7/16発売 ラーメンの鬼 佐野実 焦がし牛塩らぁ麺

7/16発売の明星「ラーメンの鬼 佐野実 焦がし牛塩らぁ麺」を食べました!

かつて「ラーメンの鬼」と呼ばれた故・佐野実さんが率いた
「支那そばや」とのコラボ商品がひさびさに登場しました!

7/16発売 ラーメンの鬼 佐野実 焦がし牛塩らぁ麺

もともと佐野さんの生前に定期的に監修商品が出てたのですよね!

そうした商品にはいつも佐野さんが注目した素材が使われていて、
佐野さんというラーメン界の大物とコラボする明星側だけでなく、
その素材の良さを広めたい佐野さんにもメリットがあったのですよね!

佐野さんが亡くなられて以降はこの商品が2つめの監修品となります!

前回発売されたのは2年前の「ラーメンの鬼の伝説の一杯 豚骨」でした!

このときは明星のサイトに特設ページが新たに作られるなど、
かなり力が入ってましたが第2弾の登場まで間が空きましたね;

やはり故人の関連商品は作るのが大変な面もあるのでしょうね!

それでも今回も佐野さん監修商品の流れは明確に汲まれてます!

佐野さんが注目した食材である「国産牛オイル」が使われるなど、
一つの食材にスポットを当てるという方針は堅持されてますからね!

今回のラーメンのモデルは2010年に佐野さんが本店で提供した
「焦がしGYU塩」で、これを現在のお店の監修で作ったそうです!

7/16発売 ラーメンの鬼 佐野実 焦がし牛塩らぁ麺(内容物)

玉ねぎがちょっと多めに入っているのが特徴と言えそうですね!
それ以外も高級感がそこそこあるような組み合わせになってます!

7/16発売 ラーメンの鬼 佐野実 焦がし牛塩らぁ麺(できあがり)

ほぅ、パセリが浮いているなどちょっと洋風な雰囲気もありますね!

まずはスープですが・・・うおっ、これは完成度が高いですね!(●・ω・)

ベースのスープも優秀ですが、やはり香味油が素晴らしいです!

佐野さんのカップ麺って香味油が特徴になることが多いのですが、
その香味油の使い方が他のカップ麺よりも数段上なのですよね!

以前に佐野さんが監修したカップ麺を食べたときに頭に浮かんだ、
「油脂は多くすればいいってものじゃなく、いい香りをつけてあげれば、
適度な量でも十分に効果を発揮するんだ」ということが甦りましたね!

佐野さんはもう亡くなられはしてますし、カップ麺ではあるのですが、
ラーメンについて大事なことを教えられている気持ちになりますね!

この今回の「牛オイル」もまたそうした秀逸な香味油の一つと言えますね!

量も決して少なくはないけど、ただ多さで主張するわけではない、
そして「牛オイル」ではあるけどただ単に牛脂を使うだけでなく、
焦がしの風味を効かせることで牛脂の持っているきつさを緩和しつつ、
香りは上等で、スープ全体の風味を高める効果が実に高いのですよね!

いやはや、ほんとこの「国産牛オイル」はよくできていますね!
主役として据えてきただけの意義がはっきりと伝わってきます!

「量ではなく香りの良さ」、そこに軸足を置いたオイルなので、
香りはいいけど重くなりすぎない、かといって後半になると
主張が全くなくなるわけでもなく、そこはかとなく香りが残る、
このバランス感の高さは佐野さんの遺産を明確に感じましたね!

そしてベースのスープもまたしっかりとよく組まれてるのですよね!(`・ω・´)

ベースが弱いスープを油脂によって盛り立てるという形ではなく、
香味油がない状態でスープを飲んでも完成度がしっかり高いのです!

すでに十分完成してるスープに香り高い香味油が加わるからこそ、
一筋縄ではいかないレベルのスープにまで達してるのですよね!

そして面白いのはベースのスープは牛ではなく鶏なのですよね!

佐野さんらしい王道の鶏スープに貝や昆布で旨味をさらに重ねて、
そこに香味油との相性が良くなるようにパセリと胡椒で香りを加える、
スープが良質で、香味油との橋渡しになる素材もきちんと忍ばせている、
全体を考えながらパーツが構成されているのがはっきりと伝わってきます!

この組み立ての妙はカップ麺だとあなどってはいけないレベルです!

塩ダレはキリッとしてますが、夏場で濃いめの味が欲しくなる時期なので、
自分としてはこの明確な輪郭を持った塩ダレもまたぴったりでしたね!

自分の中では非の打ちどころのない、今年の中でもかなり上位に入るスープです!

スープの原材料はデキストリン、食塩、牛脂、糖類、香味調味料、
豚脂、鶏肉エキス、たん白加水分解物、貝エキス、香辛料、
チキンオイル、昆布エキスという組み合わせになっています!

こうして見ると動物系のエキスは実はそこまで多くないのですが、
ベースの旨味はしっかりしているのだから大したものですね!

麺は細めの油揚げ麺ですが・・・これもまたいいものを持ってます!

縦型でもノンフライ麺を使える明星が作っているのだから、
ノンフライ麺を起用してきても良かったようには思うのですが、
自分としては十分に納得がいくレベルの質は備えていましたね!

特に良かったのは、縦型でよく使われるスチームノンフライ麺のような
いい意味で粘り気のあるもちっとした食感を持っていた点ですね!(=゚ω゚)

商品説明では「歯切れのいい」という感じのことが書かれてましたが、
自分はむしろ小麦のほどよい粘りを感じる食感が絶妙に感じましたね!

特に食べ始めは牛オイルの香ばしい風味が前面に出てくれるので、
油揚げ麺の香りもあまりネガティブには感じなかったのですよね!

ただ後半になると、どうしても相対的にオイルは弱まってくるので、
そのあたりでちょっと油揚げ麺の香りが出る感じにはなりましたが!

麺が場所によって少し戻りムラが生じるという弱点はありましたが、
それを除けば油揚げ麺としてはかなり優秀だったと言えると思います!

そしてもう一つ注目すべきなのはクロレラエキスが入ってた点ですね!

佐野実さんって、麺にクロレラを入れるのにこだわってたのですよね!(*゚ー゚)

自分がブログで紹介した佐野実さんの関連商品は過去に4つありますが、
前回の「豚骨」を除いた3つには全部クロレラが入っていましたからね!

言い換えれば前回の「豚骨」で外してしまった佐野さんのこだわりを、
今回はしっかり復活させた麺というふうに言ってもいいでしょうね!

クロレラが入ることで食感がどう変わるのかはよくわかりませんが!笑

麺の量は75gで、カロリーは428kcalとなっています!
脂質は18.7gで、ちょっとだけ高めという感じですかね!

具材はチャーシュー、メンマ、玉ねぎ、ねぎとなっています!

ねぎはリアル感のあるもので、具材としてしっかり楽しめますね!

そして玉ねぎは商品説明にもあるように牛系との相性が良く、
その甘みがパセリや胡椒と並んで牛とスープの橋渡しをして、
全体のバランス感をさらに高めてくれる効果を見せてました!

チャーシューチップもありがちなふわふわやわらかいものではなく、
けっこうしっかりとした肉感のあるもので、本格感がありましたね!

こうして見ると、具材も単にいろいろそろえているだけではなく、
ちゃんと質にこだわっていることが見えてくるのはいいですね!

そしてメンマですが・・・なんですか、今回のこのメンマは!(*゚◇゚)

今回のメンマはいやに厚みがあったり大ぶりのものが多かったので、
「これってちゃんと規定時間で戻るのか」と不安もありましたが、
そんな心配どころか、これまでにないメンマを見せてくれました!

カップ麺のメンマの食感は「乾燥具材的なコリコリ感」という面が大きく、
それはそれで一つのメンマの食感のアクセントとして機能するのですが、
このメンマはシャクッ、コリッとしたリアルなメンマの食感なのですよね!

乾燥具材とは違うフレッシュ感があって、食感も実にリアル感が高い、
お店のメンマとしても不思議ではない食感と風味が見せるリアル感、
このメンマはカップ麺としてはかなり画期的だったと言えると思います!

このメンマは今後も他の商品なのでお目にかかりたいものですね!

ベースのスープが深く、パセリや胡椒がオイルとの橋渡しをし、
そのオイルは他にない香りの高さを発揮した高品質の牛オイルで、
これによってスープ全体に絶妙な香りとコクが広げられている、
そして麺もいい粘りがあり、具材はメンマが特筆すべき質を見せる、
これはちょっと弱点を探すに探せない、見事な一杯だったと思います!

自分の頭の中にびっしりとその素晴らしさが刻み込まれましたね!

自分はもともと汁あり系の新商品はほぼリピートしないのですが、
これについては唯一リピートしてもいいかなと思っております!

佐野実さんが残した財産は今も生きている、それを実感した一杯でした!(゚x/)モッギューッ

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コメント

 
故佐野さんと明星がまだしっかりつながっているのがなんかうれしいですね。
今後も佐野さんゆかりの製品を出し続けてほしいものです。

製品はもうちょっと牛オイルのパワーを強めてほしかったですね。
自分はスープをはやくから飲む派なので
すぐに牛オイルがなくなってしまいました (^_^;)
まぁ、ベースの鶏スープも美味しかったですが!

麺はなんか柔かった・・・。
湯戻し時間長かったのかな?
たういさん、こんばんは!

佐野さん関係の商品は最近ずっと出てなかったですが、
再び出せるような態勢が作れたことは喜びたいですね!(●・ω・)

これまでの佐野さんとのコラボ商品でもそうでしたが、
香味油の量をあまり多くしないのも特徴なのですよね!

量を控えるかわりに香りは強く出してくると言いますか!

自分の場合はラーメン屋ではスープをまず飲むのですが、
カップ麺ではスープはあまり飲まず麺を食べ進めるので、
そこがオイルに対する印象の違いに出た感じがしますね!

どうしても最初に飲むと香味油が減ってしまいますしね!

麺は佐野さんと関係の深いカドヤ食堂などもそうですが、
表面はやわらかめで、中心にクニッとコシを残すような、
そういう食感を再現してるような感があったのですよね!

なので、表面の質感からやわらかく感じる人も多いでしょうね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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