ロックンビリーS1 尼ロック&とり丼
尼崎にある「ロックンビリーS1」へと初訪問してきました!
こちらも何が何でも行っておきたいお店の一つだったのですよね!
何とかそれが念願かなって今回訪問することができました!(`・ω・´)
かつて神奈川や東京で「69'N'ROLL ONE」というお店を運営され、
関東を代表するラーメン屋の一つとして数えられていたのですが、
それが2014年に関西に移転してきたことで多くの人を驚かせました!
ちなみに「S1」の部分は「スーパーワン」と読むようになってます!
ところで自分が訪問した10月1日はあのカルピスを使った
限定メニュー「カルピスクーラー」の提供日でもあったため、
到着したときには限定狙いの多くの方で大行列ができていました;
まさか開店20分前に30人以上も並ぶとは予想していなかったうえに、
この「カルピスクーラー」はトッピングが非常に凝っているため、
提供に時間がかかって回転がいつもより緩やかだったのですよね;
そのためラーメンにありつけたのは到着してから約2時間後でした;
こちらは初訪問では限定は注文できないという制約もありますが、
もともとメインの「尼ロック」狙いだったので迷わずそうしました!
また、お店に入るまでは丼などを頼むつもりはなかったのですが、
本日の丼「とり丼」という文字に揺られて一緒に注文しました!

うん、噂に聞いていた通りキラキラと鶏油が輝いていますね!
まずはスープですが・・・なんともシンプルな組み立てですね!(●・ω・)
ここまで使われている素材の表情がはっきり見えるスープも珍しく、
実にストレートに鶏の深み、鶏油のコク、醤油の旨さがやってきます!
それもそのはずで、このスープはその3つだけで構成されているのですよね!
かつてはもっと複合的に素材を重ね合わせていたこともあったようですが、
現在はあえてひき算にひき算を重ねたスープへとたどりついたそうです!
ひき算を追求したスープはどうしてもいろんな制限が出てくるわけで、
たとえば旨味が強く出やすい素材を使うこともできなくなりしますが、
その中でコク、風味、旨味、それらを全て立てないといけないだけに、
一般的なスープと比べてもその難しさは格段に上がってくるのですよね!
もちろんそれができるだけの力と自信があるからこそのスープなのでしょう!
一方でひき算を重ねることで、使っている素材の輪郭はより明らかになり、
このスープであれば鶏と醤油の個性はより伝わりやすくもなるのですよね!
さて、まずスープの主役である鶏は秋田の比内地鶏が100%使われています!
鶏を主役にしたスープにもいろいろあって、鶏の風味がガツンと来るもの、
滋味深さを持たせながらじわっと広がるものなど様々な形がありますが、
こちらはガツンと来るというよりは、深みと舌を包み込むような広がり、
それでいてふくよかで豊かな鶏の風味が伝わってくるのが大きな特徴です!
特に水を飲んだりしていったん口をリセットしてから再びスープを飲むと、
その圧倒的な鶏の風味のふくよかさと輪郭がより明確になるのですよね!
そしてこちらのスープで何と言っても外せないのは多めに入った鶏油です!(=゚ω゚)
ひき算を重ねたスープでありながら不足感を感じさせない最大の理由は
この風味が豊かな鶏油にこそあると言っても過言ではないかもです!
鶏油って個性や風味が強いかわりに一定のクセを持ってたりもするので、
この鶏油の多さを自分がどう感じるかを意識しながら訪問したのですが、
いやはやこれはさすがというか、鶏油のクオリティの高さが違いますね!
まずこれだけの量でありながら、ネガティブなクセなどは完全に皆無です!
クセがなく実にクリアで、それでいて鶏のふくよかな風味をしっかり宿し、
同時に油脂による重さなどは感じさせずにサラリと飲ませる力を見せる、
なるほどこの鶏油だからこそ多めに入れても全く揺るがないのですね!
また、入れる量は仕上げにかけるのが最も多くはなっているのですが、
投入するタイミングはあえて何回かに分けられているのですよね!
そうすることでスープへの広がりなどをコントロールしてるのでしょうね!
そしてもう一つの主役である醤油ですが、こちらでは熟成生醤油を
そのまま醤油ダレとして使うというシンプルさにこだわっています!(*゚ー゚)
これもまた素材の輪郭を明確に伝えたいという意思の強い表れですね!
醤油に様々な風味を加えるなどして作った醤油ダレを使うのに対して、
生醤油のほうは醤油の風味がそのままダイレクトに出てきますからね!
それでいて熟成生醤油らしくカドが立たないのも大きなポイントです!
トッピングは大きなロースチャーシュー、穂先メンマ、ねぎとなってます!
ねぎは青ねぎの小口切りともう少し大きなカットの白ねぎが入ってます!
このロースチャーシューはスライスは薄めでかつしっとりしていて、
そのまま食べても麺に絡めつつ食べてもどちらの形でも楽しめます!
鶏で構成されたスープの中で唯一豚が主張するパーツでもあるだけに、
その食べ方次第によって全体の印象にも大きな影響を与えてきます!(*゚◇゚)
穂先メンマは完全発酵メンマを使うことでメンマらしさが際立ってますが、
それでもその発酵感をきつく感じさせない整え方はさすがといった感じです!
ねぎは特にやや大きめにカットされた白ねぎのアクセントが絶妙で、
これをときどき麺に絡めつつ食べることでいい変化が出てましたね!

麺はしっとりとした質感の中細のストレート麺が使われています!
こうした正統派の中華そばらしくしっとりとした質感の麺で、
そのためやわらかめに感じる人も少なからずいるようですね!
タイプとしては「カドヤ食堂」系統のお店で使われている麺に近いですが、
「カドヤ」系のお店の麺がしっとりしつつも中心でクニッと弾力を見せる、
そうした表面と中心のコントラストも感じさせる麺であるのに対して、
こちらはもう少し全体的にしっとりとした印象を与える食感でしたね!
もともとこのスープは麺となじんでこそより生きる感じがあるので、
スープとの兼ね合いではこのしっとり感はプラスになってましたね!(*・ω・)
ここに中心のクニッとしたコシが加わるともっと好みに合いそうですが!
シンプルな構成の中から比内地鶏の深い旨味がふくよかに広がり、
さらにクセが皆無で透明感のある鶏油がさらにコクと風味を高める、
鶏を凝縮したような丁寧な旨さにはうならされるものがありました!
こうしたひき算に徹したラーメンを中心メニューに据えながら、
その一方ではソフトドリンクを使った独創的な限定まで提供する、
その対極的な一杯もまたどう仕上がるのか興味が湧いてきますね!

そしてこちらは「今日の丼」として出ていた「とり丼」です!
今回はサービスとして左下のぬか漬けもついてきました!
この「とり丼」は一見すると鶏が少なめに見えるかもですが、
実際には海苔やねぎの下にけっこう多めの鶏が入っています!
そしてこのとり丼・・・注文して正解だったと感じましたね!(●・ω・)
鶏肉の部位は主に胸で、それに焼き目をつけた感じなのですが、
パサついた感じがなく、さらに下味のつき方が絶妙なのですよね!
こういった丼だと、タレによって味を決めることが多いですが、
この丼はタレがなく、付加的にマヨネーズがかかっているだけで、
基本的には鶏肉につけられた下味と焼き目の香ばしさで食べます!
それが想像以上に絶妙で「こういう手法があるのか」と驚きましたね!
見ての通り鶏肉の下味はものすごく強くつけられてるわけではなく、
でもそれでいて全く不足感がなく、同時に味がそこまで強くないので、
ねぎなどの薬味によるアクセントの効き方も非常に映えるのですよね!
ちょっとこれは丼の新しいあり方を見せてくれるような感じでしたね!
鶏の旨さが存分に生きたラーメンに丼としっかり満足できた訪問でした!(゚x/)モキユー
[メニュー]

お店の住所と地図 兵庫県尼崎市南塚口町3-29-13
こちらも何が何でも行っておきたいお店の一つだったのですよね!
何とかそれが念願かなって今回訪問することができました!(`・ω・´)
かつて神奈川や東京で「69'N'ROLL ONE」というお店を運営され、
関東を代表するラーメン屋の一つとして数えられていたのですが、
それが2014年に関西に移転してきたことで多くの人を驚かせました!
ちなみに「S1」の部分は「スーパーワン」と読むようになってます!
ところで自分が訪問した10月1日はあのカルピスを使った
限定メニュー「カルピスクーラー」の提供日でもあったため、
到着したときには限定狙いの多くの方で大行列ができていました;
まさか開店20分前に30人以上も並ぶとは予想していなかったうえに、
この「カルピスクーラー」はトッピングが非常に凝っているため、
提供に時間がかかって回転がいつもより緩やかだったのですよね;
そのためラーメンにありつけたのは到着してから約2時間後でした;
こちらは初訪問では限定は注文できないという制約もありますが、
もともとメインの「尼ロック」狙いだったので迷わずそうしました!
また、お店に入るまでは丼などを頼むつもりはなかったのですが、
本日の丼「とり丼」という文字に揺られて一緒に注文しました!

うん、噂に聞いていた通りキラキラと鶏油が輝いていますね!
まずはスープですが・・・なんともシンプルな組み立てですね!(●・ω・)
ここまで使われている素材の表情がはっきり見えるスープも珍しく、
実にストレートに鶏の深み、鶏油のコク、醤油の旨さがやってきます!
それもそのはずで、このスープはその3つだけで構成されているのですよね!
かつてはもっと複合的に素材を重ね合わせていたこともあったようですが、
現在はあえてひき算にひき算を重ねたスープへとたどりついたそうです!
ひき算を追求したスープはどうしてもいろんな制限が出てくるわけで、
たとえば旨味が強く出やすい素材を使うこともできなくなりしますが、
その中でコク、風味、旨味、それらを全て立てないといけないだけに、
一般的なスープと比べてもその難しさは格段に上がってくるのですよね!
もちろんそれができるだけの力と自信があるからこそのスープなのでしょう!
一方でひき算を重ねることで、使っている素材の輪郭はより明らかになり、
このスープであれば鶏と醤油の個性はより伝わりやすくもなるのですよね!
さて、まずスープの主役である鶏は秋田の比内地鶏が100%使われています!
鶏を主役にしたスープにもいろいろあって、鶏の風味がガツンと来るもの、
滋味深さを持たせながらじわっと広がるものなど様々な形がありますが、
こちらはガツンと来るというよりは、深みと舌を包み込むような広がり、
それでいてふくよかで豊かな鶏の風味が伝わってくるのが大きな特徴です!
特に水を飲んだりしていったん口をリセットしてから再びスープを飲むと、
その圧倒的な鶏の風味のふくよかさと輪郭がより明確になるのですよね!
そしてこちらのスープで何と言っても外せないのは多めに入った鶏油です!(=゚ω゚)
ひき算を重ねたスープでありながら不足感を感じさせない最大の理由は
この風味が豊かな鶏油にこそあると言っても過言ではないかもです!
鶏油って個性や風味が強いかわりに一定のクセを持ってたりもするので、
この鶏油の多さを自分がどう感じるかを意識しながら訪問したのですが、
いやはやこれはさすがというか、鶏油のクオリティの高さが違いますね!
まずこれだけの量でありながら、ネガティブなクセなどは完全に皆無です!
クセがなく実にクリアで、それでいて鶏のふくよかな風味をしっかり宿し、
同時に油脂による重さなどは感じさせずにサラリと飲ませる力を見せる、
なるほどこの鶏油だからこそ多めに入れても全く揺るがないのですね!
また、入れる量は仕上げにかけるのが最も多くはなっているのですが、
投入するタイミングはあえて何回かに分けられているのですよね!
そうすることでスープへの広がりなどをコントロールしてるのでしょうね!
そしてもう一つの主役である醤油ですが、こちらでは熟成生醤油を
そのまま醤油ダレとして使うというシンプルさにこだわっています!(*゚ー゚)
これもまた素材の輪郭を明確に伝えたいという意思の強い表れですね!
醤油に様々な風味を加えるなどして作った醤油ダレを使うのに対して、
生醤油のほうは醤油の風味がそのままダイレクトに出てきますからね!
それでいて熟成生醤油らしくカドが立たないのも大きなポイントです!
トッピングは大きなロースチャーシュー、穂先メンマ、ねぎとなってます!
ねぎは青ねぎの小口切りともう少し大きなカットの白ねぎが入ってます!
このロースチャーシューはスライスは薄めでかつしっとりしていて、
そのまま食べても麺に絡めつつ食べてもどちらの形でも楽しめます!
鶏で構成されたスープの中で唯一豚が主張するパーツでもあるだけに、
その食べ方次第によって全体の印象にも大きな影響を与えてきます!(*゚◇゚)
穂先メンマは完全発酵メンマを使うことでメンマらしさが際立ってますが、
それでもその発酵感をきつく感じさせない整え方はさすがといった感じです!
ねぎは特にやや大きめにカットされた白ねぎのアクセントが絶妙で、
これをときどき麺に絡めつつ食べることでいい変化が出てましたね!

麺はしっとりとした質感の中細のストレート麺が使われています!
こうした正統派の中華そばらしくしっとりとした質感の麺で、
そのためやわらかめに感じる人も少なからずいるようですね!
タイプとしては「カドヤ食堂」系統のお店で使われている麺に近いですが、
「カドヤ」系のお店の麺がしっとりしつつも中心でクニッと弾力を見せる、
そうした表面と中心のコントラストも感じさせる麺であるのに対して、
こちらはもう少し全体的にしっとりとした印象を与える食感でしたね!
もともとこのスープは麺となじんでこそより生きる感じがあるので、
スープとの兼ね合いではこのしっとり感はプラスになってましたね!(*・ω・)
ここに中心のクニッとしたコシが加わるともっと好みに合いそうですが!
シンプルな構成の中から比内地鶏の深い旨味がふくよかに広がり、
さらにクセが皆無で透明感のある鶏油がさらにコクと風味を高める、
鶏を凝縮したような丁寧な旨さにはうならされるものがありました!
こうしたひき算に徹したラーメンを中心メニューに据えながら、
その一方ではソフトドリンクを使った独創的な限定まで提供する、
その対極的な一杯もまたどう仕上がるのか興味が湧いてきますね!

そしてこちらは「今日の丼」として出ていた「とり丼」です!
今回はサービスとして左下のぬか漬けもついてきました!
この「とり丼」は一見すると鶏が少なめに見えるかもですが、
実際には海苔やねぎの下にけっこう多めの鶏が入っています!
そしてこのとり丼・・・注文して正解だったと感じましたね!(●・ω・)
鶏肉の部位は主に胸で、それに焼き目をつけた感じなのですが、
パサついた感じがなく、さらに下味のつき方が絶妙なのですよね!
こういった丼だと、タレによって味を決めることが多いですが、
この丼はタレがなく、付加的にマヨネーズがかかっているだけで、
基本的には鶏肉につけられた下味と焼き目の香ばしさで食べます!
それが想像以上に絶妙で「こういう手法があるのか」と驚きましたね!
見ての通り鶏肉の下味はものすごく強くつけられてるわけではなく、
でもそれでいて全く不足感がなく、同時に味がそこまで強くないので、
ねぎなどの薬味によるアクセントの効き方も非常に映えるのですよね!
ちょっとこれは丼の新しいあり方を見せてくれるような感じでしたね!
鶏の旨さが存分に生きたラーメンに丼としっかり満足できた訪問でした!(゚x/)モキユー
[メニュー]

お店の住所と地図 兵庫県尼崎市南塚口町3-29-13
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