4/17発売 一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 行列必至の中華ソバ

4/17発売のエースコックからの新作
「一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 行列必至の中華ソバ」
を食べました!

ほんとこの「一度は食べたい名店の味」シリーズは新作がどんどん出ますね!
休眠シリーズだらけのエースコックとは思えないほどの力の入れようです!

そして今回はなんと煮干の名店「伊吹」が監修した商品となってます!

4/17発売 一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 行列必至の中華ソバ

ラオタであれば、少なくとも一度は耳にしたことはあるであろうお店、
その煮干の強烈さはつとに有名で、巨体の店主さんもインパクト抜群と、
現在の煮干ラーメンを代表する存在といっても過言ではありません!(=゚ω゚)

そのお店がカップ麺化されるのですから期待せずにはいられませんね!

しかもこの前作は「つじ田 奥の院 行列必至の煮干し醤油らーめん」と、
エースコックとしてはこれまで最強の煮干を主張した一杯だったわけで、
これは自ずとその煮干感の違いなども比較したくなってくるわけですね!

4/17発売 一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 行列必至の中華ソバ(内容物)

例によってカップの中には後入れの液体スープが入ってます!

しかし「つじ田 奥の院」の煮干のパワーはかなりのものだったので、
たとえ「伊吹」でも、場合によっては見劣りするリスクもあるわけで、
そこをどのように乗り越えてくるのかが大きな見ものでもありますね!

そういえばこのシリーズは冬の時期には味噌ラーメンを3つ続けたり、
今回は煮干ラーメンを2つ続けたりと、どうも狙ってるようですね!(`・ω・´)

同じジャンルのラーメンをお店ごとの個性で楽しんでもらいたい、
そういうコンセプトなのでしょうが、これは開発陣としては大変で、
ちゃんと一つ一つの商品ごとに明確な違いを出す必要があるだけに、
やりがいもあるでしょうが、プレッシャーも相当だと思われます!

しかも今回のようなそのジャンルの超有名店だとなおさらですね!

4/17発売 一度は食べたい名店の味 伊吹監修の一杯 行列必至の中華ソバ(できあがり)

いかにも煮干ラーメンといった、煮干粉末が浮かんだスープとなってます!

まずはスープですが・・・ほぉ、これは実に旨い煮干スープですね!(●・ω・)

これまでカップ麺でもいろんな煮干系のラーメンが出てきましたが、
この個性の打ち出し方は他にはなかったように思うのですよね!

というのも、煮干は他の素材に比べて「強さ」が重視される傾向が強く、
カップ麺でも「クセまで含めてガンガン押し立てる強い煮干スープ」か、
「やや控えめながらもクセを抑えたバランス型」のどちらかでしたが、
このスープは煮干の「旨さ」に焦点を当てたスープになってるのですよね!

煮干の「強さ」もかなりあるのですが、クセで攻めるタイプではなく、
「強さ」や「クセ」以上に煮干の持っている「旨さ」が伝わってくる、
そうでありながら従来のバランス型ではない攻めの力も備わっている、
こうした煮干の質に対するこだわりはこれまでになかったものです!

前回の「つじ田 奥の院」は完全に煮干の「強さ」を求めたスープなので、
食べた瞬間のインパクトなら、間違いなく「つじ田」のほうが上です!

ただ、一方で「つじ田」のほうは煮干のクセの非常に強く出てるので、
強い煮干に耐性のない人は避けたほうがいい人を選ぶスープなのですね!

一方のこちらは煮干好きを満足させるだけのパワーをしっかり見せながら、
それでいてもっと間口の広い幅広い層に好まれるだけのものを感じさせます!

マニアでない人にも「強烈な煮干スープも旨い」と言わせる力がありますね!(*゚◇゚)

なので、煮干を完全に主役に置いたカップ麺という枠組みで見るなら、
自分はこのラーメンのスープがNo.1なのではないかと思えるほどです!

「強烈」という言葉よりも「旨い」という言葉がまず来ましたからね!

この商品はどうも店主さんのかなり深く関わって監修されたようで、
使用するそれぞれの煮干の種類などにもいろいろと注文をつけて、
さらに「具材よりもスープにコストを」と強く求められたそうです!

それだけあって、煮干のクオリティの高さは群を抜くものがあります!

そしてもう一つ欠かせないのが、ベースを支える動物系なのですよね!

主役は間違いなく煮干で、大量の煮干粉末が入っているだけでなく、
後入れの液体スープにも煮干オイルが投入されているほどですが、
ベースの豚骨もしっかりとしていて、前面には出ないながらも、
煮干の旨さを引き立てるうえで絶妙な濃度を見せてるのですよね!

いわゆる「豚骨煮干ラーメン」といったラーメンとは別物ですが、
この下支えとしての動物系の使い方の旨さもうなるものがありました!

スープの原材料は魚介エキス、香味油、食塩、豚エキス、動物油脂、
植物油脂、しょうゆ、糖類、おからパウダー、クリーミングパウダー、
ポークコラーゲン、ひじきパウダー、オニオンパウダー、香辛料、
酵母エキス、全卵粉といった組み合わせとなっています!

魚介エキスとありますが、実際にはエキスよりも煮干粉末が大半です!
エースコックはなぜか魚粉を魚介エキスに含めて表記しますからね!

この原材料の中でちょっと笑ってしまったのが「ひじきパウダー」ですね!

煮干粉末によって生まれるスープの黒さの演出目的でしょうが、
ほんとエースコックはこうしたギミック的な手法が好きですよね!笑

麺は中細ぐらいで断面の四角いタイプの油揚げ麺となっています!
どうも最近エースコックはこの麺を使う機会が多い気がしますね!

この麺もよくできていて、パスッとした歯切れの良さを持ちつつ、
プリッと弾けるような弾力もある、油揚げ麺でありながらも、
やや中加水に近い低加水麺の特徴を上手く引き出しています!

そしてこうした煮干系のスープにはこの質感がよく合ってますね!(*゚ー゚)

強いスープの中でもほどほどに麺の主張も立っていますし、
軽い歯切れの良さとスープとのかみ合い具合がいいですね!

最近のエースコックの油揚げ麺は質がだんだん向上してますね!
エースコック=がっしり系という段階はもう超えつつありますね!

麺の量は70gで、カロリーは403kcalとなっています!
脂質は16.5gで、麺量を考えると標準的な数字と言えますね!

具材は2種類の玉ねぎ、鶏・豚そぼろ、ねぎとなっています!

そぼろは例のスポンジ系のもので、味は相変わらずないですね!
ただ、これは店主さんの意図もあってのチョイスなのでしょう!

「具材よりスープにコストを」という姿勢だったわけですから!

それなら、そぼろそのものを外しても良かったのですけどもね!(`・ω・´)

そうではありながら、実は2種類の玉ねぎはいい仕事をしています!

上側の長細い玉ねぎはシャキシャキとした食感とほどよい辛味を、
下側の玉ねぎ、こちらはおそらく揚げ玉ねぎだと思われますが、
こちらのほうは玉ねぎの甘みと香ばしさが楽しめるのですよね!

青ねぎも含めて3種の薬味によって味にいい変化がつけられていて、
そぼろ以外は限られたコストの中でちゃんと頑張っていますね!

とにかく「強さ」ばかりが求められがちな煮干スープの中において、
強さも持ちながらそれ以上に「旨さ」を見せることに成功している、
カップ麺における煮干ラーメンの一つの完成形と呼んでいいでしょう!

そしてその要望にきちっと応えたエースコックも見事だったと思います!

煮干が得意な人も苦手な人も、少しでも煮干系に興味のある人なら、
手に取ってみて損のない煮干ラーメンと言ってもいいでしょう!(゚x/)モッキルー

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テーマ : カップめん | ジャンル : グルメ

コメント

 
なんか自分もこういう商品をそこそこ美味しくいただけて
ちょっと感動した一品でした。
最近では日清食品の「行列のできる」の煮干しの商品に匹敵する
自分なりの満足感でした。
(個人的には行列のほうが好きです)

スープのこだわりはすごかったですが、肉そぼろは残念。
無しでよかったかもしれませんね (^_^;)
煮干しが強烈ではない…という部分が
引っ掛かるものの、それでも納得の旨味ですか_φ(. .*)

どっちかというと煮干しの方向性は
「MEGAニボ」路線ということですかね?

ただ、肉そぼろは…なぜ入れた( ノД`)
たういさん、こんにちは!

「行列」が煮干をかなり強烈に効かせながらも、
同時に動物系白湯の下支えも強力だったこともあり、
煮干が苦手な人でも受け入れられやすい要素があったのに対し、
こちらはもっと煮干を前面に立ててきているタイプだったので、
本来であれば「行列」に比べると好き嫌いが分かれそうなのですよね!

ただ、そうでありながら煮干の「旨さ」に焦点を当てることで、
大量の煮干粉末ながらも嫌味はそこまで感じさせないなど、
非常に上手く組まれた煮干スープだなぁとうならされました!

これで確実にたういさんの煮干系への印象も変わったでしょうね!(=゚ω゚)

「これは絶対無理!」という人が多くても何らおかしくない一杯でしたから!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
takaさん、こんにちは!

これまでの煮干系ラーメンって、「煮干粉末が大量でクセが強い」か
「煮干粉末がそこそこでバランス型」のどちらかだった印象ですが、
今回はそのどちらにも当てはまらないスタイルと言えるのですよ!

それこそがこの「伊吹監修」の真骨頂と言えると思うのです!(=゚ω゚)

煮干粉末の量で言えば、これは間違いなくバランス型ではなく大量系です!

そうでありながらクセと風味が同時にガンガン前に出るのではなく、
一定のクセは持ちつつも煮干の「旨さ」が前面へと出てくる、
このバランスの実現こそがこの商品の素晴らしい点でしたね!

「強烈」の一言で済む味から、「強くて旨い」と思わせる味へ、
こうした煮干ラーメンへの視点の変化を見せつけてくれましたね!

ちなみに仲のいいラオタの間でも非常に高い評価を得ていますよ!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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