9月終了!!

ついにブログ強化月間だった9月が終了しました!(゚x/)モキュッ

・・・といっても、10月も最初のうちは頻繁に更新するつもりですが!

1ヶ月で66記事というのは5月のときを超えて最高記録ですね!
今月はいろんなおでかけ日記の記事ががんばってくれました!(`・ω・´)

ただ本当は75記事ぐらいを最初は目標にしてたんですよね;
でもあることに気を取られていてそこまで行けませんでした!

とはいえ、5月よりも1日少ない30日で66記事まで行ったので、
これはなかなか自分でも評価できるような気はします!

でもその割に5月のときほど達成感はないのですよね;
たぶん1日あたりの記事投稿数にバラツキがあったせいですね!
5月のときは毎日2記事でしたが、今月はかなりバラバラでした!

さて、あえて中途半端に見える66記事にしたことには少し意味があります!
きっと近いうちにそれに関する話題も出てくるとは思いますが!
一応プロフィールをよくよく見れば気付く人もいるかもです!

ではでは、また来月もよろしくお願いいたしまっす!!(*・ω・)ノ

四季物語 秋のときめき焼そば

これまで続いてきた四季物語シリーズもついに秋が来ました!

春・夏ともに非常に個性的でかつおいしいものを出してくれたので、
この秋のバージョンにも当然ながら期待をしております!(`・ω・´)ゝ

まずは焼そばから食べていきたいと思います!

四季物語 秋のときめき焼そば(パッケージ)

どうも秋のポイントは秋鮭が入っていることのようですね!
また焼きそばはバターの風味も効いたソースになっているようです!

四季物語 秋のときめき焼そば(できあがり)

この四季物語シリーズ全般に言えることではあるのですが、
乾燥具のクオリティがどれも非常に高いのですよね!

見ての通り、鮭のほぐし身がどれもけっこう大きいのですよ!
何だかんだ言っても、やっぱり具がおいしいといいですよね!(=゚ω゚)

ちなみに他の具はもみじの形のかまぼことキャベツとなっております!
きのこが少し入ってるとさらにうれしかったですけど、
そこまで言ってしまうのはちょっと贅沢というものですね!

さて、ソースは見ての通り醤油ベースの和風となっております!
すなわちバター醤油風味の秋鮭入り焼そばということですね!(*゚ー゚)

今までいくつか和風醤油系のカップ焼そばを食べてきましたが、
その中でも最もバランスがよくおいしいと言えるレベルです!

醤油風味のカップ焼そばっていやに塩辛すぎるとか、
どこかバランスの悪さを感じるものが多かったのですが、
これは具も含めて非常に全体が整っているのがいいですね!

あえて夏バージョンの焼そばと比べると夏が上ですが、
それは夏バージョンの完成度がずば抜けていただけであって、
今回の秋の焼そばの完成度も相当なクラスにあると言えます!

やはり四季物語は食べる人の期待を裏切りませんね!(゚x/)モキュッ

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四季物語 総集編
四季物語 冬のときめきうどん
四季物語 冬のときめきらーめん
四季物語 冬のときめき焼そば
四季物語 秋のときめきうどん
四季物語 秋のときめきらーめん
四季物語 秋のときめき焼そば
四季物語 夏のときめきらーめん
四季物語 夏のときめきうどん
四季物語 夏のときめき 焼そば
四季物語 春のときめきらーめん
四季物語 春のときめきうどん
四季物語 春のときめき 塩焼そば

富士宮焼きそば

富士宮焼きそばのソース焼そばバージョンです!
以前に富士宮焼きそばの塩味を紹介していますね!

もちろん今回のソースバージョンのほうが標準になります!

富士宮焼きそば(パッケージ)

デザイン自体は塩味のバージョンとそれほど変わらないです!

また富士宮焼きそばの特徴として挙げられている、
・コシのある麺
・削り粉
・肉かす
の3つについてはやはり塩味のときと同じようです!

富士宮焼きそば(できあがり)

上にかかっている粉末が「削り粉」になりますね!
魚介系の粉末で、和風の香りで風味はちょうどいいです!

麺もコシがやや強めで食べていて食べごたえがありますね!
このあたりは塩味のときと同じですしやはり質は高いです!

そして塩味バージョンとの最大の違いであるソースですが、
味だけでいうとややフルーティーですっきりした風味です!
なので、最初に数本食べると非常にあっさりした感じになります!(*゚ー゚)

ですが、このソースはけっこう油も強めに入っています!
もちろんそれは最初からそれを考えたものでしょうけども!

なので、ほんの最初はすっきりしてるような感じですが、
この油のコクが途中から少しずつ前に出てくるので、
そのフルーティーな風味以上の重みのある味になります!

どうしてもこのあたりで好みが分かれてくるでしょうね!
油が少しずつ蓄積してくることによって重く感じる人もいれば、
そのコクを楽しむことができるという人もいるかという感じです!

自分としては前半はなかなか楽しんで食べられるのですが、
後半になってくるとその重さを少し辛く感じるほうでした;
でもそこは好みなので、いい悪いということではないです!(=゚ω゚)

いずれにしても非常にしっかりした特徴を持っているので、
一度は食べてみて判断してみるのがよさそうではありますね!(゚x/)モキュウッ

三ツ矢サイダープレミアム 国産梨

季節ごとの楽しみなジュースの1つとなっている
三ツ矢サイダーのプレミアムシリーズでございます!

去年の冬は「国産ふじりんご」だったのですが、
今年は(たぶん)初の「国産梨」できたようです!

プレミアムシリーズのりんごは大好きだったのですが、
「梨」も好きな果物なのでやはりこれは期待できます!(`・ω・´)

三ツ矢サイダープレミアム 国産梨

やっぱりクオリティの高さはいつもながら素晴らしいですね!

梨の炭酸飲料というだけでもかなり珍しい部類になりますが、
梨の持つみずみずしさあふれるさわやかな甘さと香りがあって、
しかも炭酸もやや強めなので爽快感もしっかりとあります!

梨も決して香りの強いタイプの果物ではないので、
ジュースでの表現は難しい部類に入るとは思いますが、
そこをうまく作って仕上げてきたのはみごとだと思います!

この記事を書いている時点ですでに5本ほど飲んでいます!(*゚ー゚)

このシリーズではいつも似たようなことを書いていますが、
・フルーツの風味の再現度とフレッシュな風味
・炭酸飲料としての完成度
の双方をつねに高いレベルで維持してくれるのがいいですね!

しかもあまり炭酸飲料にならないタイプの果物が多いですし、
そういった2重3重の意味で楽しませてくれるのがありがたいです!

売られている間はさらに何度か飲みたいと思っています!(゚x/)モキュキュッ

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シュウェップス ビターレモン・ゼロ

シュウェップスから出たレモン風味の炭酸飲料です!
ちなみに販売しているのはコカコーラ社のようですね!

シュウェップスというと日本では知名度は低いですが、
シュウェップス・コーラだけはそこそこ知られてる気がします!

Schweppes Bitter Lemon Zero

なんだかこのペットボトルのデザインだけ見ると、
ジンジャーエールで知られるカナダドライっぽいですね!

ここ2年でゼロ系のジュースはやや飽和状態になっていますが、
このシュウェップスのビターレモンもそのゼロ系にあたります!

ですが、このビターレモン・ゼロは自分としては大当たりでした!(*゚◇゚)

ほどよいレモン風味の酸味に、控えめながらもちょうどいい甘さ、
そして全体の風味を引きしめるごく軽い苦味の調和がみごとです!
今年のゼロ系炭酸飲料の中ではトップの評価を与えたくなります!

もともとそれほど甘さを必要としないジュースだったことで、
ゼロ系甘味料のマイナス面をうまく抑えられたのでしょう!
そこにレモンの風味がしっかり効いていることも、
マイナスにはたらく要素をうまくカバーした感じです!

しかも甘すぎないのですが、甘さがないわけではなく、
ドライな炭酸飲料として非常にいいラインをついています!

これだけの完成度のゼロ系がシュウェップスから出てきたのは驚きです!
今年の途中からゼロ系はやや頭打ちっぽくなってたところでしたし!

惜しむらくはややマイナーなブランドのジュースのため、
近いうちにあまり見かけなくなることが予想される点ですね;

でも見つけたら何本かまとめ買いすると思います!(゚x/)モキュキュッ

スイカソーダ

どこだったかは忘れましたが、コンビニで買ってきました!
夏頃に買ったものなので、たぶんもう販売終了かと思います;

キリン スイカソーダ

スイカだってジュースになっても不思議ではないのですが、
なぜか炭酸飲料になる機会があまりなかったりもしますね!

むしろスイカソーダが出るとややキワモノぽく思えたりもします!
以前には友桝飲料のスイカサイダーを紹介したことがありましたね!

このスイカソーダもジュースの色は透明です!
スイカっぽい赤や緑の色は特についてはいないです!(=゚ω゚)

さて、味は友桝飲料のものとけっこう似てはいますね!
比較的メロンに近いのですが、スイカらしい水っぽさと
その独特の香りがふんわりと漂ってくる感じです!

スイカはもともと味がものすごく強いものではないので、
それほど強く個性が立っているというわけではないです!
でもふんわりと漂ってくる風味はなかなかおいしく、
ほどよくフルーティーですっきりとした良さがあります!

スイカ風味の強さでは友桝飲料のものよりも強いので、
飲んだときの満足感は思っていたよりも高かったですね!(*゚◇゚)

もともとスイカの風味はメロンとそこそこ近いので、
メロン風味のサイダーが好きな人ならいける味ですね!(゚x/)モキュキュ

らーめんむさし とんこつパイタン

らーめんむさしという関西中心に店舗展開している
ラーメンチェーンのお店へと行ってきました!

ここは今まで一度も来たことがなかったのですよね!

びっくりしたのは思っていた以上に客が多かったことです!
まさか並ばないといけないとは思っていませんでした;

さて、まず目についたここのお店の大きな特徴は
扱われているラーメンの種類がいやに多いことです!

また、他のラーメン店では扱っているものが多くても、
どれがメインのメニューなのかはある程度はっきりしています!
でもここの場合はどれがメインなのかよくわからないのですね!
そしてそれはおそらく意図的にそうしてるのだろうと思います!(*゚ー゚)

さて、一応「げんこつおやじ」と書いてあることもあって、
とりあえず「とんこつパイタン」を注文することにしました!

らーめんむさし とんこつパイタン

大阪のとんこつラーメンというとあっさりとんこつがメインで、
あまりクリーミーさを強調しないものが多かったりします!

でもこれはスープの色からしてかなり白さが強く、
クリーミーなとんこつスープを強く連想させます!
そのあたりは実のところけっこう好みに合うのです!

そのスープを口へと運んでみると、たしかにクリーミーです!
であると同時に炒め野菜の風味がそれをやわらげていて、
クリーミーではあるけど後味がずいぶんさっぱりしています!

そして麺はとんこつラーメンらしい細麺が使われています!
でも、九州ラーメンで使われる細麺とはちょっと違ってますね!
ストレートなのは同じなのですが、九州とんこつ独特の
加水の少ないややぼそっとした食感がほとんどないのです!

端的に言えば、普通のラーメンに使われるタイプの麺を
極細ストレートにしたような食感といった感じのものです!

具のチャーシューはごく普通で、味玉もそこそこいけました!
あと炒め野菜ということで白菜の炒めたものも入っています!

とりあえずこのラーメンを食べて強く感じたことは、
「くせのある部分を意図的に消してる」点でした!

自分としては炒め野菜の風味でさっぱりさせるよりも、
香味油でよりくせを強めたような仕上がりだったなら、
これ以上に自分の好みに合ったものになっていたでしょう!

でもここのお店がそういった方向性に持っていかなかったのは、
何度か指摘してるように「わざと」なんだと解釈しています!

どうもここのお店は完全にファミリー客狙いなのですよね!(゚◇゚)

自分が行ったときにもお客さんの9割以上はファミリーで、
カウンター席は5席しかないにもかかわらず客がゼロでした!
でもテーブル席に関してはほぼ完全に埋まっている状態です!

だからここのお店が目指しているものは、
「ファミリーで気軽に入ってそれぞれ好きなタイプのラーメンを選べて、
 しかもどれも好き嫌いが分かれるようなくせが弱めて、
 しかもちょっぴり本格的な感じもちゃんと入っている」
といったラーメンなのでしょう!

たしかにここのラーメンは味の個性が弱いです!
チェーン展開されているようなラーメン店であっても、
ほとんどの店は「ここはこんな味」といった個性があります!

その個性はそのお店の持つ色を明確にする一方で、
その「くせ」は好き嫌いを分ける要因にもなります!

逆にここのお店はあえて味の個性を一定程度殺すことで、
万人受けできる丸みを持った味を狙って作っているのでしょう!

クリーミーなとんこつスープをあえて炒め野菜でさっぱりさせたり、
ストレートの極細麺なのにあえて普通の麺の食感だったりするのも、
狙って平均的なところに落とし込んでる感じがひしひしとしてきます!

このスタイルはある意味では新世代のファミリー向けラーメン店、
というふうに評価することができるのかもしれません!(=゚ω゚)

もちろんそれは自分のようなややマニアックなラーメン好きが
ふらっと立ち寄るには向いてないということでもあるのですが;

でもこういうスタイルの経営もアリなんだろうなぁと、
別の意味で感心させられてしまったお店でもありましたね!(゚x/)モキューン

長浜らーめん ごん太

お店の名前は「ごんた」であって「ごんぶと」ではないです!(=゚ω゚)

さて、南大阪でけっこう有名なとんこつラーメンのお店です!
ということで、ちょっと苦労しながらそこまで行ってきました!

お店の外観は最近のラーメン屋みたいに洗練されてはおらず、
チェーン店のように大きな店舗をかまえているわけでもなく、
ほんと昔ながらのラーメン屋みたいなこじんまりした感じでした!

ぱっと見ただけだと、有名なラーメン店だとはわからないでしょうね!

長浜らーめん ごん太

今回はチャーシュー麺の大盛を頼んでみました!

最近は図に乗って量が多めのメニューを頼んでしまっては
最後のほうで辛くなってきて後悔するパターンが続いております;

今回もそうなりましたが、図に乗るくせは直さんといけないですね(´・ω・)

さて、「長浜らーめん」という名前でやっているだけあって、
スープは非常にストレートな九州とんこつスープの色ですね!

なので、味もけっこうすっきりとした感じかなと思っていると、
意外にもそのとんこつの風味が実に濃厚だったのですよね!

濃厚度でいうと、普通の九州とんこつラーメンの持つ風味を
無鉄砲の超濃厚とんこつへやや近づけたような味でした!

それだけの濃厚さを持っているととんこつの持つ
くせもちょっとスープに出てきてはいるのですが、
それを補って余りある旨味がスープに出ていますね!

麺はもちろん九州とんこつらしいストレートの細麺です!
やはり長浜ラーメンはこの細麺じゃないとだめですね!(*゚ー゚)

ちなみに九州とんこつのお店は普通は大盛はできなくて、
替え玉のシステムのみをとっているところが多いですが、
このお店の場合はどちらで注文することも可能です!

さて、チャーシューはやや薄切りで細かくしたものです!
味もけっこうしっかりと入ってはいるのですが、
特筆すべきものがあるほどのものではないですね!

ただ、このお店のポイントは何といってもこの濃厚スープなので、
他の具に関してはそれほど気にする必要もないかと思いました!

ちなみに紅しょうが・辛子高菜・フライドガーリックなどの
トッピングが卓上にあるので自由にいれることができます!
フライドガーリックとの相性が意外に良かったですかね!

けっこう重めのスープなので大盛は避けたほうがよさげですね!
ノーマルで頼んでさくっと完食するのが気持ちよさそうです!

ところで店内に新世界のジャンジャン横丁に支店が出たと書いてました!

そっちのほうが明らかに行きやすいので、次からはそっちにします!(゚x/)モキュキュッ

煮干しらーめん玉五郎

大阪のミナミを中心に5つの店舗を持っているラーメン屋さんです!
チェーン店というわけではなく、支店が増えてる形なのでしょう!

今回は黒門市場のすぐ近くにある2代目(2号店)に行ったのですが、
あまりに目立たない外観のため見つけるのに時間がかかりました;

煮干しらーめん玉五郎

これは卵やチャーシューが増量される特製ラーメンです!
具はチャーシュー、メンマ、味玉、のり、ナルトとオーソドックスです!

具だけを見ると昔ながらのラーメン屋という感じもします!
味玉は現代風の中がほどよくやわらかいものですが、
チャーシューは厚めでやや歯ごたえのあるタイプですね!
でも味も染みているのでこれはこれでなかなかいけます!(=゚ω゚)

このお店のラーメンのポイントは何といってもスープですね!

豚骨+(煮干しなどの)魚介というスタイルは定着しつつありますが、
その旨さをいいバランスで味わわせてくれる店は意外に少ないです!

ここのお店は名前のとおり煮干しを効かせたスープですが、
ほどよくコクのあるとんこつスープとのバランスがよく、
口に広がる煮干しの旨味をとんこつのまろやかさで包み込み、
非常にいい感じで旨味とコクのハーモニーを奏でてくれます!

いかにもずば抜けたパンチの効いた味ではないのですが、
しっかりと整ったスープを楽しませてくれるラーメンです!
見た目はやや重そうですが、実際にはそんなことはありません!
なので、誰でも安心して食べられる味であると同時に、
通の人も納得させられるラーメンと言えそうですね!(*゚ー゚)

さて、麺は軽く縮れた中太のぷりっとした食感の麺ですね!
スープとの相性も良く、この麺もなかなかおいしいです!

とんこつ+煮干し・魚介の良さを知るのにも向いてると思います!(゚x/)モキュキュッ

今日の一枚 (9/2~9/8)

9/2
Joanna Newsom "The Milk-Eyed Mender" (2004-1st)
[Folk / Acid Folk / Baroque Pop]

今年リリースされたJoanna Newsomの3rdを手に入れたので、
ひさしぶりに1stから聴き直してみようと思って聴きました。
2ndの大作志向に対して、こちらはコンパクトな作りで、
ほとんどの曲が彼女のハープの弾き語りになっています。。
2ndが壮大な世界を描き出した感があるのに対して、
こちらは素朴で西洋的なファンタジーを強く感じます。
ヨーロッパの高地の草原を駆ける少女といった感じで。

2ndから先に聴いたので当時はこの作品での彼女の
いやに子どもっぽい声に戸惑ったりもしましたが、
今聴くとそれがこの作品の醸し出す空気と合っていますね。

9/3
Joanna Newsom "Ys" (2006-2nd)
Joanna Newsom "Joanna Newsom and the Ys Street Band" (2007-1stEP)
[Folk / Acid Folk / Baroque Pop]

2ndではオーケストラなども大幅に導入され、
また10分近い長尺の5曲のみで構成されているとあって、
1stとは比較にならないほどの大作志向となっています。
長尺の曲が多いことで、曲単位でのわかりやすさはやや減りましたが、
アルバム全体を通して聴く中で引き込まれる力はかなりのものです。

1stが少女の描くメルヘンチックな世界であったとしたら、
こちらはファンタジックな物語をストーリーテラーとして
音楽を通じてそこに描き出すような壮大さが強く感じられます。
また1stに比べて声が大人っぽくなったことも、
この2ndの世界を表現するうえでプラスになっています。

アルバムタイトルが"Ys"ということもあって、
どうしてもゲームのイースを思い出してしまいます。
実際はフランスにあったとされる架空の都市のことで、
ゲームのイースがそれをモチーフにしているのですが。

また本作ではあのアルビニが録音を務めていますが、
アルビニらしい輪郭のはっきりしたサウンドによって、
彼女のハープの存在感もしっかりと生きています。

楽曲としてはやはり最終曲の"Cosmia"が光ります。
後半にかけて物語がクライマックスを迎えていく
その流れが秀逸というほかありません。
ヴァン・ダイク・パークスのアレンジも光っています。
7分の曲ですが全く飽きさせずに聴かせてくれます。

EPは1st・2ndそれぞれの最終曲と新曲の計3曲が入っています。
それぞれYsのツアーのバンド形式で演奏されています。

既発の曲の新しいバージョンもなかなかいいですが、
なんといっても新曲の"Colleen"が素晴らしいですね。
バンド形式での録音ということもあって、
これまでよりも生っぽい感触が強いですね。
こういった躍動感は他の曲にはあまりないものでした。

1stの曲も2nd以降の大人っぽい声になっていますが、
これは1st当時の子どもっぽい声のほうが合いますね。

9/5
Joanna Newsom "Have One on Me" (2010-3rd)
[Folk / Acid Folk]

3枚組でリリースされたJoanna Newsomの最新作です。

これまでの作品の延長線上にはありますが、
さらに多くの要素を新たに取り入れた感があります。
特にドラムが入ったのはこの作品の大きな変化ですね。

音楽的には1stよりも2ndに近いものではありますが、
2ndほど完全にコンセプチュアルな世界を作っていく
というような荘厳な雰囲気は強くはないですね。

でもトータルとして見れば2ndに近くはあるので、
2ndが好きな人ならこの作品も気に入ると思います。

一部の曲では歌い方にも変化が出てきたりもして、
ダイナミックな印象もこれまでより強まっています。
最初に聴いたときはそこにちょっと驚いたのですが、
日を置いて聴いてみるとそれが逆に映えて聞こえました。
そういう意味では上手く新境地を切り開いたとも言えます。

何より3枚組でたっぷり聴けるのがうれしかったりもします。

9/8
The Hollies "Evolution" (1967.6-6th)
The Hollies "Butterfly" (1967.10-7th)
[Psychedelic Rock / Psychedelic Pop]

主に60年代に活躍したイギリスのロックバンドです。
そのバンドが1967年というサイケブームの時代に出した
2枚の作品がこの"Evolution"と"Butterfly"になります。

ファンからの評価はあまり良くなかったようですが、
作品のクオリティはかなり高いと言っていいです。
このあたりはThe Beach Boysのサイケ期に通じるものがあります。

音楽的にはThe BeatlesやThe Beach Boysにやや近く、
これらのサウンドが好きな人なら気に入るでしょう。
ただこの2バンドの作品ほど作りこまれてはおらず、
どことなく粗さがあるのも当時のガレージ系の
サイケバンドと通じるものもあったりします。

6thは"Have You Ever Loved Somebody"をはじめ、
サイケデリックな佳曲がたくさんつまっています。

7thは6thと比べるとトータルアルバムとしての色合いが強く、
音楽的にも"Sgt.~"を思わせるファンタジックな
サイケデリアをより強く感じさせてくれます。
"Away Away Away"はなんだかくせになる曲ですね。

楽曲単位で見ると6th、アルバム全体で見ると7th、
というようにそれぞれいい良さを持っていますね。


今回のYoutubeはそのThe Holliesから選びました。

どうもサイケ期のThe Holliesからはシングルは
"Dear Eloise"の1曲しか出されていないようですね。
でも自分としてはいやにくせになってしまう
"Away Away Away"を選ばさせてもらいました。

わかりやすさとしてはシングルになった"Dear Eloise"や、
"Have You Ever Loved Somebody"のほうなのですけどもね。
(曲名をクリックすると該当するYoutubeの動画に飛びます)

The BeatlesやThe Beach Boysによるサイケサウンドの
影響下にあるのですが、これもまた極上のサイケですよ。
春の暖かい日に芝生の上に転んで聴きたくなる曲です。
シンプルなんだけど、惹きつけて離さない力がありますね。

The Hollies "Away Away Away" (1967) [Psychedelic Rock / Psychedelic Pop]

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