綿麺 フライデーナイト Part99 (15/11/13) 太刀魚(ドラゴン)つけ麺

11月第2週の綿麺フライデーナイトへと行ってまいりました!
今回の限定は「太刀魚(ドラゴン)つけ麺」でございました!

11月第2週のフライデーナイトは特に注目すべき週なのですよね!(●・ω・)

というのも、例年この時期に特に気合の入った限定が登場するのです!

過去2年は味噌系の新作でしたが、今年はどうなるのかと思っていたら、
なんと「太刀魚」という、これまで登場したことのなかった素材で来ました!

1つの魚に目をつけて、それを軸にしたつけ麺を作るというと、
綿麺との関連も深い「麺哲」でよく取られるスタイルなのですが、
その太刀魚が綿麺流にどのようにつけ麺になるのか気になりますね!

事前の情報として太刀魚の天ぷらが登場するのはわかっておりますが!

しかし太刀魚を軸にしたつけ麺を作るとなるとかなり大変でしょうね!

天ぷらにするためだけでもまず三枚おろしにしないといけないですし、
その量を考えると、その作業だけで大変なことになりそうですからね!

仕込みの大変さで言えば、おそらく今年の中で最高ではないですかね!

おそらくその太刀魚も天ぷらになるだけでは終わらないはずで、
それぞれの部位が何らかの形で生かされてくることが予想されます!

綿麺 フライデーナイト Part99 (15/11/13) 太刀魚(ドラゴン)つけ麺

ということで、今回の「太刀魚(ドラゴン)つけ麺」が到着しました!

それにしても、この見た目からしておいしいことはもはや確定的ですね!
今回はいつもより150円高めでしたが、それも十分に納得のいく内容です!

今日は作っている段階からお店の香りが少し違ってたのですよね!
おそらくスープなどについても何らかの違いがあると思われます!

まずは奥の天ぷらですが、左半分が太刀魚の天ぷらとなっていて、
その少し右がインゲン、そして最も右にきのこの天ぷらがあります!

このきのこの天ぷらが少し謎で、かさが反ったタイプのものなのですが、
エリンギだとすると軸の部分が細いので、どうも違うと見られますが、
大ぶりなタイプのヒラタケを天ぷらにしたものなのかなと思いました!

もしそうだとすると、きのこのコストもけっこうかかってますね!
これぐらい大きなヒラタケって通常のきのこよりも高いですし!(=゚ω゚)

天ぷらは綿麺の限定メニューの具材における看板の一つと言えるもので、
天ぷら専門店と何ら遜色のないレベルの絶妙なサクサク感が堪能できます!

揚げ具合、衣の食感や厚み、そのどれもとっても申し分のないもので、
太刀魚らしいふんわりとした食感が存分に堪能できる仕上がりでした!

もちろんきのこの天ぷらもインゲンの天ぷらも見事な旨さです!

そしてつけ汁ですが・・・うん、やはり普段とはいろいろと違います!(`・ω・)+

ものすごく単純に構成を見るなら、おそらく丸鶏と思われるスープに
魚介系の旨味と香味油という綿麺らしい組み合わせではあるのですが、
その魚介から広がる旨さのタイプがやはり普段とは違うのですよね!

自分は太刀魚からとっただしを判別できる力はあまりありませんが、
太刀魚を三枚おろしにすれば中骨の部分が大量にできることになるので、
この部分が今回のスープのほうに生かされたと解釈してよさそうです!

中骨だけでなく、頭などの部位もスープに使われているかもですね!

今回の魚介の旨さはいつもの節系の香ばしさが強く出るタイプとは違い、
白身魚らしい優しさと深みがあり、非常にやわらかい旨さがありましたね!

そして酸味についても、いつもよりはいくぶん控えめなバランスで、
この普段とは違っただしの旨みを中心に据えた構成になっていました!

また、香味油はおそらく今回はねぎ油を使っていたと思われます!
でもって、香味油ももう一つ別に加わっていた気もするのですよね!

もしかすると香味油にも太刀魚を生かしたものがあったかもです!(*゚ー゚)

さて、そのつけ汁の中にはだんご、青菜、ねぎが入っています!
青菜はおそらくいつも通り小松菜が使われていると思います!

いつもよりもやや細めだったのでちょっと迷うところもありますが!

今回のつけ汁の具材の主役は何といってもこのだんごでしょう!
それにしても天ぷら+だんごって、ちょっと贅沢すぎますよね!

どちらも綿麺の限定における看板具材と言っていい存在ですから!

でもって、このだんごもまた当然ながらいつもとは大きく違います!

豚肉がやはり軸だと思われますが、風味がいろいろ違うのですよね!

肉らしい風味とはちょっと違った要素も少なからず感じたので、
おそらくこちらにも太刀魚のすり身が多く使われていると思います!

太刀魚の天ぷらには基本的に尾に近いあたりの身を使うようなので、
頭に近いほうの身をすり身にしてだんごに、中骨などはおだしに利用と、
部位によってこんな感じでの使い分けをしたのではないですかね!(*゚◇゚)

さて、いつもの綿麺のだんごは生姜が大きなポイントとなってますが、
今回は大葉と柚子がふわっと上がってくる実にさわやかな風味でした!

さらにだんごをよく見ると赤いものが見えたり、茶色いものもあるなど、
ねぎやしいたけを刻んだもの、さらに海老も少し入っていたようでした!

しかし、これだけ気合の入っただんごまで登場するとは驚きでしたね!

そしてここに合わさる麺は、綿麺らしいむっちりとした太麺です!

この麺は小麦の自然な甘みにむっちりとした力強い弾力をはじめ、
麺単体で見たときのおいしさという点でも見事なものがありますが、
どのようなつけ汁にもピタッとハマる万能性もまた大きな魅力です!

麺が強いとか、つけ汁のほうが強いとかそういうことを感じさせない、
麺のおいしさを楽しませながら、つけ汁の存在感も生かさせるという、
だからこそフライデーナイトにおける基本の麺にもなってるのでしょう!

今回は「太刀魚」という一つの魚を軸に綿麺らしく一つのつけ麺に仕上げる、
まさにこのテーマにそった今年一番の意欲作と呼べる素晴らしさでした!(*・ω・)

一つの魚を軸にしてつけ麺を構成するというのは「麺哲」を連想させますが、
その完成したつけ麺から感じられる個性はどれも紛れもなく「綿麺」なのですよね!

特に太刀魚をという素材を限定における看板である天ぷらとだんごという、
2大料理へと導いて完成させる様はこれぞ綿麺と呼ぶにふさわしいものでした!

綿麺の清湯つけ麺がまた一つの大きなブレイクスルーを果たした感がありますね!

太刀魚という素材を存分に味わい尽くせる非の打ちどころのないつけ麺でした!(゚x/)モッキュルルッ

お店の住所と地図 大阪府松原市松ヶ丘3丁目6-15

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テーマ : つけ麺 | ジャンル : グルメ

コメント

 
お疲れ様です。
太刀魚って歩留まり悪いわ,場所取るわで仕込みが大変ですね。
でも,ああいう長物の魚は鱧もそうですが,骨から良い出し汁がとれます。
雨じゃなければ行きたかったですが。
最近綿麺行ってないですね,顔忘れられたかも。
「太刀魚」とは、これは珍しいですね。
限定じゃないと出せないような素材に思います。

たしかこのお店は天麩羅にも定評があるようですし、
ちょっと普通のお店とは一線を画したイメージですね。

つけ汁や麺はもちろん、具材の団子や
サイドの天麩羅に強いこだわりを感じるので、
“麺屋” を超えて “料理屋” のような印象があります。

かーとさんも文中で触れていますが、
太刀魚となると仕込みが大変そうですね…(汗)

でもそれに見合った質の高さみたいですし、
非常に興味をそそられる内容のメニューです。

こういった限定メニューに自分は縁がありませんが、
詳細な感想で食べた気分になれるのが有り難いです(笑)
ダイエティシャンさん、こんばんは!(●・ω・)

今回はいかにも仕込みに手間がかかりそうな魚がテーマで、
お二人とも大変だろうなぁと思って眺めていましたが、
それだけ力を込めた甲斐があっただけの仕上がりでしたね!

裏メニュー的な扱いのものだったら量もそこまでいかないですが、
ここの場合はその日はこの限定メニューだけでの営業ですから、
なおさら仕込みにはものすごく時間もかかったでしょうしね!

そして、記事を書いた後で教えてもらった話によると、
やはり今回は太刀魚の中骨からダシを取っていたようで、
しかも事前に燻製して節に加工して使われていたそうです!

太刀魚を全部さばいて天ぷら向けに加工するだけでも大変なのに、
そこまで手間をかけていたとはほんと頭が下がる思いですね!(=゚ω゚)

ダイエティシャンさんも、またぜひ綿麺へと足を運んでくださいませ!

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)
takaさん、こんばんは!

今回の限定メニューはもう一つ隠れたすごい点がありまして、
それは今回使われた太刀魚は全てご主人が釣ったものなのです!

この限定のためだけにこの週は釣りに何度も足を運んだそうで、
その手間もさることながら、限定をちゃんとまかなえるだけの
量を釣らないといけないというプレッシャーもあったでしょうね!

しかも仕込みの手間といい、並々ならぬ熱意の限定だったようです!
食べていてもその熱意の強さがひしひしと伝わってきましたからね!(`・ω・)+

ほんと今回のメニューは「ラーメン屋」の枠を超えて、
麺を軸にした料理屋と呼べるような構成でしたね!

でもって、天ぷらやだんごなど、麺やチャーシュー以外にも
様々な素材を生かしきる力を持っていたお店だからこそ、
実現することができた限定メニューだったとも言えますね!(=゚ω゚)

ではでは、コメントありがとうございました!(゚x/)

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