は同じでありながら、
カロリーは-27kcal、脂質は-2.1gと軽めになっています!

ただ、これについてはちょっと違った理由があるのですよね!
実はスープのカロリーは復刻版のほうが1kcal高いほどですし!

具材は味付け油揚げ、卵、かまぼこ、ねぎという組み合わせです!

ねぎは粉末スープの袋の中に入ったごく細かい青ねぎですね!
存在感はあまりなく、ごく軽くねぎの風味を加える程度です!

卵とかまぼこについては現行版と同じものだと思われます!

卵でありながら魚介練り製品のような食感もある不思議な卵と、
ごくごく普通ながらうどんには欠かせないかまぼこが入ってます!

個数は個体差もあるでしょうが、おおむね2~4個ぐらいでしょう!

そして油揚げですが・・・これが最大の違いと言っていいでしょう!(`・ω・´)

今回の復刻版の油揚げは明らかに小さくなってるのですよね!

おそらく実際に当時の油揚げはこれぐらいの大きさだったのでしょう!
それがどこかの段階で今のような長方形状の大判になったのでしょうね!

麺量は現行版と同じながら、総重量はこちらが5g軽いのですが、
この5gがそのまま揚げの大きさの違いになっていると言えますね!

実際にめん・かやくのカロリーは復刻版が28kcalだけ低いですし!

揚げの違いは以前に紹介した「甘ーいきつね」を見ると一目瞭然ですね!

ただ揚げの味わいについてはおおむね違いはないと言えそうです!

甘みの強さとか細かい違いもあるかもですが、それについては
スープとの兼ね合いで印象が変わるところもあったりしますしね!

揚げが小さめになっているという違いももちろんありましたが、
全体としては現行版がかなり上品に組み上げられているのに対し、
当時の味わいはつゆも麺も少しワイルドだなということでしたね!

それはそれでまた今とは違った魅力となって移る面もありましたが!

今よりもちょっとワイルドな赤いきつね、試してみるのもいいですよ!(゚x/)モニューン

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コメント

 
これはこれでなかなか美味しいカップきつねうどんでしたね。
つゆがやはり西日本風だと落ち着きますww
しかし関西バージョンのあの独特の甘さは控えめで、
煮干しがしっかり利いていてメリハリありました!

このつゆならふつうに再食もしたくなりました。
108円くらいなら関西バージョンの代わりに
一時的に買い置きしておくのも悪くないかも?

お揚げとかはなんか違いましたが、
それでも違和感はなかったので問題なしです!

記事にはしないと思いますが、
昨日「緑のたぬき」の復刻版も食べましたが、
こちらは逆にとても違和感ありました。
かーとさんは緑のたぬきも記事にするでしょうから
その時にまた書きたいなと思います (^_^;)
たういさん、こんばんは!

たしかにスープは間違いなく西風と言えるものでしたが、
全体的なメリハリの強さは現行版よりも上でしたよね!

煮干がやや強めで、全体的に優しさがいつもより控えめ、
そのためいくぶんワイルドなスープだと感じましたね!(●・ω・)

しっとりと食べるという点では現行版のほうがいいですが、
一気に引き込むような力はこちらのほうが上かもですね!

「緑のたぬき」の復刻版もすでに食べて記事も書きました!
復刻版らしさという点では「赤いきつね」が上でしたね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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