7/2発売 復刻版 大盛りいか焼そば

7/2発売のエースコック「復刻版 大盛りいか焼そば」を食べました!
今も販売されている「大盛りいか焼そば」の復刻バージョンです!

今週は「スーパーカップ」シリーズの復刻版が4つ出ていて、
そのうちの1つがこの「大盛りいか焼そば」となっています!

7/2発売 復刻版 大盛りいか焼そば

もちろん発売当初の1988年版を復刻したものとなっています!

自分の中ではこの「大盛りいか焼そば」には1つ疑問があるのですよね!

発売当初はおそらく「スーパーカップ」シリーズではなかったはずで、
いったいいつ「スーパーカップ」の仲間入りしたのかが謎なのです!(=゚ω゚)

そこで過去のCMなどを調べてみると、肝心の謎は残ったものの、
「いか焼そば」の歴史についていろんなことがわかりました!

(1) 「いか焼そば」は1988年以前にも存在していた
(参考:1985年版のCM

「大盛りいか焼そば」の登場はたしかに1988年なのですが、
それ以前から通常サイズの「いか焼そば」があったのですよね!

要するにスーパーカップシリーズにおける大盛商品展開の中で、
「いか焼そば」も大盛にしたというような流れだったと見られます!

さらに調べてみると大盛版が登場してすぐの頃に関しては、
通常版と両方が販売されていたことがCMからわかりました!
(参考:1988年版のCM

このCMの最後に通常版の商品も一緒に映ってますからね!

(2) 初期の頃は「スーパーカップ」や「スーパー」の表記はなかった
(参考:1996年版のCM

今回の復刻版のデザインには「スーパーカップ」のロゴがついてますが、
こうしたロゴは1996年ぐらいになってもまだついていませんでした!

現在の「スーパーカップ」ロゴそのものは1995年頃に登場していて、
ラーメンの「スーパーカップ」シリーズにつくようになりましたが、
この「大盛りいか焼そば」にはつけられていなかったのですよね!

このCMに出ているのは在りし日のSMAPだったりしますが、
当時「スーパーカップ」のCMにも出ていたことを考えると、
「いか焼そば」は「スーパーカップ」の一部ではないものの、
近い存在ではあるというような扱いだったのでしょうね!

ただ結局いつ「スーパーカップ」になったのかは謎のままでした;

(3) 初期の頃は「1.5(倍)」という表記がつけられていた
(参考:1995年版のCM

今回のCMチェックの中で最も驚いたのがこの「1.5倍」表記でした!

今では「いか焼そば」には「1.5倍」とは書かれていないのですが、
1988~1995年ぐらいまでは「1.5倍 大盛りいか焼そば」だったのです!

要は「スーパーカップ1.5」の流れで大盛になった商品なので、
別枠ながらも同じ「1.5」を適用したということだったのでしょう!

このあたりも「別枠だけど近い存在」だったのを示唆してますね!

ただここで不思議になるのは、当時の麺量との関係なのですよね!

現在は130gなので「1.5倍」という表記だとたしかに変なのです!
というのも、130は1.5で割り切ることができないですからね!

とすると、当時の麺量は120gか135gだったのかもしれません!
120gや135gだったら、1.5でもちゃんと割り切れますからね!

130gなのに1.5倍としていた、という可能性もなくはないですが!

こうした謎を掘り下げてみるのもなかなか楽しいものがありますね!(`・ω・´)

7/2発売 復刻版 大盛りいか焼そば(内容物)

前振りが長くなりましたが、普通の商品の紹介へと移りましょう!

内容物はかやく、液体ソース、ふりかけという組み合わせです!
この3袋構成なのは、今の「大盛りいか焼そば」とも共通ですね!

7/2発売 復刻版 大盛りいか焼そば(できあがり)

キャベツもいかも量が多く、具材はしっかり充実していますね!

大盛系のカップ焼そばって、具材が貧弱なものが多いのですが、
さすがは大盛系のパイオニアだなと思わせる内容となってます!

まずはソースですが・・・非常にベーシックな風味のソースですね!(●・ω・)

今の「いか焼そば」と比べてもひねりの少ないソースと言えます!

油脂感があまり強くないので、そこまでどっしりしてこないですし、
ウスター系ソースの良さもストレートに引き出している感じですね!

この復刻版のポイントはビーフの風味とりんごの甘みとのことですが、
りんごというとウスターソースを構成する重要な要素でもありますし、
「食べやすいソース味」を表現するうえで上手く役立っていますね!

ビーフの旨味についてはそこまではっきり伝わるものではないですが、
シンプルなソース味の土台を支える役割を担っているのでしょうね!

ここで現行版とソースの原材料をちょっと比較してみましょう!

[今回の復刻版]
ソース、糖類、植物油脂、たん白加水分解物、食塩、香辛料、
りんご果汁、香味油、酵母エキス、ビーフ調味料

[現行版]
ソース、糖類、動物油脂、発酵調味料、食塩、植物油脂、
たん白加水分解物、魚介エキス、香辛料

復刻版は香辛料やりんごなど、もともとソースによく含まれる、
そうした「ソースらしい原材料」が基本なのがわかりますね!

動物系はビーフ調味料のみなので、これが下支えなのでしょう!

そうした下支え要素が控えめになっているのを見ても、
シンプルなソース味であることが伝わってきますね!

一方の現行版は動物油脂がけっこう上位に書かれています!

動物系のエキスはソースのほうには含まれていないものの、
動物油脂が多めなのでどっしり感は現行版のほうが上です!

それに比べると復刻版はさっぱりと食べられる感があります!

また、今回の復刻版はソースの量が現行版より控えめでしたね!

なので、ベチャッとした仕上がりにならないのは長所なのですが、
ちょっとソースが全体に行き渡りにくいという弱点はありました!

麺はやや旧世代感のある中太ぐらいの油揚げ麺となっています!

最近の麺はけっこうもっちり感のある麺が使われていますが、
この麺はそれに比べるとややポソポソとした感じがありますね!

ただレトロすぎて食べごたえがないと感じるほどではなく、
今食べても十分に楽しめるぐらいのクオリティは備えてます!

とはいえ、実際に発売当初にこんな感じの麺であったのか、
ある程度現代風にアレンジしているのかはわからないですが!

それほど油揚げ麺臭がきついというふうにも感じなかったですし、
まぁ普通に楽しめる焼そば麺と言っていいような内容ですかね!

麺の量は130gで、カロリーは659kcalとなっています!
脂質は21.5gで、麺量を考えると意外と低めの数字です!

現行版の脂質28.6gで703kcalに比べるとずいぶん低いですしね!

これはソースの量が少ないことも多分に影響してそうですが!

具材はキャベツといかという組み合わせになっています!
この構成については昔も今も全く変わらないですね!

キャベツについてはごく普通といった内容ではありますが、
量は麺の大盛に負けないぐらいのものは備えていますね!

そして主役のいかですが、やはりクオリティがしっかりしてますね!

一つ一つがけっこう大きく、いかの旨味もきちっと感じられます!

エースコックは全体的には具材に弱いという印象がありますが、
一部の鍵となる具材に関してはいいものを見せてくれるのですよね!

その量についても「いか焼そば」と名乗るのにふさわしいもので、
しっかりと主役を張るだけの活躍をしていると感じられました!(*゚◇゚)

そしてふりかけですが、現行版との最大の違いはここかもしれません!

現行版の「いか焼そば」は「めちゃうま!ふりかけ」がついてますが、
このふりかけが非常に存在感が強いものとなっているのですよね!

液体ソース+粉末ソース的なふりかけのWソース的な感覚もあり、
これがソース焼そばとしてけっこう異質な感覚を生んでいます!

それに対して復刻版のふりかけはもうちょっとオーソドックスです!

香辛料の要素が多めに含まれるのは現行版に多少通じていますが、
今のふりかけに比べれば素直なふりかけという感じがしますね!

自分は現行版はちょっとふりかけの存在感が強すぎる気がするので、
ふりかけに関しては復刻版のほうが多少好みに合っていましたね!(*゚ー゚)

両者のふりかけの原材料を比較すると次のようになります!

[今回の復刻版]
香辛料、ごま、あおさ、紅しょうが、ブドウ糖、ビーフ調味料、
オニオンパウダー、食塩、キャベツエキス

[現行版]
香辛料、あおさ、紅しょうが、ポーク調味料、オニオンパウダー

こうして見ると復刻版のふりかけもいろんな味が入ってますね!
ふりかけで味を決めるのは初期の頃からの特徴だったのですね!

ただそうしたエキス系のものの割合は復刻版のほうが少なく、
現行版のほうが明らかに多いので印象は大きく違ってますが!

ふりかけの方向性を維持しつつ、存在感を高めたのが現行版なのですね!

また復刻版にはごまが入っているというのが一つの違いでもありました!

今回の復刻版は食べる前のイメージとけっこう近かったですね!

「ややさっぱり路線」、「ふりかの存在感が今より弱い」という、
この2点が大きく目立つと予想していたら実際そのとおりでした!

「大盛だけどすっきり食べられる」仕上がりになっていましたね!

復刻版ながらもそこまで古臭さを感じずに食べられる一杯でした!(゚x/)

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コメント

 
なんというかこのシャープなすっきり感のあるソースは
たしかに大盛りいか焼そばらしいなって思いました。
当時はこのすっきり感があまり好きでなく、
やはりU.F.O.は美味しいな~って思っていた派です。

しかし大盛りでないいか焼そば・・・
CM見て記憶あるのでなんか懐かしいと思いました。
量が増え、様々な変遷がありスーパーカップの仲間入りを果たしたわけですね!
いろいろ参考になりました!
たういさん、こんばんは!

今とは味が違うもののUFOが当時から濃い印象だったのに対し、
このいか焼そばは発売当初はすっきりした感触がありましたよね!(=゚ω゚)

自分は大盛でないいか焼そばに関しては全く記憶がなくて、
今回のCMチェックで初めてその存在を知りましたね!

もし大盛化の波に乗らないとすでに消えていたかもしれず、
そう考えると大盛として再登場したのは正解だったのでしょうね!

大盛+いか入りということで個性も抜群でしたからね!

そう考えるとこの「いか焼そば」の歴史は面白いですよね!

通常サイズから始まり、スーパーカップとともに人気を獲得し、
長い期間を経てその仲間に入って現在へと至るという、
そうした流れを振り返るという点でも面白い商品でしたね!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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