カップ麺Award 2016 Part1
今年も「カップ麺Award」の季節がやってまいりました!(`・ω・´)
今年紹介した393個のカップ麺の中から特に優秀と感じたものを、
昨年と同じようにランキング形式で20位から順に発表していきます!
ちなみに31日にも1つカップ麺記事を書くので実際は394個となります!
それにしても394個とはちょっと自分でも驚いてしまいますね!
昨年が351個で、これでも十分に強烈な数字だったわけですが、
今年は394個と1日1個ペース(366個)すら超えてしまいました!
今年は毎日カップ麺記事を1個は書くのが基本になってましたし、
ときどき2記事更新もあったのでここまで数字が伸びたのですね!
ちなみに今年も「日清のごはん」系もカップ麺の個数に加えてます!
順位は自分の好みだけでなく、革新的な技術が採用されているものなど、
カップ麺全体における意義深さなども考慮しながらつけるようにしています!
さて、それでは張り切って20位のカップ麺から紹介していきましょう!(*゚◇゚)
21位 7/18発売 銀座デリー監修 コルマカレーラーメン(明星)

「20位から」と宣言しながら、いきなり21位が登場してしまいました;
どうしてもここまでは紹介する商品の中に含めたかったのですよね!
「銀座デリー」とのコラボ商品は2015年から発売されていて、
その代表格である「カシミールカレーラーメン」は自分も好きですが、
一方で油脂感が弱くサラリとしてスパイシーなスープは人を選ぶがちで、
それゆえにカップ麺としては変わり種の印象が強かったのですよね!
それに対してこの「コルマカレー」はスパイス感の強さだけでなく、
玉ねぎのまろやかなコクとほどよいとろみが合わさることにより、
従来のカレーラーメン好きの人にもうったえかける力がより強まり、
カップ麺におけるカレーラーメンの世界をより広げてくれましたね!
そのスパイス感とカレーラーメンとしての完成度の両立を評価しました!(=゚ω゚)
20位 12/6発売 IPPUDO from New York クラムチャウダー ヌードル(日清/セブンプレミアム)

これは12月に紹介したばかりなので、今でもはっきりとおぼえてますね!
「一風堂」というと、豚骨ラーメンで知られるチェーン店ではありますが、
このニューヨーク店のオリジナルメニューは豚骨ラーメンの要素は全くなく、
力強い二枚貝の風味にトリュフの香りをつけた独自性の強い一杯となってます!
特に二枚貝のクセのある風味とトリュフの香りの相性の良さは見事なもので、
これはぜひとも日本の店舗でも提供してほしいと思わせる力がありました!
アクセントとして効かされた強めの胡椒も他とは違った個性を打ち出してましたね!(*゚ー゚)
19位 3/28発売 サッポロ一番 縁日の焼そば カップ 西味(サンヨー食品)

これはいかにもスーパー向けの比較的価格が安いカップ焼そばの新ブランドですね!
「西味」だけとなっているのは、自分が関西在住でこちらしか買えなかったからです!
これを高く評価した理由は、何と言ってもその麺のクオリティの高さですね!
今年のサンヨー食品は油揚げ麺のクオリティアップに力を注いでいて、
その結果をいち早く伝えてくれたのがこの「縁日の焼そば」でした!
しっかりとした力強さがあり、歯切れの良さともっちり感を両立させた麺に、
関西で販売されている焼そばソースをそのまま再現したかのようなソースは、
極めてオーソドックスながらも強い安定感を感じさせてくれる仕上がりで、
袋麺バージョンとともに市場に定着することに見事に成功しましたね!(*゚◇゚)
18位 7/4発売 日清焼そば U.F.O. 黄金のカレーマヨ付き カレー焼そば(日清)

このカップ麺に関しては、ほぼ自分の好みだけで選んだような感じでしたね!
好みだけで言えばもっと上に順位で選んでもおかしくなかったですし!
「カレーUFO」はこれまでにも何度も発売はされているのですが、
今年はマヨにつけたカレー風味が明らかにこれまでより強く、
これが全体のバランスを著しく向上させてくれていたのですよね!
これまではカレーのスパイス感をマヨが中和するような感じでしたが、
今年は逆にマヨがまろやかさとともにカレー感を強める役割を果たし、
カレー焼そばとしての完成度をさらに引き上げてくれていましたね!
こうしたマヨの風味の向上は「UFO わさびマヨ」でも同様に見られましたね!
来年以降もぜひともこのマヨを採用した「カレーUFO」を期待したいですね!(*゚ー゚)
17位 12/5発売 カップヌードル Light+ ビーフと野菜のボルシチ(日清)

「カップヌードル Light+」シリーズというと、ダイエット系でありながら、
本格的なスープと野菜を中心とした大量の具材が楽しめるのが特徴ですが、
この「ボルシチ」はこれまでの中でも頭一つ抜けた力を感じさせましたね!
本格的とは言ってもダイエット系である以上、脂質に一定の制限は出ますが、
ボルシチぐらいの「こってりではないけど、ほどよくまろやか」なスープの場合、
このシリーズの枠組みの中で本格感を出すのに最もうってつけなのでしょうね!
でもって、今回は具材にちゃんと肉具材(ビーフのダイスミンチ)を入れるなど、
もう従来のダイエット系ヌードルの枠を超えた一杯として完成していましたね!
麺量は少ないのですが、野菜などの具材が多いので不足感もないですしね!(●・ω・)
16位 7/4発売 麺の底力 烏賊煮干醤油(明星)

これは一つのカップ麺として味が良かったのもさることながら、
「イカニボ」というジャンルを伝えてくれた意義が大きかったですね!
最初はイカ干しを使うということで、どんな風味になるか予想がつきませんでしたが、
やや濃厚系の魚介豚骨にイカの風味を加えたスープは実にバランス良く旨味も潤沢で、
ラーメンの新しい可能性を感じさせてくれる見事な一杯に仕上がっていました!
具材に肉とイカの両方が入っているというのもまたうれしかったですね!(=゚ω゚)
さて、ここでいったん小休止して変わり種系カップ麺の特別賞を発表いたします!
今年はネタに走ったようなカップ麺も数多く登場した1年になりました!
そうした商品の中から特に優秀だと思ったものを3つ選出いたしました!
特別賞1 7/25発売 MEGAゴマ 担担麺(エースコック)

とにかく圧倒的な粒ごまの攻めっぷりが印象的な一杯でした!
これは普通に本編のベスト20に入れるかどうかも迷ったほどです!
担々麺というと、練りごま/芝麻醤を基本に据えたものが多いですが、
これはかやくも大量の粒ごまで、ふりかけも大量の粒ごまとなっていて、
食べるたびに口の中にプチプチプチプチとすごい音を立てながら弾け、
練りごま系の担々麺とはまた違った魅力を伝えてくれましたね!
遊び心と味の良さをものの見事に両立させてくれた一杯となりました!(*゚◇゚)
特別賞2 12/5発売 一平ちゃん 夜店の焼そば ショートケーキ味(明星)

今年は何と言っても「一平ちゃん」のスイーツシリーズなしには語れないでしょう!
第1弾の「チョコソース」は面白いものの味との両立がなされていなかったのに対し、
こちらの「ショートケーキ味」は驚きを見ながら意外と味まで良かったのですよね!
ソースだけで食べると塩ダレ系なのに、バニラ風味マヨをまぜるとスイーツになり、
後入れのバーミッシェルの甘さがスイーツ感をさらに後押ししてくれるとともに、
甘さ一辺倒にならないよう乾燥イチゴやヨーグルトキューブが酸味を立てるという、
変な商品のはずなのに上手く組み立てられたその構成はうなるものがありました!
遊び心のある商品もこうした味のバランス感覚があってこそより映えるものですね!(`・ω・´)
特別賞3 8/29発売 大人の斬味 芳醇わさび塩そば(エースコック)

自分にとっての今年のキワモノ系商品のNo.1は間違いなくこの商品ですね!
これまでの2商品は見た目からして怪しい雰囲気がほとばしってましたが、
これは商品名といい、その雰囲気といい、高級系カップ麺という印象が強く、
そんな強烈な商品というようなイメージがほぼ伝わってこないのですよね!
それが食べてみると、なんとまぁそのわさびの激烈さは前代未聞でしたね!
ベースのスープは非常に内容のいい鯛だしの深みのあるものなのに、
そこに練りわさびのチューブを一気に半分から2/3ぐらい投入したような、
ひたすら暴れ倒すわさびのおかげで食べた後もお腹が熱くなりましたからね;
残念だったのは、これがほとんどのコンビニで出回らなかった点ですね;
この強烈さはぜひとも多くの人に味わってもらいたいところだったのですが!(=゚ω゚)
今年は他にも「ペヤング パクチーMAXやきそば」やサンヨー食品が出した
「カリチキ 旨チキン味焼そば」などもけっこう印象的なキワモノでしたね!
「パクチーMAX」はもっと乾燥パクチーのパンチが強ければ特別賞に選んだのですが!
さて、特別賞の紹介も終わったので、再び15位の商品から紹介を進めていきます!
15位 4/25発売 タマゴが決め手 とろうま濃厚中華そば(エースコック)

これは何と言っても卵黄ベースの「きみまろペースト」が絶妙でした!
「きみまろペースト」の初登場は「たまごかけ風焼そば」のほうでしたが、
それをラーメンに採用したこちらはそれ以上の完成度だったのですよね!
卵黄ソースをラーメンに採用するには、温かいスープに投入したときに
実際の卵黄のように軽く固まるような効果も期待したくなるわけですが、
この「きみまろソース」はそうした要素もちゃんと満たしていたのですよね!
そして味のまろやかさも絶妙で、ごく普通のスープが一気にまろやかになり、
このソースの持っているポテンシャルの高さを如何なく発揮してくれました!
ぜひともまた来年もこのソースを採用した新商品を出してほしいですね!(*・ω・)
14位 4/18発売 有名店シリーズ 魚雷 稲庭中華そば(日清)

14位は「有名店シリーズ」から初のどんぶり型として発売されたこちらです!
「有名店シリーズ」は高級感のある油揚げ麺を使った縦型カップ商品ですが、
この「魚雷」だけはどんぶり型のノンフライ麺で登場したのですよね!
スープはやや関東向けの醤油の風味が強めの魚介系スープだったのですが、
何より素晴らしかったのは乾麺を思わせるノンフライ麺のクオリティでした!
麺の香りが乾麺のうどんなどを茹でたときのものに非常に近くて、
こうした質感・香りの麺はこれまで食べたことがなかったですからね!
これに近いタイプの麺はその後は特にリリースはされていませんが、
間違いなく今後のカップ麺の麺の可能性を広げた商品でしたね!(*゚ー゚)
13位 7/19発売 鬼金棒監修 カラシビまぜそば(ヤマダイ/ファミリーマート限定)

今年の数々の汁なし系商品の中でも特に攻めてきたのがこの一杯でした!
おふざけ的な要素も取り入れながら攻めた商品は他に多くありましたが、
一つの真面目なまぜそばとしての攻め具合ならこれが断トツでしたね!
唐辛子系の辛さはそこそこながらも、花椒の痺れがバチッと効いていて、
その辛・シビに加えて大ぶりのパクチーまでどさっと入ってましたからね!
しかもそのパクチーは一つ一つが大きかったので香りが極めて強く、
そのインパクトは「パクチーMAX」の乾燥パクチーより遥かに上でしたし!
やはりジャンクさを打ち出した商品は攻めの姿勢を見せてこそですね!(`・ω・´)
12位 11/7発売 スーパーカップ1.5倍 近畿大学水産研究所×つるとんたん監修 近大マグロ使用 魚だしカレーうどん(エースコック)

12位に選んだのは商品名の長さでは断トツだったこちらの商品です!
2年前から毎年1つずつ近大マグロとのコラボ商品が発売されていましたが、
今回は主張の強いカレーと合わせるということで不安が大きかったのですよね!
それがどうでしょう、実際に食べてみたらその力強さに圧倒されましたね!
「カレーのような強い味と合わせても負けない力強さを見てくれ」
と言わんばかりのまぐろだしの深みは、カレーの旨さをさらに押し上げ、
さらに新開発の力のある麺と合わさることでさらに高みに達していましたね!
「あえて強い存在にぶつけることによってその旨さを証明する」、
この発想を採用したこと、そしてそれを超えてきたまぐろだしの
その双方に盛大な拍手を送りたい見事なカレーうどんでしたね!(●・ω・)
11位 6/13発売 麺ニッポン 喜多方ラーメン(日清)

11位は今年新商品が数多く出た「麺ニッポン」シリーズから選びました!
今年は喜多方、札幌、博多と有名なご当地ラーメンのカップ化が進みましたが、
このシリーズは単にそうしたラーメンを追っていただけではないのですよね!
それぞれのご当地ラーメンに合わせた麺の開発とも大きく絡んでいて、
発売されるたびにその麺のクオリティにうならされることが多かったです!
「魚雷」やこのシリーズを通じて、日清は今年ノンフライ麺の分野で
様々なタイプのクオリティの高い麺の開発に力を注いでいましたね!
この喜多方の平打ち麺はこれまでの一般的なノンフライ麺とは全く違い、
平打ちでありながらも強いもっちり感と、弾けるような強い弾力は
カップ麺における平打ち麺が新たな地平に到達したことを思わせましたね!
スープもシンプルな中に鴨の風味を忍ばせるなど工夫が凝らされていて、
これまでに登場した喜多方系カップ麺の中でも突出したものがありました!(=゚ω゚)
ということで、Part1では20~11位と特別賞3商品を紹介いたしました!
10~1位の商品は30分後に更新するPart2の記事にて紹介していきます!(゚x/)モッキュリリー
【関連記事】
・カップ麺Award 2016 Part2
・カップ麺Award 2016 Part1
・カップ麺Award 2015 Part2
・カップ麺Award 2015 Part1
・カップ麺Award 2014
・カップ麺Award 2013
・カップ麺Award 2012
今年紹介した393個のカップ麺の中から特に優秀と感じたものを、
昨年と同じようにランキング形式で20位から順に発表していきます!
ちなみに31日にも1つカップ麺記事を書くので実際は394個となります!
それにしても394個とはちょっと自分でも驚いてしまいますね!
昨年が351個で、これでも十分に強烈な数字だったわけですが、
今年は394個と1日1個ペース(366個)すら超えてしまいました!
今年は毎日カップ麺記事を1個は書くのが基本になってましたし、
ときどき2記事更新もあったのでここまで数字が伸びたのですね!
ちなみに今年も「日清のごはん」系もカップ麺の個数に加えてます!
順位は自分の好みだけでなく、革新的な技術が採用されているものなど、
カップ麺全体における意義深さなども考慮しながらつけるようにしています!
さて、それでは張り切って20位のカップ麺から紹介していきましょう!(*゚◇゚)
21位 7/18発売 銀座デリー監修 コルマカレーラーメン(明星)

「20位から」と宣言しながら、いきなり21位が登場してしまいました;
どうしてもここまでは紹介する商品の中に含めたかったのですよね!
「銀座デリー」とのコラボ商品は2015年から発売されていて、
その代表格である「カシミールカレーラーメン」は自分も好きですが、
一方で油脂感が弱くサラリとしてスパイシーなスープは人を選ぶがちで、
それゆえにカップ麺としては変わり種の印象が強かったのですよね!
それに対してこの「コルマカレー」はスパイス感の強さだけでなく、
玉ねぎのまろやかなコクとほどよいとろみが合わさることにより、
従来のカレーラーメン好きの人にもうったえかける力がより強まり、
カップ麺におけるカレーラーメンの世界をより広げてくれましたね!
そのスパイス感とカレーラーメンとしての完成度の両立を評価しました!(=゚ω゚)
20位 12/6発売 IPPUDO from New York クラムチャウダー ヌードル(日清/セブンプレミアム)

これは12月に紹介したばかりなので、今でもはっきりとおぼえてますね!
「一風堂」というと、豚骨ラーメンで知られるチェーン店ではありますが、
このニューヨーク店のオリジナルメニューは豚骨ラーメンの要素は全くなく、
力強い二枚貝の風味にトリュフの香りをつけた独自性の強い一杯となってます!
特に二枚貝のクセのある風味とトリュフの香りの相性の良さは見事なもので、
これはぜひとも日本の店舗でも提供してほしいと思わせる力がありました!
アクセントとして効かされた強めの胡椒も他とは違った個性を打ち出してましたね!(*゚ー゚)
19位 3/28発売 サッポロ一番 縁日の焼そば カップ 西味(サンヨー食品)

これはいかにもスーパー向けの比較的価格が安いカップ焼そばの新ブランドですね!
「西味」だけとなっているのは、自分が関西在住でこちらしか買えなかったからです!
これを高く評価した理由は、何と言ってもその麺のクオリティの高さですね!
今年のサンヨー食品は油揚げ麺のクオリティアップに力を注いでいて、
その結果をいち早く伝えてくれたのがこの「縁日の焼そば」でした!
しっかりとした力強さがあり、歯切れの良さともっちり感を両立させた麺に、
関西で販売されている焼そばソースをそのまま再現したかのようなソースは、
極めてオーソドックスながらも強い安定感を感じさせてくれる仕上がりで、
袋麺バージョンとともに市場に定着することに見事に成功しましたね!(*゚◇゚)
18位 7/4発売 日清焼そば U.F.O. 黄金のカレーマヨ付き カレー焼そば(日清)

このカップ麺に関しては、ほぼ自分の好みだけで選んだような感じでしたね!
好みだけで言えばもっと上に順位で選んでもおかしくなかったですし!
「カレーUFO」はこれまでにも何度も発売はされているのですが、
今年はマヨにつけたカレー風味が明らかにこれまでより強く、
これが全体のバランスを著しく向上させてくれていたのですよね!
これまではカレーのスパイス感をマヨが中和するような感じでしたが、
今年は逆にマヨがまろやかさとともにカレー感を強める役割を果たし、
カレー焼そばとしての完成度をさらに引き上げてくれていましたね!
こうしたマヨの風味の向上は「UFO わさびマヨ」でも同様に見られましたね!
来年以降もぜひともこのマヨを採用した「カレーUFO」を期待したいですね!(*゚ー゚)
17位 12/5発売 カップヌードル Light+ ビーフと野菜のボルシチ(日清)

「カップヌードル Light+」シリーズというと、ダイエット系でありながら、
本格的なスープと野菜を中心とした大量の具材が楽しめるのが特徴ですが、
この「ボルシチ」はこれまでの中でも頭一つ抜けた力を感じさせましたね!
本格的とは言ってもダイエット系である以上、脂質に一定の制限は出ますが、
ボルシチぐらいの「こってりではないけど、ほどよくまろやか」なスープの場合、
このシリーズの枠組みの中で本格感を出すのに最もうってつけなのでしょうね!
でもって、今回は具材にちゃんと肉具材(ビーフのダイスミンチ)を入れるなど、
もう従来のダイエット系ヌードルの枠を超えた一杯として完成していましたね!
麺量は少ないのですが、野菜などの具材が多いので不足感もないですしね!(●・ω・)
16位 7/4発売 麺の底力 烏賊煮干醤油(明星)

これは一つのカップ麺として味が良かったのもさることながら、
「イカニボ」というジャンルを伝えてくれた意義が大きかったですね!
最初はイカ干しを使うということで、どんな風味になるか予想がつきませんでしたが、
やや濃厚系の魚介豚骨にイカの風味を加えたスープは実にバランス良く旨味も潤沢で、
ラーメンの新しい可能性を感じさせてくれる見事な一杯に仕上がっていました!
具材に肉とイカの両方が入っているというのもまたうれしかったですね!(=゚ω゚)
さて、ここでいったん小休止して変わり種系カップ麺の特別賞を発表いたします!
今年はネタに走ったようなカップ麺も数多く登場した1年になりました!
そうした商品の中から特に優秀だと思ったものを3つ選出いたしました!
特別賞1 7/25発売 MEGAゴマ 担担麺(エースコック)

とにかく圧倒的な粒ごまの攻めっぷりが印象的な一杯でした!
これは普通に本編のベスト20に入れるかどうかも迷ったほどです!
担々麺というと、練りごま/芝麻醤を基本に据えたものが多いですが、
これはかやくも大量の粒ごまで、ふりかけも大量の粒ごまとなっていて、
食べるたびに口の中にプチプチプチプチとすごい音を立てながら弾け、
練りごま系の担々麺とはまた違った魅力を伝えてくれましたね!
遊び心と味の良さをものの見事に両立させてくれた一杯となりました!(*゚◇゚)
特別賞2 12/5発売 一平ちゃん 夜店の焼そば ショートケーキ味(明星)

今年は何と言っても「一平ちゃん」のスイーツシリーズなしには語れないでしょう!
第1弾の「チョコソース」は面白いものの味との両立がなされていなかったのに対し、
こちらの「ショートケーキ味」は驚きを見ながら意外と味まで良かったのですよね!
ソースだけで食べると塩ダレ系なのに、バニラ風味マヨをまぜるとスイーツになり、
後入れのバーミッシェルの甘さがスイーツ感をさらに後押ししてくれるとともに、
甘さ一辺倒にならないよう乾燥イチゴやヨーグルトキューブが酸味を立てるという、
変な商品のはずなのに上手く組み立てられたその構成はうなるものがありました!
遊び心のある商品もこうした味のバランス感覚があってこそより映えるものですね!(`・ω・´)
特別賞3 8/29発売 大人の斬味 芳醇わさび塩そば(エースコック)

自分にとっての今年のキワモノ系商品のNo.1は間違いなくこの商品ですね!
これまでの2商品は見た目からして怪しい雰囲気がほとばしってましたが、
これは商品名といい、その雰囲気といい、高級系カップ麺という印象が強く、
そんな強烈な商品というようなイメージがほぼ伝わってこないのですよね!
それが食べてみると、なんとまぁそのわさびの激烈さは前代未聞でしたね!
ベースのスープは非常に内容のいい鯛だしの深みのあるものなのに、
そこに練りわさびのチューブを一気に半分から2/3ぐらい投入したような、
ひたすら暴れ倒すわさびのおかげで食べた後もお腹が熱くなりましたからね;
残念だったのは、これがほとんどのコンビニで出回らなかった点ですね;
この強烈さはぜひとも多くの人に味わってもらいたいところだったのですが!(=゚ω゚)
今年は他にも「ペヤング パクチーMAXやきそば」やサンヨー食品が出した
「カリチキ 旨チキン味焼そば」などもけっこう印象的なキワモノでしたね!
「パクチーMAX」はもっと乾燥パクチーのパンチが強ければ特別賞に選んだのですが!
さて、特別賞の紹介も終わったので、再び15位の商品から紹介を進めていきます!
15位 4/25発売 タマゴが決め手 とろうま濃厚中華そば(エースコック)

これは何と言っても卵黄ベースの「きみまろペースト」が絶妙でした!
「きみまろペースト」の初登場は「たまごかけ風焼そば」のほうでしたが、
それをラーメンに採用したこちらはそれ以上の完成度だったのですよね!
卵黄ソースをラーメンに採用するには、温かいスープに投入したときに
実際の卵黄のように軽く固まるような効果も期待したくなるわけですが、
この「きみまろソース」はそうした要素もちゃんと満たしていたのですよね!
そして味のまろやかさも絶妙で、ごく普通のスープが一気にまろやかになり、
このソースの持っているポテンシャルの高さを如何なく発揮してくれました!
ぜひともまた来年もこのソースを採用した新商品を出してほしいですね!(*・ω・)
14位 4/18発売 有名店シリーズ 魚雷 稲庭中華そば(日清)

14位は「有名店シリーズ」から初のどんぶり型として発売されたこちらです!
「有名店シリーズ」は高級感のある油揚げ麺を使った縦型カップ商品ですが、
この「魚雷」だけはどんぶり型のノンフライ麺で登場したのですよね!
スープはやや関東向けの醤油の風味が強めの魚介系スープだったのですが、
何より素晴らしかったのは乾麺を思わせるノンフライ麺のクオリティでした!
麺の香りが乾麺のうどんなどを茹でたときのものに非常に近くて、
こうした質感・香りの麺はこれまで食べたことがなかったですからね!
これに近いタイプの麺はその後は特にリリースはされていませんが、
間違いなく今後のカップ麺の麺の可能性を広げた商品でしたね!(*゚ー゚)
13位 7/19発売 鬼金棒監修 カラシビまぜそば(ヤマダイ/ファミリーマート限定)

今年の数々の汁なし系商品の中でも特に攻めてきたのがこの一杯でした!
おふざけ的な要素も取り入れながら攻めた商品は他に多くありましたが、
一つの真面目なまぜそばとしての攻め具合ならこれが断トツでしたね!
唐辛子系の辛さはそこそこながらも、花椒の痺れがバチッと効いていて、
その辛・シビに加えて大ぶりのパクチーまでどさっと入ってましたからね!
しかもそのパクチーは一つ一つが大きかったので香りが極めて強く、
そのインパクトは「パクチーMAX」の乾燥パクチーより遥かに上でしたし!
やはりジャンクさを打ち出した商品は攻めの姿勢を見せてこそですね!(`・ω・´)
12位 11/7発売 スーパーカップ1.5倍 近畿大学水産研究所×つるとんたん監修 近大マグロ使用 魚だしカレーうどん(エースコック)

12位に選んだのは商品名の長さでは断トツだったこちらの商品です!
2年前から毎年1つずつ近大マグロとのコラボ商品が発売されていましたが、
今回は主張の強いカレーと合わせるということで不安が大きかったのですよね!
それがどうでしょう、実際に食べてみたらその力強さに圧倒されましたね!
「カレーのような強い味と合わせても負けない力強さを見てくれ」
と言わんばかりのまぐろだしの深みは、カレーの旨さをさらに押し上げ、
さらに新開発の力のある麺と合わさることでさらに高みに達していましたね!
「あえて強い存在にぶつけることによってその旨さを証明する」、
この発想を採用したこと、そしてそれを超えてきたまぐろだしの
その双方に盛大な拍手を送りたい見事なカレーうどんでしたね!(●・ω・)
11位 6/13発売 麺ニッポン 喜多方ラーメン(日清)

11位は今年新商品が数多く出た「麺ニッポン」シリーズから選びました!
今年は喜多方、札幌、博多と有名なご当地ラーメンのカップ化が進みましたが、
このシリーズは単にそうしたラーメンを追っていただけではないのですよね!
それぞれのご当地ラーメンに合わせた麺の開発とも大きく絡んでいて、
発売されるたびにその麺のクオリティにうならされることが多かったです!
「魚雷」やこのシリーズを通じて、日清は今年ノンフライ麺の分野で
様々なタイプのクオリティの高い麺の開発に力を注いでいましたね!
この喜多方の平打ち麺はこれまでの一般的なノンフライ麺とは全く違い、
平打ちでありながらも強いもっちり感と、弾けるような強い弾力は
カップ麺における平打ち麺が新たな地平に到達したことを思わせましたね!
スープもシンプルな中に鴨の風味を忍ばせるなど工夫が凝らされていて、
これまでに登場した喜多方系カップ麺の中でも突出したものがありました!(=゚ω゚)
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