麺哲支店 麺野郎 肉つけ麺
再び大阪空港近くにある「麺哲支店 麺野郎」に行ってきました!
5月の初訪問でその麺のクオリティの高さにいたく感激しましたからね!(`・ω・´)
この日は台風がかなり近づいていたことで魚の入荷がなく、
それゆえに鮨や魚系の料理についてはお休みになってました!
でもって、この日は9月中旬ながらかなり涼しかったのですよね!
もう少し暑い日だったら限定で出ていた冷やしを狙ったのですが、
さすがに冷やしを食べたくなるような気温ではなかったことで、
基本のメニューであるつけ麺の肉増しバージョンを注文しました!

おっ、つけ汁はちょっと白濁させたタイプになってるのですね!
「麺哲」というと、基本的に清湯系が多いという印象なので、
つけ汁をやや白湯寄りのスープにしているのは少々意外でした!
まずはつけ汁ですが・・・おっ、予想通り動物系のコクがグッと来ますね!(●・ω・)
まず前面に出てくるのはつけ汁の表面に浮いている油脂系ですね!
こちらのつけ汁は名古屋コーチンのガラなどを使ってるはずなので、
表面を覆っている油脂も基本的には名古屋コーチンの鶏油でメインで、
そこに具材のチャーシューから出る油脂が合わさってるのでしょう!
この油脂が非常に風味が良く、ネガティブなクセが皆無なのですよね!
フレッシュな動物系油脂の旨さが非常にダイレクトに伝わってきます!
このどしっとした力強さと上品さの融合がまさに「麺哲」らしいですね!
そしてベースとなっているスープもしっかりとした強さがあります!
やはりラーメンなどで見られる清湯系のスープとは少々違って、
白湯系らしいコクが宿っているというのが大きな特徴ですね!
これまでは「麺哲」=ほぼ清湯系というイメージが強かっただけに、
こうした組み立てのスープも作ってくるんだなぁと感じもしましたね!
ただ、そうした動物系だけに終わらないのがこちららしいのですよね!
しっかりと重ねられた節系の旨味もさることながら、何より昆布が強いです!(=゚ω゚)
食べ進めるうちに表面の油脂は減ってきて後ろに下がってきますが、
そのとき油脂に変わって前面へと出てくるのが昆布なのですよね!
「麺哲」はもともと昆布を効果的に使ってくるお店でもありますが、
やや白湯寄りのスープ+強い昆布という組み合わせは非常に面白く、
食べ進める中で主役が変わってくる様も惹かれるものがありましたね!
食べ始めはどっしりしながらも、だんだんと昆布が前に出るので、
食べ終わる頃にはさっぱりと食べ切ることができますからね!
そして麺ですが・・・やはりこちらの麺は図抜けたものがありますね!(*・ω・)
自分がつけ麺の麺に対して持っていてほしいと思うような要素が
全て入っているというか、表面のつるみから来るすすり心地の良さ、
見た目の瑞々しさと艶やかさ、噛んだときの絶妙な押し返しと弾力、
そして麺そのものの風味と、そのどれを取ってもスキがないですね!
「麺哲」系の麺はどちらのお店で食べてもその麺の質は高いですが、
それでもこちらの麺のするする入る感覚は一枚上を行ってますね!
ほんと勢いよく入るので、麺量に比べて早く食べられてしまいますし!
このあたりは何よりも麺にこだわるこちらのお店らしいと言えますね!
でもって、「麺哲」の麺はつけ麺になるとより映えるのですよね!(*゚ー゚)
ラーメンと比べても、素直に麺を主役に持って行きやすいですし、
それだけに麺の旨さが全体の旨さへときれいに反映されますからね!

そしてつけ汁の具材ですが、チャーシューがゴロゴロと入ってます!(*゚◇゚)
「肉つけ麺」なので、チャーシューが多いのは普通ではありますが、
「けっこう多い」とかいうレベルではなく、どさっと入っています!
肉と麺を同じぐらいのバランスで食べる必要があるほどですし!
見ての通り、チャーシューはスライスしたタイプのものと、
ブロック状にざっくりとカットされたものが入っています!
どちらも歯ごたえがけっこうしっかりしたチャーシューですが、
肉の旨味は十分に生きていて、さらにつけ汁とのなじみが良く、
じっくりと噛むことでより味わいの増すものとなっています!
こちらの「肉つけ麺」はノーマルのつけ麺より300円高いですが、
入っている肉の分量を考えるとその価値は十分にありますね!
ちなみにつけ麺向けのトッピングに鶏肉系も用意されてるので、
ノーマルのつけ麺にそちらを合わせるという手もありますね!
そうするとその分だけつけ汁の鶏のコクが増すでしょうし、
この「肉つけ麺」とはまた少し違った個性が出るでしょうね!
この日は魚の入荷がなかったので、つけ麺だけにしましたが、
また次に訪問するときは魚もいろいろと食べてみたいですね!
こちらの魚の良さは前回訪問時に食べた鮨で体感していますし!
鶏と昆布の旨さ、そして何より麺の旨さが楽しめる一杯でした!(゚x/)モキキュッ
[メニュー]


お店の住所と地図 大阪府池田市豊島南1-10-3 上田ビル1F
【関連記事】
・麺哲支店 麺野郎 肉つけ麺
・麺哲支店 麺野郎 徳島椿泊産鱧と煮若布の塩つけ麺
5月の初訪問でその麺のクオリティの高さにいたく感激しましたからね!(`・ω・´)
この日は台風がかなり近づいていたことで魚の入荷がなく、
それゆえに鮨や魚系の料理についてはお休みになってました!
でもって、この日は9月中旬ながらかなり涼しかったのですよね!
もう少し暑い日だったら限定で出ていた冷やしを狙ったのですが、
さすがに冷やしを食べたくなるような気温ではなかったことで、
基本のメニューであるつけ麺の肉増しバージョンを注文しました!

おっ、つけ汁はちょっと白濁させたタイプになってるのですね!
「麺哲」というと、基本的に清湯系が多いという印象なので、
つけ汁をやや白湯寄りのスープにしているのは少々意外でした!
まずはつけ汁ですが・・・おっ、予想通り動物系のコクがグッと来ますね!(●・ω・)
まず前面に出てくるのはつけ汁の表面に浮いている油脂系ですね!
こちらのつけ汁は名古屋コーチンのガラなどを使ってるはずなので、
表面を覆っている油脂も基本的には名古屋コーチンの鶏油でメインで、
そこに具材のチャーシューから出る油脂が合わさってるのでしょう!
この油脂が非常に風味が良く、ネガティブなクセが皆無なのですよね!
フレッシュな動物系油脂の旨さが非常にダイレクトに伝わってきます!
このどしっとした力強さと上品さの融合がまさに「麺哲」らしいですね!
そしてベースとなっているスープもしっかりとした強さがあります!
やはりラーメンなどで見られる清湯系のスープとは少々違って、
白湯系らしいコクが宿っているというのが大きな特徴ですね!
これまでは「麺哲」=ほぼ清湯系というイメージが強かっただけに、
こうした組み立てのスープも作ってくるんだなぁと感じもしましたね!
ただ、そうした動物系だけに終わらないのがこちららしいのですよね!
しっかりと重ねられた節系の旨味もさることながら、何より昆布が強いです!(=゚ω゚)
食べ進めるうちに表面の油脂は減ってきて後ろに下がってきますが、
そのとき油脂に変わって前面へと出てくるのが昆布なのですよね!
「麺哲」はもともと昆布を効果的に使ってくるお店でもありますが、
やや白湯寄りのスープ+強い昆布という組み合わせは非常に面白く、
食べ進める中で主役が変わってくる様も惹かれるものがありましたね!
食べ始めはどっしりしながらも、だんだんと昆布が前に出るので、
食べ終わる頃にはさっぱりと食べ切ることができますからね!
そして麺ですが・・・やはりこちらの麺は図抜けたものがありますね!(*・ω・)
自分がつけ麺の麺に対して持っていてほしいと思うような要素が
全て入っているというか、表面のつるみから来るすすり心地の良さ、
見た目の瑞々しさと艶やかさ、噛んだときの絶妙な押し返しと弾力、
そして麺そのものの風味と、そのどれを取ってもスキがないですね!
「麺哲」系の麺はどちらのお店で食べてもその麺の質は高いですが、
それでもこちらの麺のするする入る感覚は一枚上を行ってますね!
ほんと勢いよく入るので、麺量に比べて早く食べられてしまいますし!
このあたりは何よりも麺にこだわるこちらのお店らしいと言えますね!
でもって、「麺哲」の麺はつけ麺になるとより映えるのですよね!(*゚ー゚)
ラーメンと比べても、素直に麺を主役に持って行きやすいですし、
それだけに麺の旨さが全体の旨さへときれいに反映されますからね!

そしてつけ汁の具材ですが、チャーシューがゴロゴロと入ってます!(*゚◇゚)
「肉つけ麺」なので、チャーシューが多いのは普通ではありますが、
「けっこう多い」とかいうレベルではなく、どさっと入っています!
肉と麺を同じぐらいのバランスで食べる必要があるほどですし!
見ての通り、チャーシューはスライスしたタイプのものと、
ブロック状にざっくりとカットされたものが入っています!
どちらも歯ごたえがけっこうしっかりしたチャーシューですが、
肉の旨味は十分に生きていて、さらにつけ汁とのなじみが良く、
じっくりと噛むことでより味わいの増すものとなっています!
こちらの「肉つけ麺」はノーマルのつけ麺より300円高いですが、
入っている肉の分量を考えるとその価値は十分にありますね!
ちなみにつけ麺向けのトッピングに鶏肉系も用意されてるので、
ノーマルのつけ麺にそちらを合わせるという手もありますね!
そうするとその分だけつけ汁の鶏のコクが増すでしょうし、
この「肉つけ麺」とはまた少し違った個性が出るでしょうね!
この日は魚の入荷がなかったので、つけ麺だけにしましたが、
また次に訪問するときは魚もいろいろと食べてみたいですね!
こちらの魚の良さは前回訪問時に食べた鮨で体感していますし!
鶏と昆布の旨さ、そして何より麺の旨さが楽しめる一杯でした!(゚x/)モキキュッ
[メニュー]


お店の住所と地図 大阪府池田市豊島南1-10-3 上田ビル1F
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・麺哲支店 麺野郎 肉つけ麺
・麺哲支店 麺野郎 徳島椿泊産鱧と煮若布の塩つけ麺
麺哲支店 麺野郎 徳島椿泊産鱧と煮若布の塩つけ麺
池田市にある「麺哲支店 麺野郎」へと初訪問してきました!(`・ω・´)
このお店は以前から、いつかは行きたいとずっと思ってたのですよね!
何せ大阪における自家製麺のパイオニア的な存在でもある「麺哲」の
つけ麺メインのお店であり、「麺哲」の庄司店主自身が厨房に立つという
そうしたお店であるだけに一種の憧れに近いものを持ってましたからね!
自分が最も頻繁に訪問する「綿麺」の店主さんに製麺を教えたのもまた、
「麺哲」の庄司さんですし、そういう意味でも一人のラーメン好きとして、
行かないままでいるわけにはいかない、そうしたお店でもありましたからね!
しかも麺に対するこだわりをとにかく強く持っている「麺哲」が、
麺の旨さをダイレクトに味わえるつけ麺を展開しているわけですから、
これを実際に食べると食べないとでも大きな違いがありますしね!
とはいえ、こちらのお店は駅から遠いので電車に行くのは極めて難しく、
また伊丹空港のすぐそばですから距離的にもかなり遠くなってしまい、
これまでは行きたくても行けないという状況が続いていたのですよね!
それが今回は友人からの提案もあり、ついに訪問が実現できたわけです!
お店に入って席に座るとちょうど目の前に庄司店主がいるところで、
一人で勝手に「おぉ、庄司さんだ!」と緊張してしまってましたが!笑
初訪問ということでまずは基本のつけ麺からいくべきなのですが、
こちらのお店は旬の魚を使った創作的なつけ麺もまた魅力的で、
張り出しメニューに載っていた鱧のつけ麺がどうしても気になって、
初訪問でありながら思い切ってそちらのほうを注文してみました!

手前に見えている梅肉は鱧を食べる際につけるためのものですね!
まずは麺ですが・・・いやぁ、これほどの麺はそうそうないですね!(●・ω・)
麺哲系列のつけ麺の麺は「坊也哲」で何度か味わっていますが、
こちらの麺はそれをさらに一段階上回る旨さを感じますね!
表面の艶やかさとつるりとした質感、噛んだときの弾力とコシ、
そして麺の持っている風味と、どこにもスキを感じさせません!
「麺哲」系の麺って、ほんと麺の密度感が他とは違うのですよね!
麺を構成する小麦がキュッと詰まっている感じがものすごく強く、
麺の中が麺の構成要素と水だけで100%満たされている感があります!
つけ麺の麺は歯に触れた瞬間にある種の壁を感じるものも多いですが、
こちらの麺はそうではなく、まず触れたときからしなやかな質感があり、
噛むと高い密度感と中華麺の持つコシが交わるような押し返しを見せ、
噛み切る瞬間は硬さとは違う、麺がプリッと弾ける感覚がやってきます!
噛み切る際にしなやかさがなく、ただブリッと切れる麺とは明確に違い、
麺の押し返しの心地よさと噛み切るときの弾力の楽しさが同居していて、
なおかつ密度感が高いので麺からスカスカとした感触を一切感じない、
つけ麺の麺として自分が理想と思えるほどのものがここにはありますね!
そしてこの麺でもう一つ欠かすことができないのが表面のつるみですね!(*゚◇゚)
つけ麺はラーメン以上にすすって食べてこそ旨いものなのですが、
こちらのお店の麺はとにかくすすり心地の良さが凄いのですよね!
つるみがあるので、すすったときに勢いよく口に運べますし、
それと同時に麺同士が絡みにくくなる効果も生んでるのですね!
「坊也哲」で食べるときもそうしたことはつねづね感じてましたが、
こちらのお店で食べることで、麺そのものが持っている様々な特徴と
すすり心地や食感という体感的なものが頭の中できれいに繋がりましたね!
今回は麺量を300gで注文したのですが、300gという量の麺を
これほどまでに少なく感じてしまったのは今回が初めてでした!
要するにそれだけするすると入っていってしまったわけですよね!
「しまった、400gにしておけばよかった」とすぐ後悔しましたし!

つけ汁は鶏ベースに昆布と節系のだし、そして塩ダレを合わせたものですね!
この基本の組み立てに関しては非常にシンプルなものなのですが、
むしろここに具材である鱧と煮わかめから出る風味こそが主役です!(=゚ω゚)
このつけ汁を味わったときにまず最初に感じたことは、
「わかめってこんなにいい風味が出るのか」という点でしたね!
わかめって基本的にあまり煮込まずに食感を残すことが多いので、
こうして煮ることで風味を引き出すのってけっこう珍しいですね!
また煮ることで食感はしんなりとやわらかくなってるので、
それを少し麺に絡めながら食べるとより風味が広がります!
そしてもう一つの主役である鱧から出ている旨味がいいですね!(*゚ー゚)
あえてシンプルな塩系のつけ汁だからこそ鱧の持っている
そのしっとりとした旨味が前面に感じられることができて、
普通の塩つけ麺にはない滋味深い旨さが感じられましたね!
またこちらのお店ではつけ麺の食べ方指南が載っていますが、
その中でつけ汁の塩分を少し濃いめにしている点に触れています!
これは後半になるにつれて麺とつけ汁のなじみが悪くなるので、
そうなっても麺をつけ汁につける際の深さを調整さえすれば、
美味しく食べられるようにと考えられた構成なのだそうです!
なので、前半はやや浅めに麺をつけ汁につけるようにして食べ、
後半になるにつれて徐々に深くしていくといいとのことです!
ちなみにこの鱧のつけ汁のスープ割りは昆布だしでしたね!
スープ割りが昆布だしというのはかなり珍しく思いますが、
この昆布だしが非常に上手くひかれていて旨味が深くて、
鱧との相性がすこぶる良く、いいスープ割りになってましたね!
具材は鱧に煮わかめ、豚チャーシュー、メンマ、ねぎが入ってます!
豚チャーシューはなかなかの厚切りでゴロゴロ入っていて、
豚の赤身の持っている旨さをじっくり堪能できるものですね!
特につけ汁の旨味となじんでいるのがたまらないですね!
そして具材の主役は何と言っても鱧と言っていいでしょう!(*・ω・)
徳島県の椿泊産の鱧で、とにかくその肉厚さが素晴らしいです!
鱧というと、どうしても肉は比較的薄いというイメージがありますが、
これは厚みがあり、鱧の持っている旨味もギュッと詰まっています!
やはりいつも旬の質の高い魚を仕入れているだけのことはありますね!

今回は300gということで、もっと食べられそうだったので、
鮨(ネタはお任せのみ)を2皿(4貫)頼むことにしました!
魚にこだわっているお店だからその質には安心感がありますし、
何より庄司さんの握る鮨を食べたいという思いもありましたからね!
ということで、アジ(左)とカンパチ(右)の鮨が提供されました!
まずはアジですが・・・いやぁ、このアジは旨いですねぇ!(●・ω・)
回転寿司などの青魚はどれもクセがあってイマイチですが、
質のいい青魚はほんと他の魚以上の旨さがあるのですよね!
肉厚でクセがなく、噛んだときはスッとほどけていく、
それでいてアジの旨さがあり生姜がさっぱりと締める、
この味わいなら2貫300円でも十分安いと言えますね!
少なくとも「ラーメン屋さんの鮨」のイメージではないです!
庄司店主はもともと和食の道を通ってきた人ですから、
魚料理のプロの技術も楽しめる店でもあるのですよね!
そしてカンパチですが・・・これはちょっと驚きましたね!(*・ω・)
食べた瞬間はトッピングの大根+にんにくのおろしの
効果などもあっていくぶんさっぱりとした口当たり、
それが時間が経つと甘い脂のコクが余韻を残すように
広がってきてそのまろやかさに包み込まれるのですよね!
しかもそのクセのなさといい、
「カンパチってこんなにおいしい魚だったっけ」
と思わせられてしまう力がありましたね!
やはりその魚の持っている魅力を知ろうとするなら、
いい魚をいい調理法でいただかないとダメなのですね!
そうした魚料理に対する触れ方も勉強できた思いでしたね!
いくら訪問までの距離のハードルが高いとは言っても、
これはもう1回だけの訪問で満足してはいけないでしょう!
やはり基本の「肉つけ麺」は狙っておきたいですし、
単品系のメニューもそそられるものが多いのですよね!
なおかつ創作系の塩つけ麺にも興味津々だったりするので、
毎月は無理でも数ヶ月に1回ぐらいは通いたいところですね!
麺のクオリティはもちろん、つけ汁もサイドメニューも大満足で、
ここを知らずにつけ麺は語れないと、そう思わせてくれるお店でした!(゚x/)モキニュニュニュッ
[メニュー]



お店の住所と地図 大阪府池田市豊島南1-10-3 上田ビル1F
このお店は以前から、いつかは行きたいとずっと思ってたのですよね!
何せ大阪における自家製麺のパイオニア的な存在でもある「麺哲」の
つけ麺メインのお店であり、「麺哲」の庄司店主自身が厨房に立つという
そうしたお店であるだけに一種の憧れに近いものを持ってましたからね!
自分が最も頻繁に訪問する「綿麺」の店主さんに製麺を教えたのもまた、
「麺哲」の庄司さんですし、そういう意味でも一人のラーメン好きとして、
行かないままでいるわけにはいかない、そうしたお店でもありましたからね!
しかも麺に対するこだわりをとにかく強く持っている「麺哲」が、
麺の旨さをダイレクトに味わえるつけ麺を展開しているわけですから、
これを実際に食べると食べないとでも大きな違いがありますしね!
とはいえ、こちらのお店は駅から遠いので電車に行くのは極めて難しく、
また伊丹空港のすぐそばですから距離的にもかなり遠くなってしまい、
これまでは行きたくても行けないという状況が続いていたのですよね!
それが今回は友人からの提案もあり、ついに訪問が実現できたわけです!
お店に入って席に座るとちょうど目の前に庄司店主がいるところで、
一人で勝手に「おぉ、庄司さんだ!」と緊張してしまってましたが!笑
初訪問ということでまずは基本のつけ麺からいくべきなのですが、
こちらのお店は旬の魚を使った創作的なつけ麺もまた魅力的で、
張り出しメニューに載っていた鱧のつけ麺がどうしても気になって、
初訪問でありながら思い切ってそちらのほうを注文してみました!

手前に見えている梅肉は鱧を食べる際につけるためのものですね!
まずは麺ですが・・・いやぁ、これほどの麺はそうそうないですね!(●・ω・)
麺哲系列のつけ麺の麺は「坊也哲」で何度か味わっていますが、
こちらの麺はそれをさらに一段階上回る旨さを感じますね!
表面の艶やかさとつるりとした質感、噛んだときの弾力とコシ、
そして麺の持っている風味と、どこにもスキを感じさせません!
「麺哲」系の麺って、ほんと麺の密度感が他とは違うのですよね!
麺を構成する小麦がキュッと詰まっている感じがものすごく強く、
麺の中が麺の構成要素と水だけで100%満たされている感があります!
つけ麺の麺は歯に触れた瞬間にある種の壁を感じるものも多いですが、
こちらの麺はそうではなく、まず触れたときからしなやかな質感があり、
噛むと高い密度感と中華麺の持つコシが交わるような押し返しを見せ、
噛み切る瞬間は硬さとは違う、麺がプリッと弾ける感覚がやってきます!
噛み切る際にしなやかさがなく、ただブリッと切れる麺とは明確に違い、
麺の押し返しの心地よさと噛み切るときの弾力の楽しさが同居していて、
なおかつ密度感が高いので麺からスカスカとした感触を一切感じない、
つけ麺の麺として自分が理想と思えるほどのものがここにはありますね!
そしてこの麺でもう一つ欠かすことができないのが表面のつるみですね!(*゚◇゚)
つけ麺はラーメン以上にすすって食べてこそ旨いものなのですが、
こちらのお店の麺はとにかくすすり心地の良さが凄いのですよね!
つるみがあるので、すすったときに勢いよく口に運べますし、
それと同時に麺同士が絡みにくくなる効果も生んでるのですね!
「坊也哲」で食べるときもそうしたことはつねづね感じてましたが、
こちらのお店で食べることで、麺そのものが持っている様々な特徴と
すすり心地や食感という体感的なものが頭の中できれいに繋がりましたね!
今回は麺量を300gで注文したのですが、300gという量の麺を
これほどまでに少なく感じてしまったのは今回が初めてでした!
要するにそれだけするすると入っていってしまったわけですよね!
「しまった、400gにしておけばよかった」とすぐ後悔しましたし!

つけ汁は鶏ベースに昆布と節系のだし、そして塩ダレを合わせたものですね!
この基本の組み立てに関しては非常にシンプルなものなのですが、
むしろここに具材である鱧と煮わかめから出る風味こそが主役です!(=゚ω゚)
このつけ汁を味わったときにまず最初に感じたことは、
「わかめってこんなにいい風味が出るのか」という点でしたね!
わかめって基本的にあまり煮込まずに食感を残すことが多いので、
こうして煮ることで風味を引き出すのってけっこう珍しいですね!
また煮ることで食感はしんなりとやわらかくなってるので、
それを少し麺に絡めながら食べるとより風味が広がります!
そしてもう一つの主役である鱧から出ている旨味がいいですね!(*゚ー゚)
あえてシンプルな塩系のつけ汁だからこそ鱧の持っている
そのしっとりとした旨味が前面に感じられることができて、
普通の塩つけ麺にはない滋味深い旨さが感じられましたね!
またこちらのお店ではつけ麺の食べ方指南が載っていますが、
その中でつけ汁の塩分を少し濃いめにしている点に触れています!
これは後半になるにつれて麺とつけ汁のなじみが悪くなるので、
そうなっても麺をつけ汁につける際の深さを調整さえすれば、
美味しく食べられるようにと考えられた構成なのだそうです!
なので、前半はやや浅めに麺をつけ汁につけるようにして食べ、
後半になるにつれて徐々に深くしていくといいとのことです!
ちなみにこの鱧のつけ汁のスープ割りは昆布だしでしたね!
スープ割りが昆布だしというのはかなり珍しく思いますが、
この昆布だしが非常に上手くひかれていて旨味が深くて、
鱧との相性がすこぶる良く、いいスープ割りになってましたね!
具材は鱧に煮わかめ、豚チャーシュー、メンマ、ねぎが入ってます!
豚チャーシューはなかなかの厚切りでゴロゴロ入っていて、
豚の赤身の持っている旨さをじっくり堪能できるものですね!
特につけ汁の旨味となじんでいるのがたまらないですね!
そして具材の主役は何と言っても鱧と言っていいでしょう!(*・ω・)
徳島県の椿泊産の鱧で、とにかくその肉厚さが素晴らしいです!
鱧というと、どうしても肉は比較的薄いというイメージがありますが、
これは厚みがあり、鱧の持っている旨味もギュッと詰まっています!
やはりいつも旬の質の高い魚を仕入れているだけのことはありますね!

今回は300gということで、もっと食べられそうだったので、
鮨(ネタはお任せのみ)を2皿(4貫)頼むことにしました!
魚にこだわっているお店だからその質には安心感がありますし、
何より庄司さんの握る鮨を食べたいという思いもありましたからね!
ということで、アジ(左)とカンパチ(右)の鮨が提供されました!
まずはアジですが・・・いやぁ、このアジは旨いですねぇ!(●・ω・)
回転寿司などの青魚はどれもクセがあってイマイチですが、
質のいい青魚はほんと他の魚以上の旨さがあるのですよね!
肉厚でクセがなく、噛んだときはスッとほどけていく、
それでいてアジの旨さがあり生姜がさっぱりと締める、
この味わいなら2貫300円でも十分安いと言えますね!
少なくとも「ラーメン屋さんの鮨」のイメージではないです!
庄司店主はもともと和食の道を通ってきた人ですから、
魚料理のプロの技術も楽しめる店でもあるのですよね!
そしてカンパチですが・・・これはちょっと驚きましたね!(*・ω・)
食べた瞬間はトッピングの大根+にんにくのおろしの
効果などもあっていくぶんさっぱりとした口当たり、
それが時間が経つと甘い脂のコクが余韻を残すように
広がってきてそのまろやかさに包み込まれるのですよね!
しかもそのクセのなさといい、
「カンパチってこんなにおいしい魚だったっけ」
と思わせられてしまう力がありましたね!
やはりその魚の持っている魅力を知ろうとするなら、
いい魚をいい調理法でいただかないとダメなのですね!
そうした魚料理に対する触れ方も勉強できた思いでしたね!
いくら訪問までの距離のハードルが高いとは言っても、
これはもう1回だけの訪問で満足してはいけないでしょう!
やはり基本の「肉つけ麺」は狙っておきたいですし、
単品系のメニューもそそられるものが多いのですよね!
なおかつ創作系の塩つけ麺にも興味津々だったりするので、
毎月は無理でも数ヶ月に1回ぐらいは通いたいところですね!
麺のクオリティはもちろん、つけ汁もサイドメニューも大満足で、
ここを知らずにつけ麺は語れないと、そう思わせてくれるお店でした!(゚x/)モキニュニュニュッ
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