Spa王 生タイプ ペペロンチーノ (New)

3月の中旬頃にいつもと同じようにスーパーに立ち寄ってみると、
見なくなったはずの懐かしいデザインとひさびさに遭遇しました(=゚ω゚)

Spa王 生タイプ ペペロンチーノ New

なんと、生タイプのスパ王がいつのまにか復活していたのです!(゚◇゚)

ラ王がさらなる進化を求めて生タイプからノンフライになったように、
スパ王も昨年ノンフライパスタへと変貌を遂げていたはずでした!

しかしながら、どうしても先行のデュラムおばさんとの差は拭えず、
快進撃を続ける新ラ王とは何やら対照的な結果になった感があります!

ところで「ノンフライになったスパ王はどうなったのだろう?」
と思って調べてみると、公式サイトには終了宣言が出されていました(;゚ω゚)

ということで、リニューアルならぬ完全なる前バージョンへの復帰となったようです;

このような結果になった大きな理由としては2つ考えることができて、
1つはノンフライカップパスタ市場でデュラムおばさんに勝てなかったこと、
もう1つは生タイプスパ王のファンを維持できなかったことなのでしょう!

もともとパスタは乾麺で売られていることが普通であることから、
リアリティを追求すれば自ずとノンフライという形に行き着きます!

しかし、そういった麺の追求というスタンスを取ることよりも
固定ファンを呼び戻すことを重視したというふうにも取れます!

そのあたりはいかにも消極的であると思わずにはいられないのですが、
これはきっと日清にとっても屈辱的な結果でもあっただろうと思います!

即席麺市場の王者らしからぬ結果になったと言っていいでしょうし(´・ω・)

さて、今回の生タイプ版は「ペペロンチーノ」が登場していますが、
これはデュラムおばさんのレギュラー商品とかぶらないように
あえてペペロンチーノを選んできたのではないかと思います!

おそらく以前の生タイプ時代にデュラムおばさんが登場して以降、
ミートソースの売上が落ちるなどのデータもあったと推測できますし!

Spa王 生タイプ ペペロンチーノ New(できあがり)

さて、味ですがまずガーリックオイルの存在感が非常に強いです!

デュラムおばさんから以前に出ていた「ペペロンチーノ」と比べても、
よりそのオイルの存在感を強く出してきているという印象がしてきます!

またパセリなどの香草の風味もかなり強めに効かせているのが特徴です!
原材料を見るに、アンチョビなどは使っていないようですね!

具としては少なめではありますが、キャベツが入っています!
このキャベツの持つ甘みは非常にいい効果を出してくれていますね!

カップ焼きそばよりもこちらのほうが甘みがストレートに感じられますし、
カップスパゲッティとキャベツの相性ってなかなかいいみたいですね!

一方でトッピング全体として見るとややさみしげな印象があります!

これはデュラムおばさんのそれと見比べてみると顕著ですが、
もっとフライドガーリックなどがほしくなるところがあります!

では、なぜそのようなトッピングの差があるのかと言えば、
どうもこれは価格を抑えることに狙いがあるからだと思います!

生タイプのスパ王が復活してからずっと気にかかっていたのですが、
どうも以前のスパ王に比べると値段が大きく下がっているようなのです!

なので、生タイプへの固定ファンを呼び戻す狙いだけでなく、
リアリティよりも価格で勝負するという意図も感じられます!

まぁ・・・あまり正統派の勝負という気はしないですけども(;゚◇゚)

・・・さて、今回の味の方向性としてはこんな感じではあるのですが、
正直なところ食べたときの感想はずいぶんとネガティブなものでした;

まるで往年の名バンドの再結成後の作品を聴いてるような気分になりました(;・ω・)

「いやまぁ・・・、わかってはいたんだけど」という感じでした;

やっぱりスパゲッティとしてのリアリティはノンフライには劣ります。

また生タイプ麺からどうしても拭うことのできない弱点である
「麺の酸味」も後半になるにつれて強く感じられるようになりました。

これはスパ王が一時期ノンフライになる以前から感じてはいましたが、
生タイプパスタの限界というものをそのときと同様に感じました。

なので、結果として成功させることはできなかったものの、
日清がノンフライ化を進めようとした理由も伝わってきました。

やはり、どうしても固定ファン向けの商品になってるのですよね。

慣れ親しむことで本来であれば弱点になるはずの部分も含めて
一つの個性として好きになるというのはよくあることですし、
長く販売されてきたブランドでもあるのでなおさらそうでしょう!

だから、そういう路線展開もわからないではないのですけどもね(´・ω・)

しかしなんでしょう、一人のカップ麺好きとして複雑な気分になる商品でした(゚x/)モキィ

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コメント

 
日清の生麺は、独特の臭気があり苦手です。
酸味も気になります、確かに。

デュラムおばさんが登場してからは、完全に日清パスタを敬遠してきました。

日清もノンフライのパスタを出していたのですね、知らなかった!
でも生タイプに戻ってしまったんですね、、ちょっと試しておけばよかったかな。
BritishPhantomさん、ようこそいらっしゃいました!

生タイプ麺って、どうしても品質や食感を維持するために
いろんなものが麺に加えられることになってしまうので、
それらの風味が麺の中に残ってしまうのですよね;

ごんぶと・旧ラ王・スパ王といろんな生タイプがありますが、
食感の再現度を含めてパスタの生タイプには難しい面があり、
自分もある時期からあまり食べないようになっていました(;゚ω゚)

ノンフライタイプのスパ王の麺はノンフライパスタの先行者である
デュラムおばさんに及ばない面が多々見られはしましたが、
できることなら切磋琢磨して競争してほしいという思いもありました!

デュラムおばさんの面とは差を感じるところもありましたが、
両者を食べ比べるのはなかなか楽しいものでしたし!

しかしノンフライ版も大々的に宣伝されてもいたのですが、
思っていた以上に早く市場から消えてしまいましたね;

仮に生タイプに戻るにしても過去の生タイプの弱点を克服し、
ノンフライと十分に渡り合えるものであることを期待しましたが、
結局のところ以前と同じ麺への復帰という形になったようです(;゚◇゚)

生タイプの弱点は日清もいろいろと感じていたはずですが、
ノンフライ麺として進化していこうとするわけでもなく、
生タイプでありつつも大きく改良するというわけでもなく、
弱点には目をつぶりつつ固定ファンの多い昔の形に戻し、
なおかつコストを軽減することで勝負するというスタイルは
商業的には正しくもどこか釈然としないものを感じてしまいます;

新商品が出てもあえて買ってない理由も実はそこにあったりします;

ではでは、コメントどうもありがとうございました!!(*・ω・)ノ

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